八丈島上陸【27】(2014/09/23)
そして一時間ほどで三宅島に入港。通常は島の東側の三池港に着岸するらしいのだが、今回は行きも帰りも西側の錆が浜港だった。
三宅島もまた交通手段が少ないのでかなりの人数が岸壁で並んでいる。
彼らが乗船すると船内はいくらかにぎやかになってきた。
行きの時は暗くてはっきりとは見えなかったが、今回は島のディティールがはっきりと見えている。森の中に立ち枯れになっている木が目立つ。すべて噴火の時のガスで枯れてしまったのだろう。
デッキにも人が繰り出してきて、紙テープを見送りの人との間につないだ。
一人の若者が、10人分くらいの紙テープを一手に引き受けて両腕に抱えて軽くパニックになっていた。
でも、なんだか楽しそうだった。
そして静かに出港。
八丈富士の山頂で会った人も話していたが、帰りの航路は伊豆大島を経由する。とすると、神津や式根、新島なども見ることが出来そうだ。
しかも普段はあまり見ることのできない島の東岸の様子が見られるかも知れない。
ということで、まずは三宅島近くの大野原島。
大野原島を過ぎると神津島が見えてくる。
神津島の上陸記はこちらから。
神津島を少し過ぎると、式根島、新島、利島の姿が見えてくる。この時、神津島も見えていたのだが、ICEはなぜかちゃんと繋いでくれなかったので、3島のみの登場。
真ん中に二つ並んでいるように見える島が新島だ。真ん中の低くなっているところは地続きになっている。
新島の上陸記はこちら。
カメラのズームを目いっぱいにすると、新島の南側にある白ママ断崖の様子が良く分かる。
この崖が羽伏浦に潤沢な砂を供給している。
少し暗くなってしまったが鵜渡根島(うどねじま)だ。
鵜渡根島は新島と利島の間にある無人島だが、かつては人が住んだこともあったらしい。
今ではもっぱら釣り人が立ち寄る島として知られている。
そして利島だ。
東側から見る利島は新島に行く時に見た景色をそのまま逆写しにしたようなシルエットになっている。
伊豆大島に立ち寄るために利島もだいぶ近い所を通ったので、割とはっきりとその姿をとらえることができた。
逆光で無ければもっとよかったのだが。。。
そして伊豆大島。
揺れる船の上から撮ったので、カメラのアングルが定まらず、若干波打ったパノラマ写真になってしまった。
伊豆大島の上陸記はこちらから。
伊豆大島を過ぎると、とうとう日没だ。
この先しばらく見る物もないので、竹芝入港まで部屋に戻って仮眠タイムに突入。
こんな感じで仮眠していると。。。
日もどっぷり暮れて、竹芝に到着。
というわけで、ついに八丈島にも足跡を残すことが出来た。天気が優れなかったのが返す返すも残念だが、情け嶋と言うだけあって、島の人たちは会う人会う人が気さくで親切な人達ばかりだった。
伊豆諸島で移住するとしたら、この島がいいな、と少し妄想してしまったほどだ。
今年は伊豆諸島づいた一年だった。
3月の伊豆大島から始まり、新島、式根島、神津島と渡り歩いて、八丈島で9島中5島を制覇できた。
かなりあちこち行ったような気になるが、まだ半分近く上陸できていない島が残っている。
まぁ、その辺は順を追って一つずつ着実に制覇していきたい。
が、あんまり連続して伊豆諸島ばかり行っていたのでカミさんはそろそろ違うところも行ってみたいと言っている。
次に上陸する島はどこだろうか?