サプラ伊豆 - 2(2008/03/09)
店は国道沿いにあってすんなり到着。
少し混んでいましたが、割とすぐに席に通されました。
早速イカ刺しを注文すると、その日はイカの入荷がなく出せないそうです。
まぁ、そんな事もあろうかと、事前にネットでメニューを調べておいたので、次の候補として考えておいた、「アジのまご茶漬」 を注文。
カミさんはソバの定食を注文しました。
ここの店のウリはイカだけではありません。
なんと、定食を注文した人向けにところてんの食べ放題サービスをやっています。
(定食を注文していない人は500円で食べ放題です。)
入り口の脇のケースにところてんが納められていて、各々お好みのところてんを食べることが出来ます。
普通の麺の形をしたところてんの他、1センチ角くらいに切られた抹茶、ヨモギ、コーヒーのところてんがあり、セルフサービスで酢、しょうゆ、 青海苔、きな粉、黒蜜等のタレを掛けて食べます。
原付的には酢としょうゆで食べるオーソドックスなところてんと、抹茶のところてんにきな粉、黒蜜を掛けて信玄もちのようしてに食べるところてんが好みでした。
スルスルと食べられるので、ついつい何度もお替りしてしまいました。
で、少しすると、料理が運ばれてきました。
まご茶漬は丼いっぱいに盛られたアジのぶつ切りと釜で炊かれたご飯を基本に、山盛りの天ぷらが付いてきます。
アジの切り身は、備え付けのにんにく醤油で味を調えて最初は釜から半分くらいご飯をよそって、その上にぶつ切りを乗せて丼飯にして召し上がります。
アジが新鮮なのでコリコリとした歯ごたえでうまいです。
天ぷらは天つゆではなく塩で食べるのが割と珍しく、てんこ盛りで出てくるのでなかなか食べ応えがあります。
最初の半分を食べ終えたら店員に声を掛けると、残りのご飯と刺身に出汁を掛けてお茶漬けにしてくれます。
これもにんにく醤油でお好みに味を調えて食べます。
出汁がうまいのでサラサラと入っていきますが、この辺になってくるとかなり満腹を感じます。
しまった、ところてんを食べ過ぎた。。。Orz
どうにか平らげて、重たくなった腹を抱えて店を後にしました。
次回はイカも食べてみたいところですね。
最後に、来る途中に貰ったガイドブックに出ていた「沢田公園の露天風呂」に行ってみようと思います。
国道沿いに沢田公園への看板が出ているので、そこを曲がると、港湾道路みたいな道を経由してその先の集落を抜けると、道が突き当たります。
ん?公園はどこだ?
車を停めてきょろきょろしていると、地元のおじさんが「温泉は右へ曲がると入り口があるよ」と教えてくれました。
坂が少し急で車高を下げたスパイクにはちょっと厳しい道ですが、どうにかアゴを擦らずに駐車場に入ることが出来ました。
というか途中から案内が出ていないのでたどり着くのに往生しました。。。
そのガイドブックに、特典としてタオルをプレゼントしてくれるというのですが、特に受付っぽいところがなかったので、どうしたものかと思ったら、駐車場入り口の小屋みたいな所におじさんがいたので声を掛けると、ちゃんとタオルを貰う事が出来ました。
で、着替えを持って、階段を登ると、その先に小さな掘っ立て小屋があります。
引き戸を開けると小ぢんまりとした脱衣所があって、その奥には海に面した小さな露天風呂がありました。
丁度誰もいなかったので、またもや貸切~と思って景色を堪能しながら湯船を独り占めしていると、誰かが入ってきました。
振り返ると、なんと外人さんです。
軽く会釈をして湯船に入ってきました。
気まずいなぁ。。。と思いながら外の景色を眺めていたら、「ココニスンデイマスカ(ここに住んでいますか)?」 と日本語で聞いてきました。
おお、日本語が喋れる人なんだ。
少し安心。
「東京です」と答えると、「私も東京にいます」とのこと。
「東京からここまで遠くなかったですか?」と更に聞いてみると、
「遠い、でも日本のあちこちを旅している」らしいです。
この人、オーストラリアから来ているそうで、温泉は気持ちがよいと絶賛していました。
日本語は片言なのですが、ところどころ英語を交えながら一生懸命コミュニケーションを取ろうとする姿に感心しました。
隣の女湯でもカミさんが誰かと会話をしているようで、笑い声が聞こえてきました。
原付はぼちぼちのぼせそうになってきたので、お先に、と伝えて先にあがることにしました。
カミさんも程なく出てきて、話を聞いてみると、女湯にも外人さんが入ってきたとの事。
彼女さんかな?
ただ、その人は日本語が全く分からなくて、ジェスチャーで会話していたそうです。
ほんと、外人さんは逞しい。
風呂から上がって一息ついたら、帰りのコース。
家まで淡々と戻って、今回の小旅行もおしまいです。
最初に出鼻をくじくような出来事もありましたが、カミさんも最終的には喜んでくれたようなので、終わりよければ全てヨシ、ということにしておきましょう。
(おわり)