奄美皆既日食観測ツアー　-　７（2009/07/20）

ここからフェリーターミナルまで行かなければならないのですが、その前にフェリー内で食べる食料の調達。
調達を済ませ、バスを探すのが面倒だったので目の前のタクシーに飛び乗りターミナルまで連れて行ってもらうことに。

その車中、タクシーの運転手が
「日食を見に行かれるとですか？」と聞いてきたので

「そうです」と答えると、

「どこからですか？」

「東京からです」

「昨日岩手から来たっていう人を乗せたとですよ。その人はトカラへの上陸許可を貰って、トカラにいくって言うとったですよ」

「そうなんですか。トカラに上陸できるなんてすごいですね。私はチケットが取れなかったので奄美へ行きます。」

「そうですか。晴れるといいですけど、鹿児島のあたりに低気圧があるって言ってたのでどうなりますかね？」

「いや～本当ですよ。雨降ったら何のために奄美に来たのか分からなくなっちゃいますからね。。。」

そんな会話をしているうちにターミナルに到着。

—　遥かなる難民船　—

急いでカウンターへ行くと、思いのほか人が並んでおらず、１０分弱で乗船手続きがあっさり完了。

拍子抜けして待合室に戻ると、待合室には結構人がいて、居場所がなかったので、いったん外に出てカミさんに電話。

いきさつを話すと、

「そんな時の為にイス持って行ったんじゃん！」

・・・・・・そうでしたw

日食の観測の時に使おうと折りたたみイスを持参していたんでした。
電話を終わらせて、カバンの奥から椅子を取り出して設置しようと思った矢先、

「お待たせいたしました。ただいまから乗船を開始します。」

のアナウンス。なんたるバットタイミング。。。

結局椅子をまたカバンにしまって、乗船口へ。
そうそう、酔い止めの薬を飲んでおかないと。。。
今回も前回の小笠原の時同様「アネロンニスキャップ」を準備してきたので忘れずに服用。

だらだらと列に並んでタラップを登ると、スタッフが立っていたので、場所を聞くと一つ上の階といいます。

案内してくれるというのでついていくと、階段を登ってすぐのところ、デッキへ出る扉の前に１５人程の布団が。

原付の場所は扉側。
荷おろしをして一息つくと、目の前にコインロッカーがあることを発見。
荷物の盗難が不安だったので、必要なものを取り出して早速ロッカーにしまうことに。

これで手回り品以外の荷物の心配がなくなりました。
ということで早速カメラを持ってデッキへ。

デッキ上からは雲で頂上が見えない桜島が真正面に見えました。
まだデッキに出てくる人も少なく、ベンチを陣取って外の景色を眺めていましたが、出港まではまだ４０分以上あります。

デッキの下のほうで誰かに電話をかけている若者がいました。
聞くとはなしに聞こえてくる声を拾っていると、彼いわく、今朝船のキャンセル待ちをしようと思ったら、待ってる人が誰もいなくてあっさりとチケットが押さえられた、とかそんなような事を話してました。

その後２０分くらいは外を見ていましたが、だんだんと酔い止めが効いてきたのか眠くなってきたので、自分の席に退散。

眠れるときに寝ておこうと思って、そのまま布団に入ると、程なくしてウトウトし始め、次に気がついた時には既に出港していました。
出港したら再びデッキへ出て大隈半島の写真でも撮ろうかと思っていたのですが、曇ってていい写真が撮れそうにもないことと、薬のせいで断続的に眠気が襲って来るのとでどうでも良くなってしまい、再びウトウト。。。

ただ、いかんせん場所が廊下だけに周りがうるさい。。。
廊下の空きスペースに給茶機とベンチが置かれていて、飲み物を取りにくる人や、地元の中学生かなんかが騒いだりして、そのたびに目が覚めます。。。

普段だと眠れなくなってイライラするのですが、薬のせいか目を覚ましてもあまり気にならずに再度ウトウト。。。
２時間半くらいうつらうつらして、時計を見ると８時半になっていました。

風呂は２１時半までで終わってしまうので、汗を流しにいくことに。