沖縄離島探訪【11】(2006/11/24)
プロペラ機(2回目):
2006/11/24
今日は今回の旅の最終行程となる久米島へ行く日だ。昨日まで宮古、石垣、与那国と我々を運んでくれた美ら島きっぷは昨日那覇に戻って来た時点で使い切ってしまったので、ここから久米島への往復は別途手配したツアーで向かう。
そのツアーにはバーデハウス久米島という施設の利用券がセットになっていた。なんか面白そうなプールがあるようなので今晩訪ねてみようと思っている。
久米島の沖合にははての浜と呼ばれる浜がある。サンゴの浅瀬にその破片が吹き溜まって出来た島で一面白砂に覆われているのだという。それをぜひとも見に行ってみたかったのでツアーを申し込んである。
というわけで那覇空港へと向かう。久米島行きの便は宮古ー石垣便と同様、JTAによるジェット便とRACによるプロペラ便の両方が就航している。もちろんプロペラ便を選択。出発は8:10。
搭乗した機体は宮古から石垣へ向かう時に乗ったのと同じ機種だった。と言っても飛行機は詳しくないので、どこのメーカーのなんという型番とかそう言うのは分からないのだが。
自分らの席は車輪の真横だった。なので離陸後に車輪が格納されるところまでバッチリ見学できた。こうやってしまわれるのか。
那覇市街が良く見えた。動画からの切り出しなので画像が粗いのは勘弁。
那覇から久米島までの間には点々と島が浮かんでいる。それらも魅力的な島ばかりなのでどれも一度は訪ねてみたいと思っているが、フェリーしかアクセス手段がないのでいつのことになるやら。。。せめて島影ぐらいは目視しておきたいと思い窓側の席を確保させてもらった。離陸したらカミさんそっちのけでずっと島を眺めていた。
いくつか撮影したので紹介したい。
まずは慶伊瀬(けいせ)島、あるいはチービシと呼ばれる島々の中から神山島。
続いてナガンヌ島。
この島は殆ど砂浜の無人島だが、ちゃんと桟橋がある(写真の手前側の浜に見えている)ので上陸可能だそうだ。と言っても定期航路はないのでツアーなどで訪問することになる。
前島(手前)と中島(奥)。
いくらか人が暮らす余地がありそうな地勢をしている。実際以前は定住者がいたらしい。
切り取りが中途半端で恐縮だが、左にわずかに見えているのが渡嘉敷(とかしき)島。
右側の小島が城(ぐすく)島。
渡嘉敷島の北東部。
座間味(ざまみ)島。
渡名喜(となき)島。
少し離れて入砂(いりすな)島。
この島はNHKの朝ドラ「ちゅらさん」のオープニングに出てくる島とのことだ。ドラマを見ていないのでどのように映っていたかは不明。
島全体が米軍の射撃場になっているため一般人が立ち入ることは出来ない。
そしていよいよ久米島が近づいてくる。まず我々を出迎えてくれるのがこの後上陸予定のはての浜。後でのお楽しみにしたいので写真は掲載しない。雰囲気をお伝えするために久米島寄りのメーヌ(前の)浜およびとナカヌ(中の)浜の写真を掲載する。
こうやって見ると本当に砂だらけだ。上陸したらどのような景色が見られるのだろうか。今から期待が膨らむ。
そしてはての浜と久米島本土の間に並んで浮かんでいるのが、奥武(おう)島と奥武端(おうは)島。
この島が見えてくる頃になると飛行機も着陸態勢に入り、島内を縦断して着陸。沢山写真を掲載したがここまで僅か30分のフライトである。それだけ沢山の島があるということだ。
自分の記念すべき島旅40番目の島は久米島となった。
はての浜ツアーのトラブル:
島に着いたら、いの一番にはての浜へ行くことにしている。空港と宿泊先のホテルはそれぞれ島の両端にあるのでバスかタクシーを使って移動することになるのだが、はての浜のツアー業者に申し込みした際に空港まで迎えに来てくれるということだったので、だったら先にツアーに参加してしまうことにしたのだ。ホテルははての浜へ行く船が出る港の最寄りなので、ツアー終了後は徒歩でホテルに移動する手筈。これでバス代が節約できる。
業者から空港に着いたら電話してください、と言われているのでカミさんから連絡を入れてもらう。だが業者と会話しているカミさんの表情が険しい。何かややこしい話になっているのだろうか。
電話が終わった後にどうなった?と聞いたら、なんと業者がやらかして我々の到着前にはての浜へ向かう船を出してしまったらしく、次の便で向かってくれないか、と言われたらしい。まじか。
次のはての浜への便は2時間後。お迎えもそれまで来ないらしい。ちょっとまて、2時間ここで待ってろと言うのか。いくらウチナータイムと言ってもそれはひどい。なにせ空港の周辺にはこれと言ったものがないので時間つぶしが出来ない。じゃあ自主的にホテルに行ってチェックインを先に済ませるか。ホテルに荷物を降ろした方が安心だし。
という訳で交通費の節約という目論見が見事に外れてしまったので、仕方なく空港前のバス停に行ってみたら次のバスは1時間後だった。それならとタクシー乗り場に行って停まっていたタクシーの運転手にホテルまでの料金を聞いたら2000円くらいかかると言われた。どちらも微妙。。。
タクシーに2000円払うくらいならもう少し出してレンタカーを借りちゃった方が、ツアーの後の買い物などにも使えるので便利だ。とは言っても明日は別のレンタカーを既に手配済なので、今日の夕方までのレンタルでいい。あと返却時にここまで持ってこいと言われると、再びバス・タクシー代がかかってしまうので、ホテルで乗り捨て可能であることが条件。
とりあえず空港近くのレンタカー屋を覗いてみると2番目に入った業者が乗り捨て可能ということだったのでそこで借りることにした。手続きをしている間に、今の時期海って入れますかね?と聞いてみた。店員は少し困ったような顔をして、今時分は水温がだいぶ下がっているのでちょっと難しいんじゃないですかね、と答えた。流石に厳しいか。だがその発言に続けて、ただ今日はちょっと汗ばむくらいの陽気なので、もしかしたら入れるかもしれないです。とも言っていた。現地で確認するより他なさそうだ。
はての浜まで行って海を眺めて終わるのではちょっと残念過ぎる。短い時間でもいいので海と戯れたいところだ。
車の手配が終わったらもう10時近かった。もうちょっと待てばバスが来る。。。ま、あまり深く考えないようにしよう。
まずは今日の宿泊先となるイーフビーチホテルへ移動。