箱根にまた行ってきた。 (1990/03/31)

1990/03/31
数年前に自分を鉄道趣味の世界へと引きずり込んだ同級生のM君。意外にも撮り鉄の旅に一緒に出掛けたことは少なかった。
この時は小田急の10000形(HiSE)がデビューして数年経つが、未だに撮影できていないので撮影しに行きたい、という思惑が一致して出かけてきた。
また例によって、ろくでもないカ ...
川越線の低窓車 (1990/01/20)

1990/01/20
前日は関東地方では珍しくドカ雪が降った。だが翌日にはあらかた溶けてしまった。
この日は土曜日で、当時はまだ半日学校に行かなければならなかった。学校から帰ってきて雪が解けているのをいいことにI田と的場に出かけることにした。I田は国鉄車両のNゲージに特に興味を持っていて、的場にNゲージを売っている模型店(名前は忘れた)があったので、市場調査に行こう、とい ...
パノラマエクスプレスアルプスに乗ってきた話【2】 (1990/01/05)

駅に戻ると、彼はお土産の物色が終わって待ち合わせ場所に佇んでいた。合流前にとりあえず記念入場券だけ購入。
それから中央線で小淵沢まで行き、小海線に乗り換え。
ぐんぐんと標高をあげていくキハ52に感動しながらローカル線の旅を堪能する。
途中、八ヶ岳が綺麗に見える場所があった。この写真はこの記事でも掲載させてもらった。
小海線は単線のローカル線なの ...
パノラマエクスプレスアルプスに乗ってきた話【1】 (1990/01/05)

1990/01/05
JRには165系電車を改造した、パノラマエクスプレスアルプスという長い名前のジョイフルトレインがあった。
その車両は小田急ロマンスカーや名鉄パノラマカーと同じような構造になっていて、運転席を屋根上に移動して、最前面を展望室とした列車だった。
前面展望が一番のウリだったが、列車内には個室やラウンジも設けられて、ゆったりと寛ぎながら鉄道の旅を ...
185系普通列車で箱根へ (1989/05/04)

1989/05/04
中学生になり学校で新たな友達となったK君。彼もまた鉄道が好きだったので、意気投合してつるむようになった。
今回は箱根へ行ってきたのだが、そのきっかけは特急踊り子号用の185系で運転されるという普通列車に乗りたいと思ったことだった。
各駅停車ではあるが、普段、別料金を払わないと乗れない電車に特急料金を払わずに乗れる、というのは、何ともお得感 ...
京葉線 (1989/04/02)

1989/04/02
どうにも地味な印象がぬぐえない我らが東武東上線であるが、1987年に大きなイベントがあった。地下鉄有楽町線が和光市まで延伸されて、東武東上線と直通運転を開始したのだ。これにより都心部まで乗り換えなしで行けるようになったのだが、当初直通する列車は各駅停車だけだったので、座れるけど時間のかかってしょうがない列車なうえ、殆どが川越市どまりだったので、川越市以遠の利 ...
三鷹電車区に見学に行った話 (1988/12/26)

1988/12/26
当時、例の同僚の姉が三鷹に住んでいて、極々たまに遊びに行っていた。それから数年後に自分が鉄道趣味に目覚め、やがて三鷹に電車区(車庫)があることを知った。
それからしばらく経った冬のある日、みんなで集まってクリスマスパーティをしようよという話になり、3家族がその三鷹の家に集まった。不思議な縁とでもいうのか、その3家族とも片親で子供が1人という家族構 ...
’88埼玉県民の日 (1988/11/14)

1988/11/14
11月14日は埼玉県民の日である。この日は県内の小中学校は全て休校となる。そのうえ大手鉄道各社が、県内乗り降り自由のフリー切符を子供200円未満という格安料金で発売していたので、電車が空いている平日に安価に遠出ができるまたとないチャンスである。県内の鉄道キッズにとって、この日は待ち望んだ特別な日なのだ。
ということでフリー切符を入手して撮り鉄の旅 ...
箱根の鉄路巡り (1988/08/14~08/15)

1988/08/14
お盆休みに父と例の同僚(とその娘)とで箱根の温泉宿に泊まりに行くことになり、2家族4人で父の車に乗って箱根へと向かった。
宿泊先は強羅駅の近くにある紀伊国屋旅館という宿だった。芦之湯にきのくにやという旅館があるがそこではない。どうも既に廃業されているようだ。
行きは宿に直行。宿の詳細は既に記憶に残っていないが、宿から歩いて1分くらいの ...
川越の車庫を見に行った話 (1988/08頃)

1988/08/xx(多分)
JR埼京線・川越線の車両が留置されている川越電車区という車庫が南古谷駅の近くにある。ここもまた事前の電話連絡で見学対応してくれる車庫だったので、これまで2、3度ほど見学させてもらっている。
この時何回目の訪問だったかは忘れたが、夏休みの自由研究で鉄道車両の仕組みみたいなものを発表しようと思い立ち、その取材のために訪問したのだった。 ...
撮り鉄でやっちまった話【2】(1988/07/29~07/30)

大船駅から乗るのはもちろん湘南モノレール。
湘南モノレールは懸垂式のモノレールである。その名のとおりガイドレールの下に車両をぶら下げて走る方式のモノレールで、その乗り心地がどんなものか興味があって、湘南江の島駅まで乗り通して往復した。乗り慣れないタイプの揺れだったせいか、大船駅に戻る途中で軽く酔った。
そのせいかは覚えていないが、途中駅でいったん下車したようだ。看板に ...
撮り鉄でやっちまった話【1】(1988/07/29)

1988/07/29
夏休みになって、撮影の旅に行きたい欲がMAXに達していた。とにかく撮りたかったのは鶴見線のクモハ12という電車である。鶴見線は神奈川県にあるので、埼玉に住む自分にとって気軽に行ける場所ではなかったが、夏休みの有り余る時間を活用して思い切って撮影しに行ってみることにした。
神奈川県には沢山の鉄道路線があるが、あまりフォローできていなかったので、つい ...
さいたま博覧会(1988/05/22)

1988/05/22
この年、埼玉県はさいたま博覧会の開催に全県が沸いていた。85年のつくば万博辺りから毎年のようにどこかで地方博が開催されていて、88年についに埼玉での開催となったのだった。
博覧会の目玉はなんといってもリニアモーターカー。そりゃ乗りたいでしょ、ってことでチケットを手に入れてさいたま博に行ってきた時の話である。
瀬戸大橋を渡って四国初上陸 (1988/05/03~05/04)

1988/05/03
3月に大阪に連れて行ってもらって以来、自分の鉄道熱は最高潮に達していた。この旅行以降3年くらいの間は暇があればひたすら鉄道写真を撮り歩いていた。といっても全部が全部掲載するとキリがないので、当サイトで紹介するものは印象深かったものに限定している。
で、あれからまだ2カ月しか経っていないのに父から再び大阪への同行のお誘いがあった。時期はGW、もちろ ...
JR1周年スタンプラリー (1988/03/29)

1988/03/29
当時通っていた小学校に鉄道とライオンズをこよなく愛するOという先生がいた。この先生は非常に毒舌で、特に鉄道に関する辛口すぎる評価が面白かった。ともかく口は悪いのだが授業そっちのけで面白い無駄話をするので子どもたちには人気の先生だったが、その辛口の評価が特に面白くて、鉄道好きの子どもたちからは教祖のように崇められていた。
その面白い無駄話の中には鉄 ...
大阪の地下鉄巡り (1988/03/20)

1988/03/20
当時父は、自分の会社の支店を大阪にも出していて月に1度くらい大阪へ行っていた。その流れで前年夏に初めて父に大阪に連れて行ってもらい、大阪観光をしたり地下鉄の写真の撮影に付き合ってもらったりした。当時はまだ今ほど気軽に旅行に行けるような時代ではなく、また関東のメディアにおいて関西地方が取り上げられることも多くなかったので、大阪というのは知識として知っていても具 ...
野田線を訪ねて (1988/03頃)

1988/03/xx(多分)
春休みだったのだろうか。写真に写る人の着ている服がまだ冬の装いなので多分その頃である。 当時、野田線には3000系という東武最古参の電車が生き残っていた。ツリカケである点では5000系と大きな違いはないが、より旧式の車両を更新した系列のため、ちょっと寸詰まりの18m車体となっていた。
デビュー当初は東上線や伊勢崎線系統などに配置されていた ...
森林公園の車庫を見に行った話 (1987/12/05)

1987/12/05
例のM君から教えてもらった話だと思うが、鉄道の車庫は事前に連絡することで見学させてもらえるということを知って、自分も見に行ってみたくなった。何しろ車庫なのでその路線を走る多種多様な車両がいっぺんに撮影できる可能性があるのだ。出来るだけ多くの種類の写真を撮りたいと思っていた自分にとってそれはいわば宝の山。
ただし、見学を許可してくれるかどうかはその ...
小田原に集合! (1987/11/22)

1987/11/22
夏の寸又峡へSLに乗りに行ったあと、秋に祖母の住む埼玉に自分だけ移住することになり、転校をした。転校先の小学校は3年生の頃に1年弱通っていた学校だったので、顔見知りもいて割とすぐに打ち解けた。特に3年の頃にも仲良くしていたM君とは再びクラスメイトとなり、久々の再会となった。
M君は自分より一足先に鉄道に興味を持っていて、鉄道の話を色々と教えてくれ ...
SLに乗って寸又峡へ (1987/07/26)

1987/07/26
父が職場の同僚を誘って日帰り旅行を計画した。行き先は静岡の山奥にある寸又峡とのこと。寸又峡といわれてもピンと来ないが、SLに乗りに行くと聞いて心が躍った。
といっても当時の自分はまだ鉄道趣味に目覚める前だった。もちろんSLが蒸気機関車であることくらいは知っていたが、SLは自分が物心つく前には全廃されており、リアルを知らない。なので趣味人としてのそ ...