東京水辺ライン【6】(2009/05/30)

5分ほど待っていたら水門が開いて奥から船が出てきた。それと同時に水門上にある信号が青に変わってこちらの番になった。
船はゆっくりと進んで水門の下をくぐった。水門の真下に到達した時に水門から滴る川水を浴びてしまった。当然そうなるよな。軽くショック。
そして奥に見えるスペースに船が収まると背後の水門が閉じて排水を開始する。
東京水辺ライン【5】(2009/05/30)

さて、水上バスの旅レポートからはちょっと離れて、これから遡ろうとしている荒川について少し触れてみたい。
東京23区東部には隅田川、荒川、中川、江戸川といった大きな河川が集中している。だがこれらの川は昔から同じ場所を流れていた訳ではない。江戸時代に江戸が首都になった直後から様々な改良(改悪)が行われたうえで現在の流路となっているのだ。
関東地方 ...
東京水辺ライン【4】(2009/05/30)

お台場海浜公園を出発すると、かつて13号埋立地と呼ばれていた青海地区を横目に見ながら進んでいく。この辺りには船の科学館や大江戸温泉物語などがある。
※2025年註:船の科学館は本館が閉鎖され、大江戸温泉物語はいつの間にか閉館していた。借地権の更新が出来なかったためらしい。
青海地区の先端から中央防波堤との間の運河を左折して進む。更に青海地 ...
東京水辺ライン【3】(2009/05/30)

船は一旦晴海運河の方へ入って、相生橋のたもとにある越中島発着場に立ち寄る。が、この発着場からの乗降はなかったのですぐに折り返して今度はリバーシティ21の縁を回るようにして隅田川に戻る。
やがて見えてくるのが勝鬨(かちどき)橋である。昭和15年に架けられた橋だが、当時は隅田川を遡上する船舶が多かったので中央部分が跳ね上げ式になっている。
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東京水辺ライン【2】(2009/05/30)

発着場の周辺を見て回っているうちに5分ほど経過したが、カミさんが一向に戻ってこない。傘を忘れたコンビニはここから200mほどしか離れていないので歩いて行ったにしても時間がかかりすぎている。万一乗り遅れたら次に乗れるのはいつになるか分からない。早く戻って来いと念を送り続けるが、そうこうしているうちに上流方向から船がこちらへ向かってくるのが見えてしまった。いそげー ...
東京水辺ライン【1】(2009/05/30)

今住んでいる家は東京の北東側にあり、そう遠くないところを隅田川が流れている。隅田川といえば水上バス観光だ。平たい船が隅田川を行き来している映像をテレビで見たことがあるという人も多いのではないだろうか。
で、せっかく近くに引っ越して来たのだから一度くらい乗りに行ってみたいな、と思い立ってネットで検索してみたところ、その水上バスはもっぱら浅草よりも下流のエリアで運行されているらしく、 ...