スピーカーの交換:
いじくるページ
社外ナビ用のパネルが届くまでまだもう少し時間が有ったので、スピーカー交換も済ませておくことにした。
スピーカーもスパイクから外したものが1セットあるので、まずはそれから。
スパイクから外したものはリアに設置する(理由は後述)。
ステップワゴンのリアスピーカーは、セカンドシートとサードシートの間にある。
スピーカー前面のパネルは簡単に外せるようになっているので作業は比較的容易である。
上の写真は運転席側のスピーカー。
ちなみに助手席側はここ。
で、その前面パネルを外したところ。パネルは内装はがしを差し込む切り込みがあるので、そこに内装剥がしやマイナスドライバーを差し込むと簡単に外すことができる。
スピーカーは3箇所のネジで止めてあるだけだ。コネクタは手持ちのホンダ用コネクタを使った。
16cmのスピーカーだとネジ位置がぎりぎりだ。本来17cmの物を付けるのかもしれない。まぁ固定できたのでヨシとしよう。
で、ついでにアトレー時代からずっと受け継がれているリア用ツイータースピーカーもこのタイミングで設置してしまうことにした。
このスピーカーの配線はリアのスピーカーケーブルから分岐させて接続することになるので、そこまで線を引き通さなければならない。
ツイーターは写真のようにピラー上部に付けるタイプなので、配線はピラー内部を通すことになる。大抵この手の作業をする時はパネルを留めているゴムを外して隙間に線を押し込むだけでよいのだが、このピラーに関して言えばそこに装着されている窓が固定窓になっていてゴムが外しづらい。仕方ないので一旦ピラー内張りを外すことにした。
まずはシートベルトを固定しているボルトを外しベルトを取り外す。ここまでは簡単。
ピラー下部分からスピーカーホールまではサイドパネルの裏側に線を通さなければならないのだが、ステップワゴンの場合、運転席側にスライドドアがないので、ピラー下部分の内張りがサイド全面を覆うタイプになっている。これを外すのは骨が折れるのでどうにか外さずに作業がしたいところなのだが。。。
とりあえず、サービスホールのあちこちに指を入れて線が引き出せそうなところを探したら、スピーカーケーブルがギリギリ通せそうな穴が一カ所見つかった。逆に言うとそこ以外にピラーとスピーカーホールを結ぶホールが空いていないということだ。
配線通しを活用してどうにかこの狭いホールにスピーカーケーブルを通して結線を済ませた。
続けてフロントスピーカーの交換。
スパイクに付けていたフロント側のツイータースピーカーは最近雑音が混ざるようになってきていたので、いずれ交換しようと思って安売りの時にBoshmanというメーカーのツイーターを買ったのだが、交換しないままスパイクを手放してしまったので、新品未使用のまま手元に残っている。
折角だからこれを活用したい。そうなるとメインスピーカーの方も同じブランドで揃えたい。と言うことでフロントスピーカーは新たにBoshmanのスピーカーを調達することにして、スパイクのスピーカーをリアに回したという次第だ。
と言う訳で購入したスピーカー。Boshman製品自体が全体的にエントリモデル的なポジションにあるようで、このスピーカーも左右で5000円程度と手ごろな価格だった。まぁこんなものでも純正品よりはまともだろう。対応表にステップワゴンが記載されていることを確認して入手。
という事で、まずは内張りを剥がしていく。
まずはドアミラー部分のプラスチックの内張りを剥がす。これは手前に引っ張るだけで外れる。
次にドアハンドルを外す。写真では既に外れた状態になっているが、奥にある目隠し板を細いマイナスドライバーなどでこじって外して、裏に留まっているネジを2個外すとドアハンドル部分がグラグラになる。
少し引っ張り出して裏を覗くと、奥の方から延びるアームがドアハンドルに「コ」の字型のプラスチック部品で接続されている(だからネジを外しても脱落しない)。
このパーツを反時計回りに回転させてアームから外し、アームを上方向に引き抜くとハンドルが分離できる。
次に、アームレストの取っ手部分の底にある目隠しも同じようにこじ開けると、ここにもビスがあるので外す。
この目隠しはパネルと繋がっているので外す必要はない、というか外れない。
その後、アームレストの上半分を上に持ち上げるように引っ張りあげ、パワーウィンドウスイッチのコネクタも外すと、カバーになっている所だけが外れて、上の写真の状態になる筈だ。
奥に見えるネジ2ヶ所を外す。
更に、ドアのバックルの近くに上の写真のプラスチックビスがある。
これは中央部分を先の細いもので押し込んでから釘抜きなどで引っこ抜けばOKだ。
ここまで外したらパネル全体を手前側に引っ張ると、プラスチックのクリップで留まっている部分がブチブチと外れていくと思う。
全体をいっぺんに引っ張るのではなく、ヘリの方から少しずつクリップの位置を確認しながら引っこ抜くのが良いと思う。
全てのクリップが外れると窓下部分以外がグラグラになると思うので、今度は上に持ち上げるようにして外す。
これでパネルが外れた。左下に純正スピーカーが見える。
純正スピーカーはスピーカーごと、下方向に押し下げて、上部を手前に引っ張ると外れる。
外した部品たち。
さて、メインスピーカーの前にツイーターを先に取付ける。安物なのでメーカー別の接続コネクターといった気の利いたものは付属していない。
付属品の中にキャップみたいなものがあったが、どうもこれを使って配線を接続するらしい。なんだか雑なやり方だな、と思ったが、そっちの方が世界標準なのだろうか。
まぁ、それはともかく配線を加工する。
アトレーのスピーカー交換の時は配線をブチブチ切断してギボシで接続したが、手放す際の純正戻しの時に苦労したので、今回はそこを考慮して元のコネクタを残したまま途中から分岐することに。
写真のような圧着コネクタが売られていたので、それを使う。
これは、既存配線側から圧着コネクタによって信号を取って、分岐側は平ギボシを差し込んで接続するコネクタだ。スピーカー側に平ギボシを付けるのと、圧着端子同士で接続するのとどっちが簡単かと言われたら、圧倒的に後者の方が簡単なのだが、圧着端子を4個も付けると流石にコードが野暮ったくなるので、スマートさを取ってこちらをチョイスした次第。
スピーカーコード側に平ギボシを接続。。。
ん?このスピーカーはナンデスカ?
説明しよう。
上述のとおり種々勘案してBoshmanの安物スピーカーをチョイスしたわけだが、安物買いの銭失いとは言ったもので・・・スピーカーホールの形状がどう考えてもスピーカーの形と合わないんだよ。。。
対応表に書かれていたのはウソか!とカッカしながら、購入した店に行ってもう一度対応表をチェック。再確認して対応が謳われていたらクレーム付けて返品するつもりだったのだが、よく見ると注釈を表す※印が。
「フロントスピーカーに設置するには、別途アダプタが必要です。」
まじか。。。見落としてたぜ。
そのアダプタはそこの店に在庫がなかった。取り寄せてまで付けたいスピーカーでもないし、他の店に探しに行くのも面倒。
もういいよ新しいの買うから、ということで買ってきたのが上のスピーカーだ。
Boshmanは欲しい人がいたら譲っちゃおう。
もちろん今度は慎重に慎重を期して、対応表を目を皿のようにしてチェックした。
余計な小物の手配が不要なオールインワンの物を探したら、これしかなかった。
クラリオンSRT168というモデルだ。
1万円くらいの安物だが、Boshmanを試そうと思うくらいいい加減な耳なので、これでも充分満足できる筈。
ご覧のとおり、センターにツイーターが内蔵されているタイプなので、Boshmanの方はツイーターも不要になってしまった。
もちろん日本製なのでホンダ用コネクタも付属していた。なのでさっき取り付けた分岐コネクタも撤去。
でパッケージに同梱のバッフルボードを取り付けて、そこにスピーカーを固定させたらおしまい。全然安楽。
最初からこうすりゃよかったんだね・・・ってどこかで同じこと書いたな。。。
音は自分の耳にはこれで充分だった。