奄美大島上陸【1】(2007/09/19)
このところ新婚旅行だとか毎年開催される社員旅行だとか出張だとか、何かと飛行機に乗る用事が続いたせいで、JALのマイレージがいつの間にか夫婦揃って15000マイル以上溜まっていた。15000マイル溜めると国内便の往復航空券との交換ができるのだが有効期限がある。
調べてみると今年いっぱいで期限切れとなるマイルがあって、それが消失するとまた15000マイルを下回ってしまうことが分かったので、急遽どこかへ行くぞ、という話になった。
国内便なので南は沖縄、北は北海道までJALが航路を設定している所であればどこへ行ってもよいのだが、折角無料で行けるのだから出来るだけ遠い所に行きたい。とはいえ沖縄はついこないだ行ったばかりなのでどこか他の場所がいいなぁ、などと調べているうちに奄美大島行きの便に目が留まった。
奄美大島は鹿児島と沖縄の間にある島で、沖縄などと比べるとあまりぱっとしない印象だったこともあり、これまで我々の旅の目的地として俎上に登ることがなかった。自腹で行けば結構な交通費がかかる場所なのでこんな機会でもなければ多分一生行かなさそうな気がする。そういう場所にこそこの無料券を使うべきではないか。しかも少し調べてみたら島内には案外見所が沢山あるらしい。ということで行先は奄美大島に決まった。
自分の職場は夏季休暇を7月から9月の間に任意に5日間取得することが出来る。自分らはお盆で実家に戻ったりすることがないので大抵どこかへ旅行している。旅行をするための時期として考えると9月は3連休が2週続けてやってくるシルバーウィークを抱えているので長期休暇が取りやすい。しかもオンシーズンから若干外れるので大抵の場所は混雑しないし料金なども安くなる。そのうえ会社の連中はお盆に休暇を取ってしまう人が多いので、日程がかぶらず文句を言われにくいというメリットもある。
我々にとって9月は旅行のベストシーズンなのだ。だか今回もそのタイミングに合わせて9/19~23までの5日間で奄美大島旅行を計画することにした。
ところがJALのサイトでチケット手配をしたところ、23日の戻りの便のマイル割り当て分が満席で手配不可だった。22日はまだ空席があるようなのでとりあえず22日の戻りの便の席を押さえたが、それだと旅行期間が4日間しかないが致し方なしか。
それから宿とレンタカーその他アクティビティなどを手配。これらはすんなりと完了した。
そんなわけでいったん4日間の日程で計画を進めることになったのたが、やっぱり休暇を1日余らせるのが勿体ない。未練がましくキャンセル待ちのチェックを続けていたら出発3日前になって23日の便に2席の空席が出ているのを発見。速攻でJALに電話して便を変更してもらった(当時はWebサイトから搭乗便の変更ができなかった)。
これで当初の計画どおり5日間での旅行ができるようになったのでレンタカーと宿泊先の延長を手配しようとしたら、今度はレンタカーが延長不可だった。仕方ないので最終日だけは別のレンタカーになった。
後は出発日を待つばかりである。出発の少し前に滞在期間中の天気予報をチェックしたら、折から発生していた台風が我々の出発日のあたりで奄美大島の近海を通過する見込みらしい。そのうえそれ以降も総じて曇りがちで雨の予報も出ている。そりゃ困る。。。
できるだけ予想が外れてほしい所だが、まぁ我々が旅行に行くときは天気がいい方向に外れてくれることが多いので多分大丈夫だろうw
奄美大島へ:
2007/09/19
と言うことで出発日を迎えた。
7:30羽田着。羽田と奄美大島を結ぶ便は1日1往復で、羽田発が8:30、戻りの便の羽田着が21:00と週末旅行者にとって凄く使い勝手の良いスケジュールとなっている。
搭乗口は89番。89番搭乗口はバス連絡のゲートだったので連絡バスで搭乗便が駐機しているところまで移動。
飛行機は定刻に離陸、天気はとりあえず晴れている。東京が晴れててもしょうがないのだが。
晴れているので眼下の景色を堪能した。飛行機はいい感じに陸と海の境目辺りを飛行しているらしくダイナミックな陸地の様子を見ることができた。
折角なのでいくつか撮影してみた。
雲の上に飛び出た富士山と南アルプス。南アルプスの山々が頭を出している高さから推測するに、雲の高さは2700mか2800mくらいだろうか。この辺りは一面の雲海が広がっていたが、
御前崎のあたりはもう雲が途切れた。いいぞー。
少し進んで和歌山県紀伊半島先端の江須崎付近。
同じく和歌山県の白浜町市街方向。
四国に入って徳島県・高知県の室戸岬。
次は高知県の南国市付近。
大部分が雲に隠れてしまっているが、手前から沖の島・鵜来島(右上)・姫島(左上)
中途半端な写真で恐縮だが一気に飛んで種子島の北端部。
馬毛島。種子島の脇に浮かぶ平坦な島だが、結構大きな島であるにもかかわらず無人島である。とある企業によって島内の土地がほぼ買い占められリゾート施設を建設する計画があったらしいのだが、頓挫したため無人島状態が継続しているということだ。
個人的にはこの島を上空から見ることが出来たのが一番うれしかった。
口永良部島。
口之島。トカラ列島の入口となる島で、この先にトカラの島々が連なっているのだが再び雲に覆われてしまい、ここから先は雲しか見えなくなってしまった。
・・・と、まぁ、ずっと進行方向右側にある窓の景色を見続けていたので、このあたりを通過する頃にはいい加減首が痛くなってしまった。w
奄美大島に差し掛かる直前に西の空にひときわ盛り上がった積乱雲のようなものが見えた。もしかしてあれが昨日奄美大島付近を通過した台風の雲だろうか。
奄美大島の陸地が徐々に近づいてくる。海の色は何とも言えない深いブルーだ。天気もどうやら大丈夫そう。
そして、ようやく奄美空港に着陸。