小笠原上陸 - 10(2008/09/14)
— どざえもんスノーケリング —
昨日、宿の主人に北港に行って10時過ぎぐらいに戻って来るには何時ごろ出発したらよいか聞いてみた所、7時半に出れば十分間に合うとの事だったので、朝食を少し早めの7時に済ませて出発です。
朝食もボリュームたっぷりで大満足でした。
昨日すっかり運転に慣れたスクーターに乗っていざ出発。
カミさんも隊列の後ろは排気ガスがしんどいというので、原付がしんがりをつとめることに。
北進線は南進線に比べて道が狭く、ちょうど一車線くらいの幅しかありません。
しかも道は曲がりくねっていて見通しが悪いです。。。
ハスベイという所からの景色。奥に向島が見えます。
しんがりになって気付いたのですが、バイクの欠点は、当然ながら走行中に一切の会話が出来ない事です。
いい景色を見つけてもカミさんが先導している時は呼び止めないと一人で先に行ってしまうし。。。
大声で呼んでも気付かないようなので、呼ぶ時はクラクションを鳴らすことにしました。
さらに進んでこれは新夕日ヶ丘からの眺め。
それにしても、新夕日ヶ丘とは随分と味気ない名前だなぁ。。。
しかし、ここから太平洋に沈む夕日はさぞ美しかろうと思う良い場所です。
アフリカマイマイの殻かな?
道端の至る所に落ちています。
これはビッグベイからの眺め。
カミさんがバイクを止めたので行ってみると、脇の藪の中にハハジマメグロを見つけることが出来ました。
ハハジマメグロは世界でも母島にしか生息しないという大変貴重な固有種です。
でも、ガイドブックなどによると、固有種とはいえ、母島では割とどこでも見つけられるそうです。
警戒心はそれほど強くないようで、原付がカメラを構えても逃げたりすることはないのですが、意外とすばしっこく枝から枝へ飛び回っているので、カメラに収めるのはなかなか難しいですね。
なんとかそこそこうまく撮れた一枚。
こういう写真を撮ろうとすると、一眼レフのカメラが欲しいなぁ、と思います。。。
再びバイクを北港に向けて走らせます。
トンネルをもう一個くぐると道が下りとなり、北港はもうすぐです。
コンクリート舗装の都道は港の手前でぶっつり途切れています。
というわけで北港に到着しました。
沖村からあちこち撮影しながら来たので大体40分くらいかかりました。
終点の脇には東屋も設置されているので陽射しを避けて休憩することも出来ます。
港は湾の一番奥に存在し、波が静かなので、スノーケリングのスポットになっています。
原付夫妻も折角なのでここでスノーケリングをやってみることに。
カミさんは昨日南崎で泳げなかったのでわくわくしています。
水が思ったよりも冷たいですが、暫く浸かっているとだんだん慣れてきます。
岩がごろごろしている浜なので、水際のあたりは藻が張っていて結構滑ります。
ここで、新兵器第二段。
原付の使っているデジカメには水中撮影用ハウジングがオプション設定すらされていないので、今までは水中撮影用の使い捨てカメラを使っていたのですが、結構余ってしまうことが多く、一年近く現像に出さないままになったりする事が多かったので、ネットで見つけたデジカメ用汎用防水ケース 「ディカパック」を購入してみました。
この防水パックはいわゆる防水ケースにカメラレンズ用の窓を設けたもので、シャッターやズームなどはビニールの袋の上から直接操作するようになっています。
では早速もぐってみたいと思います。
まず見つけたのがロクセンスズメダイ。
水が思っていたよりにごっていて、目で見つけてもカメラの液晶で覗くとよく見えなくなってしまいます。
でも、30分位したら水の透明度が徐々に上がってきたのでさらに何枚か写してみました。
ツノダシ。
番(つがい)かな?桟橋の周辺で二匹仲良く泳いでいました。
それにしてもピントがとても合わせづらい。。。
オートフォーカスでは水中パックのレンズ部分にフォーカスが当たってしまうことが多いようで、液晶で確認しようにも水中ケースのフィルムに光が反射してレンズが何を捕らえているのかさっぱり分かりません。。。
ということで闇雲に狙って撮っていたわけですが。。。
唯一そこそこまともに写ったのがこれ。
ヤマブキベラと、あと。。。なんでしょ?w
30分ほどうろうろと桟橋付近で写真を写していたら、案の定気持ち悪くなってきたので、一旦陸に上がることに。
桟橋の脇にはトビハゼが。
陸に上がったら陽射しが暖かかったので、海はそろそろいいやと思って、手足を流しにトイレに。
ここにはちゃんとトイレも整備されていますが、蛇口から出る水はちょろちょろと心許ない感じで、手足を軽く流す程度にしか洗い流せませんでした。
時計を見ると時間はすでに9時を回っていました。
他にも見ておきたい所があるので、カミさんを呼んでそろそろ戻りのコースに入ることにします。