小笠原上陸 - 26(2008/09/16)

— カメを食す —

海洋センターを後にして、再び集落に戻ってきました。
時間も10時を過ぎて、郵便局がもう開いていたので、昨日忘れてきたヘルメットを受け取りに立ち寄りました。

昨日はキャッシュディスペンサーの脇に置かれていましたが、今日覗いたらなくなっていたので、ちょっと心配しつつも、窓口の方に行ってみると、カウンターの奥の方の見える場所に見覚えのある黒いヘルメットが置かれているのが見えました。

窓口の人に声をかけて事情を話すと、「ああ、連絡もらってますよ」と笑ってヘルメットを持ってきてくれて、無事に受け取ることが出来ました。

ああ、アクアの女将さん、ちゃんと連絡しておいてくれたんだ。。。
ありがとうございました。この場でお礼申し上げます。

ヘルメットを受け取ったついでに、絵葉書を出しておくことに。
あて先は、もちろん自分の家。

窓口ではがきを差し出して、「風景印でお願いします」と一言付け加えることを忘れずに。
「風景印で」と申し出ると、消印を小笠原の景色の入ったスタンプにしてくれるのです。

郵便局を出て、すぐの所に有るのが、小笠原村役場
半径1000キロ以上ある、日本で範囲が一番大きい村の中心地です。

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そして、手前の柱には、小笠原の島々の名前とその方角と距離が書き込まれた有名な案内板があります。

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東京は1007kmと書かれています。
1000キロといえば、東京から下関や足摺岬とほぼ同距離です。
新幹線なら4時間くらいで着いてしまう距離ですが、船を使えば丸一日かかってしまうのです。
なんていう遠い村。なんていうスローライフ。。。

それはさておき、メインストリートに戻って、まずは農協に立ち寄ってみました。

入り口を入ってすぐのカゴにとうもろこしの様なものが入っていたので、覗いてみると、モンステラという名前で、なんと果物でした。

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ぽろぽろと剥きながら食べる物だそうですが、なんと1本1050円!
ちょっと食べてみたい気もしましたが、泣く泣くあきらめ。。。

隣にある「パパの店」にも入ってみました。
そこではロウケツ染めの色々な布製品が売られていました。
絞り染めのような模様で、イルカやカメの模様が描かれていました。
カミさんはパレオが気に入ったというので、お土産に一枚購入。

購入して店を出るといい感じの時間になったので、船のチケットを受け取りに港の待合所へ。
出来るだけ早めに乗船したい所なので、受付開始の時間を狙っていたのでした。
受付開始の時間を5分ほど回った所で到着したのですが、既に20人ぐらい並んでいました。。。

やっぱりせっかちな人には勝てない。。。w
カミさんに並んでもらっている間に原付はおが丸の勇姿を写しに待合所の裏へ。

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東京を出発するときは、トンボなんかも写って秋の気配が漂っていましたが、ここ父島はまだ夏真っ盛り。

というか、年中夏。。。

10分ほど写真を写したりしてから待合所に戻るとちょうどカミさんも無事にチケットを受け取って来たところでした。

出港まで後一時間ちょっと。
程よく腹も減ってきたので、お昼にしたいのですが、あまりのんびりすることも出来ません。

出来れば、島寿司をもう一度食べてみたかったので、うろうろと探して見つけたのが、丸丈さんという店。

島寿司をやっているようなので、覗いてみたら営業中だったのでお邪魔しました。
どの席でもよいというので、座敷席を陣取らせてもらいました。

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ここは島寿司だけじゃなく、ウミガメ料理も扱っているそうです。
しかも島野菜のてんぷら、なんていうものもあって、シカクマメのてんぷらだったらいいなぁ、と思って聞いてみると、これは今日はやってないとの事。

残念。。。

原付は島寿司、カミさんはウミガメの雑炊が食べてみたいというので、出来上がるまでの時間を聞いてみると、出港までに間に合いそうだったので、それを注文。

暫く待っている間、店のテレビではアド街ック天国が小笠原を特集した時のビデオが流れていました。
アド街はたまに見ているのですが、最近小笠原の特集なんてあったかなぁ、と思いながら見てたら、CMが妙に古い。。。

別のテーブルに座っていた客が、「これはいつ頃放送した奴ですか?」と聞いたら、カウンターですしを握ってた大将が「10年位前かな」と答えました。

道理で妙に古臭いわけだ。。。w

で、暫く見続けていると、島寿司がランクインしていて、それのVTRのなかでこの丸丈と大将が紹介されていました。

これはアレですね、多分毎日のように放映しているのでしょう。
当時の情報で今は変わってしまっているものとか、見た観光客が気づかずに信用してしまいそうです。。。

ま、これだけのんびりした島だから大概のことはその当時のままだと思いますがw

そんな事をカミさんと話しながら待つこと10分くらいで、料理が出てきました。

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島寿司です。
これはサワラ等をしょうゆベースの漬けだれに数分浸したものを握ったもので、小笠原や八丈島辺りの名物となっています。

食べ方の特徴といえば、なんと言っても薬味。
ワサビではなくカラシをつけて食べます。

島ではワサビが育たないからかもしれませんが、カラシでも意外といけます。
でも多分、カラシが合うのは、漬けにしているからのような気がします。

そして、もうひとつがウミガメの雑炊。

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これは小皿によそったところ。

ウミガメといえばかつて石垣島のぐるくん亭という店で食べた刺身を思い出します。
あれは、風味がなかったというか、味気ない感じでしたが、何気に調理法が下手だと身がかなり臭いと聞きます。

刺身は冷凍していたものだったので、シャリシャリと食べたので臭みに気づかなかっただけかもしれないのですが、この煮込んだ亀は果たして。。 。

恐る恐る口に入れてみると、全然臭みがなくてびっくり。
それどころか、鶏の手羽先を煮物にして食べた時のような食感です。
脂身は鶏肉のそれと全く変わりません。

若干薬味が強めになっていますが、それがまたカメの味を引き出しててなかなかの美味でした。

最後の最後で小笠原の味覚を存分に味わうことが出来て満足でした^-^)

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父島のメインストリートの裏はこんな感じです。レンガ調のタイル張りになっていて明るい印象です。
この通りにも食事の店やお土産の店などが軒を並べています。

店を出ると出港20分ほど前でした。そろそろ港へ行かなければならないので、まずはバイクに給油。

聖ジョージ教会のほぼ真向かいに島唯一のガソリンスタンドがあります。

バイクを止めると真っ黒に日焼けした腕っ節の強そうなおじさんが、手際よく給油を始めました。

「色々遊びにいけた?」

「ええ」

「3日間とも遊べてよかったな」

「そうですね。」

「今の時期は結構台風が来る事が多くて、こんなにずっと晴れることなんてないんだよ」

そりゃもう、天下の晴れ男&晴れ女(これからは「晴れ夫婦」と呼ぼうかな。。。)ですから!

島のガソリン料金は内地に比べてはるかに高いとは聞いていましたが、さて。。。

給油量は1.6リットル。
流石はバイク。。。

という事でお会計を済ませてレシートを見てみると、、、

なんとリッター280円!!
多分日本で母島のガソリンスタンドの次に高いスタンドでしょう。

丁度原油の価格が上がっていて、東京でも175円前後ぐらいだった時期なので、高いとは思っていましたが、100円以上高いとは思わなんだ。。。

バイクを借りておいてよかったようです。

満タンにしてバイクを返却してから、宿に一旦戻ると、主人が準備して待っていてくれました。

Posted by gen_charly