四国初日の出2012 - 4(2012/01/01)
— 日本最大のため池 —
次の目的地は満濃(まんのう)池。
その途中の車中でさっきの中野学校で食べたうどんで食欲が刺激されたカミさんが、「もう一軒、今度は名店のうどんが食べたい」と言い出しました。
ガイドブックを広げて満濃池の近くのうどん屋を探したら「山内製麺所」なる店が近場にあるというので満濃池の見学が終わったら行ってみることに。
満濃池はこんぴらさんからは車で20分程度の場所にあります。
堤体の上がちょっとした駐車場になっていてみんな車を止めていたので原付もそこに車を止めて降りてみることにしました。
堤体という言葉が出てきたことからも分かるとおり、この池は人工のため池なのですが、その歴史は古く飛鳥時代(701年)まで遡るそうで、その後さまざまな原因による決壊と修復を繰り返して現在に至るそうです。
また、灌漑用ため池としては日本最大の規模を誇っているそうで、確かに地図を見ても池というよりは湖と言った方が良いくらいの大きさがあります。
堤体からの眺めを堪能して、堤体脇に建立された碑や説明書きに目を通しつつ、昔の人たちの苦労に思いを馳せていたら、だんだん寒くなってきました。。。
満濃池の見学もそこそこに山内製麺所へ向かうことに。
ネットに出ている情報では見つけにくい場所にあるということでしたが、幸いカーナビに登録があったので迷わず到着。
んがっ!
入り口のスロープにかけられた「臨時休業」と札が下がったチェーン。。。
まぁ、考えてみれば今日は元旦。
休みで当たり前か。。。
前回といい今回といい、評判の名店や老舗のうどんにめぐり会えていないなぁ・・・。
どうせ他の店も今日はやっていないだろうと言う結論に達し、そのまま次の目的地へ向かうことにしました。
— ♪おぉとぉこ だったぁらぁ~ —
次の目的地は観音寺市の琴弾公園にある寛永通宝の砂絵です。
県道に戻る交差点の手前にある土讃線の踏切が丁度鳴り始めたので、周りに車が来ていないことを確認して撮影してみることにしました。
やったことのある人ならご存知かもしれませんが、踏切からの撮影はアングルが意外と難しい場合が多くて、なかなかよいポジションが決まらないうちに列車は接近してきました。
先頭はN2000系と呼ばれる原付がまだ撮影できていない形式の車両だったのですが、最後尾を狙った方がよいアングルになりそうだったので、そのまま先頭車両は撮らずに見逃すと、なんと最後尾は従来の2000系。。。
とっさにシャッターを切っておかなかったことにちょっと後悔しましたが、ろくでもないアングルで撮るくらいなら撮らないほうがマシです。
そんなこんなで、車を走らせること30分弱で観音寺市街に到着。
琴弾公園は市街を抜けた先の財田(さいだ)川の河口付近にあり、丁度近くに道の駅「ことひき」があるのでそこに止めて歩いていってみようと思ったのですが、いざナビの指示に従って到着するとどうも様子が変です。
目的地、と言われたその場所にはあるはずの駐車場がなく、「世界のコイン館」という建物が建っていました。
道を間違えたかと思って、よく見直してみると、ナビの地図はここで合っていると表示されているし、建物の脇には道の駅の看板が掲げられていて、目的地で間違いないようです。
しかし肝心の駐車場が無い。。。
仕方ないので、ナビの地図をチェックするとすぐ先の琴弾公園に駐車場があるようなので、そこにまで行って駐車。
駐車場が殆ど無い道の駅なんて初めて見たw
それはさておき。
車を止めるときにナビの地図に目をやったら「琴弾回廊」と書かれた温泉マークを見つけました。
もしちゃんとした温泉なら帰りがけに寄ってみようと話をして、展望台へ向かう遊歩道を登り始めました。
これがまた、なかなか心臓破りな階段道で。。。
途中2度ほど休憩を挟んで登り詰めました。
登り切るとそこにあったのは車道。
しかも麓のほうから割とひっきりなしに車が登ってきます。
その道に沿って更に歩いていくと、展望台のすぐ脇が駐車場でした。。。
なんだ、車で来れたんだ。。。Orz
それはさておき、天然の石が踏み台のようになっている展望台の上に登ると眼下に見事な「寛永通宝」の砂絵が広がっていました。
そうそう、これぞまさに銭形平次。
「♪は~なのお~えどははっぴゃくや~ちょ~」のフレーズが頭の中で無限リフレインすること請け合いw
この砂絵、かつて藩の藩主が当地を訪れることになった際に地元の住民が歓迎の気持ちを表すために一日で作り上げたと言われています。
この絵を見た人はお金に困らなくなると言い伝えられているそうで、是非ともそのご利益に与ってみたい所です。
この場所から見ると、きれいな円形に見えますが、実際には楕円形に作られているそうで、田んぼアートとかと同じ理屈ですね。
しばし鑑賞して、帰りがけ。
カミさんが展望台のすぐ脇にあった神社も訪ねてみたい、というので、ちょっと立ち寄って見ました。
この神社は琴弾八幡宮という神社で、絵馬コンクールを行っていることで知られているそうです。
が、何も事前情報無しで来てしまったので、そういう神社だとは知らぬままお参りだけを済ませて戻ってきてしまいました。
再びさっきの遊歩道を降りて、麓まで戻った後は、花より団子というか神社より温泉、ということで、来る時に見かけた琴弾回廊へ行ってみることに。
ここの駐車場からは公園を横切れば近いのですが、直接行ける道は無いようなので、一旦回り込むようにして到着。
やたらと広い駐車場に大きな建物。
なにやら健康ランド系の香りが漂う施設です。
もし入場料が高ければ入浴しないつもりだったのですが、580円と比較的お手ごろ価格だったので、入浴していくことにしました。
風呂は内風呂は湯船一つですが、露天風呂の方は数種類の湯船が有って、比較的スーパー銭湯的では有りますが、他の入浴客が少なかったおかげで割とのんびりと浸かることが出来ました。