新島・式根島・神津島上陸【28】(2014/05/05)

このページで歩いたルートのGPSログ

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登山道は階段状に丸太が組まれていて、山登りというよりは階段をひたすら登っているような印象だ。

登り始めて5分もしないうちに一合目の柱が見えてきた。山頂が十合目になっているらしいので、ざっと250mを10で割ると一合あたり25mだ。
そう考えるとなんか楽勝な気がしてきたw

風は今のところ穏やかで、雨もレインコートを軽く濡らす程度なので、着なくても何とかなりそうな感じだ。
登山を進めて行くに従って体温が上がり、それにつれてだんだん蒸れてきた。脱いでしまいたい衝動に駆られるのだが、レインコートの裏に隠したカメラが壊れてしまうので我慢。

と言っている間に二合目に到達。
一合目は211mで、ここは240m。29mなのでおおむね予想通りだ。

天上山の登山の魅力は、600m以下の低山にもかかわらず、高山地帯のような植生がみられることらしいのだが、植物に疎いのでどの辺が注目ポイントなのかよくわからない。。。

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ただ、時折オオシマツツジが岩場の隙間にへばりつくように生えていて、ピンクの花を付けているのを見るとけなげだなぁ、と感じる。

で、三合目に到着。
三合目は270mだそうで、やはり30m登った。

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斜面に生える植物はみな腰の高さくらいしかなく、どこを歩いていても見晴らしがよいのがこの登山道の特徴だ。
ふもとに見える集落が少しずつ小さくなっていくのが面白い。

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この辺りで、神津島へ向かうフェリーで乗り合わせていた家族連れとすれ違った。
同じ船に乗って、今下山してるって、どんだけライトフットな家族なんだ。。。

四合目を省略して五合目に到着。363mらしい。

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この辺りから斜面の角度が幾分きつくなってきた。

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そして徐々に雲に近づいているようで、集落がだんだん見えなくなってくる。
登山道も木の階段が途切れ途切れになり、むき出しの岩を登っていくような場所が増えてくる。
あまり苔などが生えないのか岩場と言っても全然滑らないので安心して登れる。

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七合目を過ぎると、踏み跡がだんだん心細くなってきた。
とはいっても式根島のように背丈の高い木があるわけではないので、そんなに歩きにくい感じはしない。
いくらか茂みのようになっているところで足元がよく見えない場所はちょっと足さばきに気を使う部分もあった。

七合目から八合目への途中に「鬼達の力くらべ」と書かれた看板が出ていた。
前方50mほどの所に斜面に三段に重なる大石があり、これが天から力自慢の鬼たちが降りてきて力比べをして遊んだ跡だというのだが。。。

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どれですかね?分かりません。。。
あちこち植物も生えないような岩だらけなうえ、雲の中に突入してしまったようでいよいよ周りの景色がガスっぽくなってしまい、目を凝らして探してみたが一目で「これだ」というものを見つけることができなかった。

ちなみにこういうものらしいです。

そして八合目。
もうほとんど周りは見えなくなり、自分が今どんな場所にいるのか見当がつかない。だんだん考えることがなくなってきて体が山登りをする機械になってしまったような感じだ。
なんだかこのまま解脱してしまいそうになる。。。w

雲の中に入ったせいか、時々ビュッと強い風が吹き抜けていく。体を風上に向けていればよろけることもないような風だが、なにせ一歩踏み外すとそこは急斜面、慎重に進まなければ。。。

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で、九合目だ。
あともうちょい!

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九合目までは斜面を九十九折で登っていたが、ここへきて正面に立ちはだかる岩塊は垂直になり、登山道は九十九折をやめて岩の狭い隙間を正面突破するようなルートへと変わった。

これを登りきると・・・、

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頂上だ~!!
・・・と思ったら標高が476mと出てるので本当の頂上はまだ別のところにあるようだ。

天上山も新島の宮塚山などと同じような巨大な溶岩ドームのような山容をしていて、まぁ、有り体に言えばプリンを逆さまに置いたような形と言った方が分かりやすいかもしれない。
なので、頂上部分には平地が広がっていて、点在する見どころをつなぐ遊歩道が整備されているのだけれども。。。

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この天気じゃねぇ。。。
登山口の辺りで降り始めた弱雨はずっと降り続いたままで、雲がひっきりなしに流れてくるので辺りは30m先も見えないほど。。。

登る前はガイドに載っている遊歩道を全部歩くぞ!と息巻いていたのだが、この状態では景色もへったくれもなく、どちらかと言えば早く下山して安心したい。なので散策はその規模を大幅に縮小して、下山路となる白島登山道へ行くための最短ルートを通りながら、道すがらのスポットを巡るコースに変更とになった。

案内板を見ると「オロシャの石塁30m」と書かれていた。
下の解説板の写真の通り斜面に一列に続く石塁が見えるらしいのだが。。。

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えーと。。。
どれですかね???

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結局ここも良く分からなかった。。。
ということでいまいちスッキリとしないが先に進むことに。十合目の道標まで戻り、右へと伸びる遊歩道に進むと表砂漠方面へ行ける。

 

Posted by gen_charly