南三陸語り部ツアー【1】(2016/08/05~08/06)
久しぶりに従弟から連絡があった。
なんでも親戚のおじさんが定年を迎えるにあたり、そのお祝い会を開催したいというのだ。
プランは、初日にホテルの宴会場を借りてお祝いを開き、そのまま一泊、翌日にお墓参りなどを済ませて解散という流れだそうだ。
そのおじさんとは最近あまり会えていないのだが、自分が幼いころに度々お世話になった人なので、二つ返事で参加回答した。
宿泊するホテルは、南三陸町のホテル観洋というところらしい。
ホテルのサイトを調べてみると、宿泊者向けに語り部ツアーを開催していると書かれている。
3.11を現地で体験した人のお話が聞けるまたとないチャンス。おじさんのお祝い以上に楽しみになってきたw
2016/08/05
朝、カミさんとチビを乗せて東京を出発。途中こまめに休憩を取りながら常磐道をひた走る。
サービスエリアや道の駅などに立ち寄っては、チビをおろして外の空気を吸わせる。
ホテルには16時ごろ到着。今日一日を過ごす部屋である。
部屋は志津川湾を望むオーシャンビュー。今はひたすら穏やかな海が広がっているが、3.11の時はここがどのように荒れ狂ったのだろうか。
ひと風呂浴びるうち、三々五々親戚の面々が到着し、宴会場へ。
皆にチビをお披露目。代わる代わる抱っこを求められる。
最初のうちは戸惑いながらも大人しく抱かれていたが、従弟が抱っこしたときに堤防決壊。号泣であるw
放っておくとウロチョロするので、ベビーチェアに括り付ける。自由に動けないので暫くむずがっていたが、さっき泣いて発散したからか、割とすぐに大人しくなった。
テーブルにはすでに食事が用意されている。期待できそうな献立である。
みんなが集まったところで、宴会の開始。
あいさつやお礼の口上など、通り一遍の儀式を済ませて乾杯。
お酌もほどほどに料理にかぶりつく。
料理は見た目を裏切らず、これでもかと言わんばかりの新鮮な海鮮の波状攻撃である。とても美味しかった。
とりわけ美味しかったのは、ウニ丼。世の中にこんな旨いものがあるのか、と思うほどの一品であった。
参加者の中に大酒飲みがいないので飲んだくれてクダをまく人もなく、食事が終わるまでの間、上品に歓談して宴たけなわで終了。
チビが寝る時間としては少し遅くなってしまったので、部屋に戻ったら早々に就寝。
2016/08/06
ハイハイのまま力尽きたような寝姿。首が痛くなりそうw
窓の外から、今まさに日の出を迎えたばかりの真っ赤な朝日が見えた。
毎年初日の出を見にあちこちへ出向いているが、これほど見事な日の出を見たことがあっただろうか。いやない。
それから朝風呂を済ませる。流石にこの時間は誰もいないだろうと思ったら、親戚が何人かやってきた。
みんな元気だね。