鳥取ドライブ【20】(2022/08/16)
スマホで調べた雨雲レーダーの画像は、鳥取砂丘の西から東へ帯状に続く雨雲を描き出していた。この分だと暫く断続的に雨が降りそうな感じである。
ただし、今にわか雨を降らせている雲はほどなく過ぎ去って、そのあと15分か20分くらい雨雲が途切れるようだ。
そこにかけるしかない!
雨が弱まるのを雌伏して待ち、果たして10分後、雨が弱くなってきた。よし、今だ!!
さっきの階段を再び登り、砂丘の背をまたぐ。相変わらず空は低いが、さっきと違って向こうの馬の背がはっきりと見晴らせた。
最初は記念写真だけ撮ったら引き返すつもりだったが、雨は次第に弱くなってきたので、このまま止んでくれることを期待して、馬の背まで行って見ることにした。
雨が染みた砂は靴にまとわりついて歩きにくそうな気がしたが、歩いてみたら意外なことに、むしろ程よく締まった感じになっていて、砂が舞い上がらずむしろ歩きやすいくらいだった。
ガイドなどでは、ここから観光客が列をなして馬の背を目指す写真がよく使われているが、ご覧の通り先行者は誰もいない。一番乗りー!
空が残念なのは仕方ないところだが、独り占めしているようで気分が良い。
ここから馬の背の手前まで緩やかな下りになっている。富士山の大砂走ではないが、雑に走って転んでもケガをすることがないので、チビが早速走り出した。
あっという間に米粒のようになってしまった。上の写真にチビが写っているのだが、分かるだろうか。それに触発されてカミさんも追いかける。自分は富士山での悲劇が未だに忘れられないので、ここは慎重に。。。
えっちらおっちら歩いているうちに二人は馬の背の手前まで行ってしまった。少しは待つということをしてくれないものかw
・・・と思ったら、チビがわざわざ迎えに来てくれた。ええ子やー。そして元気だね。
パノラマ写真を撮ってみた。
馬の背、接近してみると巨大な壁だ。いかにも容易には登らせてくれなさそうな急斜面に見える。
斜面を斜めに登ることが出来る尾根が延びていて、そちらから緩やかに登れるようになっているのだが、二人はそちらではなく、直登する方向へ向かっている。君たち、やるのか。
やりおった。
追いつきつつ眺めていたら、そのまま斜面を登り始めた。ただしチビのみ。四つん這いで登る姿はほぼ獣。何故四つん這い?というか登りにくくないのかね。。。
カミさんは疲れたのか、チビが登る姿を眺めたいのか、麓でじっとしている。
そうこうしているうちに自分も追いついて少し離れたところの斜面にとりつく。こうなったら、自分が先に登ってチビが上り詰めてくるところを迎え入れようじゃないか。
と言うことで、自分も斜面を登る。必死に登る。標高は40mほどと言うが、斜面を一直線に登るのはなかなかにきつい。砂地で足がめり込むので余計に体力を使う。
上がる息を所々で整えながら、ふとチビの方を見ると、チビももう間もなく頂上に到達しようとしている。まずい、間に合わない。。。
結局、ほぼ同着で頂上にたどり着く。離れたところから登ったので、結局迎え撃つことはできなかった。
少し遅れてカミさんも登ってきた。
馬の背頂上から見下ろす位置に日本海が広がっていた。周りに高いものがないので、なかなかの見晴らしである。
と言うことでパノラマを撮ってみた。
斜面にとりつく前にはすっかり雨も上がって、邪魔な傘を片付けての登坂だったので気楽だった。
一頻り馬の背からの景色を堪能する。もちろんチビは砂遊びを始めた。
・・・と思ったら再び雨が落ちてきた。雨雲レーダー、正確過ぎるぞ。。。こういう時はちょっと外れてくれていいんだけどな。
と言うことで慌ただしいが、どうにか砂丘の頂を極めることもできたので撤収!
だが、その雨はほどなく一旦止んだ。ちょっと慌てすぎたか。
麓から壁のように見えた斜面は、てっぺんから見ると崖である。下るのに少し勇気がいったが、転んでもケガもしない程度の砂地なのであまり心配はいらない。
チビは身軽に下りながら、所々に落ちている貝殻を拾い始めた。
砂だらけの貝殻を集めたので、水で綺麗にしたいという。背後に見えている水たまりへ行こう、と手を引っ張られる。
その水たまりは、オアシスと呼ばれている。普段は地下水がたまってそこそこの広さの池になるのだが、今回はほぼ干上がっている。
貝殻の砂を落とす程度なら十分かと思いながらオアシスに近づいてみたら、本当にほぼ水たまりであった。足の裏が辛うじて浸る程度しか水深がない。そこに足を踏み入れたらあっという間に水が濁ってしまい、とても貝殻を洗うような感じではなくなってしまった。
水たまりと言えば、チビの泥水遊びの舞台だ。砂遊びと並んでチビの大好物である。
水たまりの底の泥を掬い上げて山を作る。裸足だから出たり入ったり自由。
「島ができます。どんどん大きくなります。波にだんだん削られて、最後に島がなくなります。」
そう言いながら、泥山に水をかけて崩す。それをデモンストレーションした意味はよく分からないけど、なんか格言っぽいw
ちなみに、このように砂地に水がたまるのは、砂の下に水を通しにくい溶岩の地層が隠れているからだそうだ。写真のように所々その層が露出している場所もある。
この足跡はいつまで残るだろうか。
そして出発地点に戻り、およそ1時間の砂丘散策が終わった。とにかく雨が上がってくれたのがラッキーだった。チビは雨女かもしれないが、散策の時だけは天気を持たせてくれるタイプなのだろうか。そんなタイプをなんと言い表すのか知らないがw
砂丘と言えばラクダだが、この時は風雨が強かったからか、どこにもラクダの姿はなかった。どうにか砂丘を見ようと必死だったので、戻ってくるまですっかり忘れていた。
もしいればチビを乗せてみるのも一興だtったが、まぁそこは仕方がない。