四国初日の出【8】(2008/01/02)
— 日本三大奇橋、かずら橋へ —
龍河洞がある香美市から日本三大奇橋の一つ、かずら橋へは一旦国道32号に出てそこから高松方面へひたすら走ります。
途中土讃線と併走している場所があり、丁度運転中に脇の線路をキハ32形の列車が通過して行きました。
列車は豊永駅に停車したので、一つ先で迎え撃ってやろうと、土佐岩原駅へ向かいます。
土佐岩原駅は県境の駅になっていて、交換設備があります。
暫く待っていると先ほどの列車がやってきました。
反対側はキハ54形が連結されていました。
運転中に見たのがこちらのキハ32形角目ライトのタイプです。
列車がなかなか発車しないので暫く待っていると、交換で、特急南風号がやってきました。
こうやって見ると、カーブのバンクとそれぞれの車両の傾斜角度の違いから、振り子式車両である事が良くわかりますね。
そして、大歩危峡に差し掛かる所で、祖谷へ向かう県道に入り、そこから峠越えでひたすら上っていきます。
この辺までは路肩や民家の屋根には雪が残っているものの、道路は除雪されていたのですが、峠をトンネルで越えるとこちら側はまだ雪の残っているところも多く、運転も慎重になります。
更に暫く進むとかずら橋へ降りる看板が見えてきたので、近くの駐車場に車を停めて、階段を下りてみました。
降りてみた所、そこには土産物屋が。
かずら橋へは更に階段を下りていくようになっていて、今日は土産物屋が休みでしたが、営業してたら客引きがいて面倒だったろうなぁ、と思います。
道案内にしたがって歩いていくと、かずら橋を眼下に眺められる橋がかかっていました。
人が渡っているので、どうやら営業しているようです。
ここもガイドブックに冬季閉鎖と書かれていたのでやっていないかと思ったのですが、これは勘違いで、冬季閉鎖になるのは奥祖谷の二重かずら橋の方でした^^;)
受付で入場券(通行料?)を払い橋の前に立つとちょっとしり込みしてしまいます。。。
真ん中の方で調子に乗って橋を揺らしているアホがいるし。。。(--;)
かずら橋はその名の通りかずらの枝を編んで作られた縄で橋を吊っています。
先ほどのかずら橋を見渡せる橋から見るとだいぶ低い位置に橋がかかっているように見えますが、通路はご覧の通り木を疎らにかけてかずらで留めてあるだけなので、思いの外高い所を歩いているように錯覚し(低いとは言っても14mあるそうです)、結構怖いです。
写真の通り、隙間から足を落とす事は無さそうですが、下を見ると足がすくんでしまいます。。。
橋の上からは雪化粧した祖谷川の景色が見渡せます。
足元を見ると高さで足がすくむのと前方が見えず不安になり、なるべく向こうを見ながら移動しようとすると、木が疎らなので足元がおぼつかず、つまづきそうになってしまい、なかなか渡るのが大変です。
でも何とか渡りきって、反対側の岸にたどり着きました。
そこから50mほど先にある琵琶の滝です。
平家の落人が、この滝の下で琵琶を奏でて慰めあった所から名前がついたそうです。
ぼちぼち日が暮れてきたので、そろそろ帰りのコースに入りたいと思います。
祖谷地区から大歩危へ抜ける県道の峠の少し手前に見晴らしの良いところがあったので一枚写してみました。
この後、讃岐うどんを食べて温泉に入るコースを取ってそこからはひたすら戻りのコースに入る予定です。