小笠原上陸 - 6(2008/09/13)
— まだまだまだまだ続くよ船の旅 —
というわけで、父島から母島へ伊豆諸島開発が運行しているははじま丸に乗りかえです。
父島での乗り継ぎにちょっとバタバタして(一つ前の記事を参照のこと)しまったのですが無事乗船できました。
船室に入っても退屈しそうなのでデッキのベンチを陣取って出港です。
船はおが丸に比べて二回り小さいので揺れもいくらか大きくなりました。
でも、父島で酔い止めを飲んでおいたので、今のところ快適です。
母島は父島の南西およそ50キロに浮かぶ島で、島の集落は沖村一箇所のみ。およそ450人の人が生活しています。
その唯一の集落が父島に背を向けるように島の南西側にあるので、船は島の西岸をぐるっと回り込むように進みます。
デッキから遠ざかっていく父島を眺めながら持ってきたお菓子をつまんでおやつタイム。
遠ざかっていく父島。
母島は海の遥かかなたに小さく見えています。
船の周りには4羽くらいのカツオドリがぐるぐると飛び回っています。
船が近づくと海中にいたトビウオがびっくりして海面を跳ねるのですが、カツオドリはそれを目ざとく見つけては捕獲しようとしています。
でもあまり上手に獲れていなかったかなw
このカツオドリ達は結局母島まで付いてきちゃいました。
デッキで風に吹かれていると、よい天気とあいまって、気が付くとウトウトしてしまいます。
これがなんとも言えず気持ちよいです。。。
母島の北端がだいぶ近くなってきました。
ここから船の終点、沖港(おきこう)までは島の西岸に沿って進んでいきます。
母島の形がよくわかってなかなかの絶景です。
せっかくなのでパノラマ写真を作ってみました。
集落は写真の右端の方になります。
そしていよいよ母島沖港に入港です。
港の向かいにはその名も向島(むかいじま)がどっしりと佇んでいます。
左をみると、
手前が平島(ひらしま)、奥に見えるのが姉島(あねじま)です。
そして、船は無事沖港に入港しました。
ははじま丸に同級生でも乗っていたのか、地元の小学生たちが港に沢山集まって船の到着を待ってました。
いや~それにしても長かった。。。
延べ27時間40分。思えば遠くへ来たもんだ~w
港で宿のお出迎えの人と合流し、宿の車で宿まで送ってもらいました。
と、言っても集落の規模は非常に小いので、宿までは2分くらいで着いてしまうのですが。。。w
その2分間の車内で、
「東京では雨が凄いんですって~?」
(2008年は局地的な雷雨が多くて、ここに来る直前にも豊島区で下水管に入って作業していた人が流されたりしました。)
と運転しているスタッフの人が聞いてきました。
「降った所はかなり降りましたね~、でも本当に局地的だったので降ってない所は殆ど降ってないんですよ。。。」
などと答えたのですが、よく考えれば、ここも東京。。。
なんだか不思議な感じです。