鳥取ドライブ【１】（2022/08）
パンデミック騒ぎももう２年である。最近では感染防止観点での注意ポイントなども浸透してきて、街中ではほとんどの人がマスク姿だし、どこのお店にも消毒液が置かれ、窓などが開放されて換気も考慮されているので、外出することに対するリスクも以前と較べたら低くなってきている。
チビも成長してきたので、昨年あたりからぼちぼちロングドライブにチャレンジしたいなぁ、と思っていたのだが、昨年はお盆に札幌に出張している間にチビの夏休みが終わってしまい、チャレンジできずじまいだった。
そんなわけで、今年こそチャレンジしてみたいところなのだが、今年もコロナは終息の気配を見せない。それどころか、感染者数が連日のように過去最大を更新し続けているような有様である。
ただ、今年は昨年までと少し様子が異なっている。今大流行している変異株は感染力は高いものの、重症化はしにくい傾向にあるらしい。ワクチン３回摂取が奨励され、接種済みの人が多数を占めるようになってきたことも相まって、大概は軽症で終わってしまうらしい。
そうした状況を鑑みて、今年は国や自治体レベルでの制限は特に行わないとのことだ。
だったらやってみようか、と思ったのだが、自粛不要となれば岩手の親戚から声がかかりそうな気もする。まぁ、あっちはあっちで既に２年以上顔を見れていないので、東北の観光を兼ねて岩手に行くのも悪くはない。
そこで、とりあえず弟に連絡して今年の計画を聞いてみたら、弟一家は種々の事情で今年も行かないらしい。
と言っても自粛モード、という訳ではないらしく、暇なら金沢に釣りに来いと誘われた。
春先に山梨で会って以来、チビも弟の倅たちと仲良くなっていたので、遊びに行きたい？と聞いてみたら、行きたい！と即答だった。個人的にはたまにはお前が来いよ、という気がしなくもなかったが、一旦は金沢行きが決まった。
ロングドライブは来年に持ち越しか、なんて思っていたら、出発の１週間ほど前にお袋から連絡があって、職場で感染者が出てしまい、これ以上感染者が出るとシフトが回らなくなってしまうので、極力感染リスクを下げるために来るのを控えてくれ、と言われた。
いや、感染はしていないんだけどな、という思いもなくはなかったが、職場に迷惑をかけられないという気持ちも分かるので、結局金沢行きは中止となった。
ということで振出しに戻る。
岩手だ、金沢だと計画を考えるうちに気分はすっかり遠出モードである。もう、こうなったらどっか行かないと気が済まないｗ
最初は山形や秋田あたりの日本海側をのんびり旅しようかな、と考えていたのだが、タイミング悪く日本海沿岸の各地を豪雨が襲い、洪水などの災害が発生してしまったので、とても遊びに行くような雰囲気ではなくなってしまった。
そこで今度は、西日本方面に目を向けることにした。５日間でどこまで行けるだろうか。グーグルマップであれこれ検索してみる。
お盆休みの日程は８月１５から１７の３日間である。土日と繋げて５連休。
そんなわけで、大まかに、
１３日 昼過ぎに出発し、長野辺りで一泊
１４日 長野から岐阜に入り高山か郡上八幡を散策して、岐阜県内で一泊
１５日 岐阜から滋賀に入り琵琶湖を散策、福井か京都の日本海側で一泊
１６日 そこから日本海沿岸を進んで鳥取砂丘を見に行って一泊
１７日 一気に帰宅
と言ったスケジュールを立ててみた。ポイントは滋賀から日本海側を経由して鳥取を目指していることである。
これまでの旅行で、その辺のエリアが空白地帯となっていたので、一度行って見たいと思っていたのだ。
それと、スケジュールを見たカミさんから、郡上八幡行くなら郡上踊り見れるといいね、と言われた。
よく考えてみたらお盆だ。郡上踊りは盆踊りなので開催しているんじゃないか、と思って調べたらまさに開催日ど真ん中。
ナマの郡上踊りが見られると知ってカミさんは大喜びだ。
しかし、４泊５日である。今回はチビが同行するので色々考慮しなければならないことも多い。
とにかく夜は寝かせなければならないので、夜中の移動がＮＧとなる。また、チビの就寝時間から逆算して夕食やお風呂の時間も決まってしまう。そう都合よく行程を調整できるだろうか。
他にも、これまで以上に途中途中での休憩も必要になる。そこで時間を取られる可能性もあるので、これまでのような欲張りな行動は出来なさそうだ。
もちろん、あまり子供ウケしないところばかりを訪ね歩いたら、今後の旅行計画にも影響が出るので、子供が楽しめる所も織り交ぜる必要がある・・・などなど。
それらの理由により、旅行の計画変更が発生するかもしれないし、中断となる可能性もあるかもしれない。
とにかくどんな旅になるか想像もつかないのだ。
一応、カミさんとも計画を共有して、カミさん目線で問題なさそうだということは確認が取れた。
あとは出たとこ勝負だ。とりあえず行って見よう！