岐南ドライブ　-　１１（2012/05/06）

—　郡上グルメ　—

外に出ると、ちょうどお昼時だったので、昼食をどこかで食べる事にしたのですが、博覧館を出て程なく雨が激しさを増してとうとう土砂降りになってしまいました。
ちょうど道すがらにスーパーと物産館を兼ねたような店があったので雨宿りを兼ねてちょこっと立ち寄ってみることに。

お惣菜売り場では、「郡上いなり」なるいなり寿司や「じゃがころ」なるジャガイモをみたらしで絡めたものなど物珍しいものがあって、それも食べてみたかったのですが、一方でさっきみた平甚の飛騨牛の牛丼も後ろ髪惹かれる感じです。

で、カミさんと相談したところ、「牛丼の方は持ち帰りもあった筈だから、両方食べてみよう。」という極めて平和的な解決を見ることになり、いなり寿司などを購入。

激しい雨は一時的なものだったようで、１０分ほど店にいただけで雨は小降りになったので、続けて平甚に行ってみることに。

その途中に「白龍稲荷神社」の名を冠する鳥居がありました。
何でもない市街地に突如出現する岩山、無理やりかけられたような鳥居、そこから続く急傾斜の階段。。。

コレは行くしかないでしょう！ｗ
ちなみに画面右下に見える朱塗りの箱はなんと賽銭箱。

古民家の階段のような急な石段を３０段ぐらい登ると、小さなスペースにこじんまりとお社がありました。
すぐ脇に更に岩山が続いていて景色は思ったより開けませんでした。

結局ご挨拶を済ませてすぐに降りてきました。

平甚はちょうどお昼のかき入れ時で数人の人が行列を作っていました。
うかつに並んでいたら時間がかかってしまう所だったので、カミさんの判断が正しかったことが分かります。
持ち帰りの牛丼はすぐに出来るそうで、５分ほどの待ちで手に入れることが出来ました。

それからぼちぼち車に戻って昼食にすることにしたのですが、駐車場の手前の橋、来る時は気付かなかったのですが、ここがテレビなどでよく見かける例の飛込みの舞台となっている橋でした。

橋の袂にある「新橋亭」の脇に橋を眺められる場所があったので行ってみると、橋は思いのほか高いところにあって、これは確かに度胸試しとして使われるレベルだな、と感じました。

何でもこの橋は水面から１２ｍもあるそうで、高さで言えばビルの４階程度に相当するとのこと。
こんな紐なしバンジーというかスーサイドクリフというか、飛び込む子供たちの気が知れません。。。

ましてや「川遊び雛」のように快活に飛び込む事など恐れ多く。。。ｗ

実際、調子に乗ってやらかしてしまう人が例年いるそうで、

こんな注意書きの看板まで設置される始末。
そりゃ道頓堀とは訳が違うんだから素人は自重した方が良いでしょう。

ということで、車に戻って昼食タイム。

まずはＡ５飛騨牛丼。

牛丼に使うのはスジ肉だからか、Ａ５ランクの飛騨牛という触れ込みから想像する肉の食感とはなんか違うような気がしました。
味付けが絶妙で、普通の牛丼だと思って食べれば非常に美味しいものでしたが。

一方、郡上いなりは、ちらし寿司が揚げの中に入って、しかも一枚の油揚げに詰めた後半分に切ったような形で、酢飯と油揚げの相性もなかなかで旨かったです。

そしてじゃがころは。。。
これはおやつですねｗ

一口大のジャガイモの食べやすさと、みたらしのたれの想像以上の相性のよさが意外で、あっという間に全部食べてしまいました。

無事腹も満たされて、いよいよ景品の交換。
「ささやかな景品」とは言うもののもしかしたら地元特産の限定グッズかも知れず、期待が膨らみます。
城と博覧館で都合７００円投資しているんだからそれなりのものの筈、という何とも押し付けがましい期待も含めてｗ

目の前の旧庁舎に入ると、出発前にいた女性がカウンターに座っていました。

「すみません、福よせ雛の写真、撮ってきました。」

「そうですか！どうでした？」

「今写真を出しますね。」

携帯で撮影した写真をメモリから呼び出してその女性に見せると、なぜか半笑いの表情。
あれ？こういうのってもっと、おめでとう！という雰囲気で迎えられるものじゃなかったかな・・・？

少しして、女性がハッと気付いたような顔をして、

「あ、景品ですか？景品の交換はここじゃないんですよ。」

なんですと！？

「博覧館に併設されている売店で交換なんですよ。。。」

なぬ～！！！
折角ここまで戻ってきたというのに。。。

最初に教えてくれ～、という心の叫びも虚しく、仕方なく再度博覧館へ。
再び訪れた博覧館の脇にある売店の人に声をかけると、

「ああ、見てこられたんですね。それでは写真を見せていただけますか？」

ということで、撮ってきた写真を見せると、

「はい、確認できました。それでは景品ですが、そちらのカゴに入っているものの中からお好きなものを二つ選んでください。」

というのでカゴに目を向けると、何ともいえない実に微妙な景品が入っていました。
まぁ、それはここで書くとこれからイベントに参加しようと思っている人のやる気を削ぐことになりかねないので、見てのお楽しみ。
＃え？充分削がれるって？　サーセン。。。