お台場ぶらり散歩とライブ鑑賞 - 4(2012/08/05)
— 始まるまでは寝る! —
あえて説明するのもなんですが、メガウェブはトヨタの展示場で、館内は展示されている車に家族連れやカップルたちが群がる、まさしくディーラーを巨大にしたような空間で、およそライブを開催するような場所ではない感じです。
しかも隣にはZEPP TOKYOもあるのに。。。
元々は東京JAZZのプレイベントとしてのライブで、無料のイベントなので、それはそれで仕方ないのかもしれません。
館内を歩いていくと、ちょっとしたイベントスペースのような広場があり、ステージと即席の客席が設けられている場所を見つけました。
多分、ここが会場のようでです。
会場が見つかったので、そろそろKさんに連絡しようかな、と思った矢先、視線の先にKさん夫妻がいるのを発見。
結局電話をかけることなく無事合流することが出来ました。
まだスタートまで一時間ほどあったのですが、客席に人はおらず、隅の方で列を作って並んでいる状態で、そこに並んでいる人数からしてもTRIX人気が感じられるのですが、並んでいる人だけでも席は埋まってしまいそうな感じだし、仮に座れたとしても4人まとまって着席することはどの道無理そうだったので、その辺から立ち見を決め込むことにしました。
Kさんにメンバーの機材でも見に行こうと誘われてステージ脇に行くと、プロが使う機材を間近に見ることができて、まさに眼福。
そこにしばし佇んで、機材をまじまじと眺めたり、スタッフが準備に動き回っているのを見たりしているうちに、入場が開始されました。
あらかた並んでいた人たちが着席すると、意外な事にまだ数席の残席がありました。
しかも、目と鼻の先の座席が4人分空いていると言う奇跡的な状況。
が、しかし、4人分とはいっても、それはタテに4人分という喜んで良いのか何ともいえないレイアウトで、座ったらお互いの会話もままならない感じだったので、まぁ、無理に座らなくてもいいやと思っていたら、目の前に渡されていた仕切りのテープが外され、原付側からも入り込めるようになりました。
カミさんが疲れたから座りたい、と言うなり、迷いのない動作で着席してしまったので、それならと原付も一つ前の座席に着席。
しかし、鼻の差で別の人たちが後ろの2席を取ってしまったので、Kさんたちは着席できず。。。
それでKさんたちは後ろで見てるよ、と言って後ろの方へ行ってしまったので、結局別行動になってしまいました。
それから少しして後ろを振り返るとカミさんは既にウトウト。。。
やっぱり炎天下のお散歩は疲れが出るよなぁ。。。
実はかく言う原付も席が確保できて内心ほっとしていたのですが、やはりそれなりに疲れていたのか、すぐに落ちてしまいました。。。
— 音楽って本当にいいものですね。 —
BGMを子守唄に暫くうつらうつらしていると、客席から拍手が沸き起こり、ついにステージ脇からメンバー登場。
それで一気に目が覚めて原付もステージのメンバーたちに釘付けになりました。
知っている曲が流れると体は自然にリズムを刻み、知らない曲の時はどんな曲なのかと興味津々。
プロのミュージシャンのライブを見るのは、実に5年ぶりなので、懐かしい雰囲気を感じつつ、新鮮な気分でもありました。
さて、このTRIXというバンド、フュージョン界においてコミックバンド的な要素を取り込んだ稀有なバンドとして知られていて、その独特なパフォーマンスの一部はDVDでも見ていたのですが、実際に目の当たりにすると、会場の雰囲気も加わってより面白さを感じることが出来ました。
通常のライブでは2時間以上のステージとなるので、トークは更に悪ノリをしていくのですが、今回は一時間ちょっとなので、トークは短め。その分演奏には力が入っています。
ベースの須藤さんは、スクエア時代からひょうきんな人柄で知られていて、主にドラムの熊谷さんをいじることで笑いを取っていくのですが、熊谷さんがいじられっぱなしのキャラクターのせいか、若干悪ノリが過ぎているようにも見えて、メンバーを知っている人は笑って受け流せると思うのですが、今回みたいに初めて聞く人たちが沢山居る環境では、ちょっとイメージが悪く見られないかな、と少し心配になりました。
まぁ、原付がその辺とやかく言っても詮無い話ですが。。。
でも、相変わらずベースソロで客席に乱入してイスの上をあちこち歩き回り、ファンの喝采を浴びたりするそのパフォーマンスはミュージシャンの端くれとして見習いたいなぁ、と感じました。
最後の曲では熊谷さんも食い倒れ人形のような妙なセットを首から提げて4人全員でステージ前で演奏した挙句、脇のエスカレーターを上って2階席?にまで乱入するというなかなかないパフォーマンスを見せてくれました。
まぁ、そんな訳で、一時間ほどのライブもあっという間に終わり、久々のテンション感の心地よい余韻に浸りつつKさんたちと再度合流。
近所で軽く食事をしつつ、ライブ談義や、自分たちのバンドの方向性を熱く語ったりして解散。
— それならもっと歩きましょう —
それで原付夫婦も自宅へ帰ることにしたのですが、食事をしたので腹ごなしを兼ねて歩いて豊洲駅まで行くことにしました。
その途中で渡った橋の上からは、昼間渡ったレインボーブリッジや東京タワーが一度に眺められて、なかなかのビュースポットでした。
豊洲駅は有楽町線の駅なのですが、有楽町線はどうにも他路線との接続が悪くて、どうせ乗換えをしなければならないなら、原付たちが利用する日比谷線の築地駅まで歩いてしまうか、とカミさんに提案すると、カミさんも賛成してくれたので、豊洲駅の近くまで来て急遽方向転換。
豊洲駅から築地駅は思いのほか距離があり、最後のほうはちょっとバテてしまいましたが、どうにか到着。
築地からは原付の最寄り駅まで1本、無事に自宅に到着しました。
なんだかんだで歩け歩け大会のようになってしまった今回のお散歩。
炎天下の中歩き続ける過酷な行程、カミさんもよく付き合ったものだなぁ、と自宅について一息入れてから妙に感心してしまいました。
それで思い立って、どのくらい歩いたのかとネットで調べてみたら、実に15キロ以上歩いていることが判明。。。
そりゃバテる訳だ。。。w
(おわり)