箱根散歩2013 - 4(2013/03/10)

— Old School —

翌朝。

昨晩は薬が効きすぎたのか、部屋が乾燥していたのか異様にのどが渇いて、4回ほど目を覚ましてしまいました。
それでも都合9時間も寝てしまったので、目覚めはすっきり。

ですが、窓の外はガスがかかって一面真っ白で何も見えません。。。
いろいろ期待薄ではありましたが、とりあえず朝風呂を決め込むことに。

8Fの浴室は、7Fよりこじんまりとして、浴槽にも泡ジェットなどはなくシンプルに景色を楽しめる感じでよいのですが、前述のとおり景色は白一色。

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それから部屋に戻り朝食タイム。
朝食もバイキング形式なのですが、さすがに昨日の反省もあって控えめにいたしました。

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食堂の窓から昨日食後に散策に行こうと思って叶わなかった本館が見えました。

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それから部屋に戻って一休みしてから、チェックアウトを済ませて、本館を覗いてみることに。
入り口の自動ドアを通り抜けると、その先にレトロフィーチャーというかレトロそのものといった感じの風景が広がっていました。

まず、1Fは土産物コーナーと遊具コーナーになっていて、これまた古臭いテレビゲームなどが置かれています。

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よく今まで動いてたなぁ、と思うような筐体が並び、気持ちは20年位前へタイムスリップですw。

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また奥にあるボウリング場に至っては昭和までさかのぼってしまった感じで、この中途半端な古さが原付としてはなかなか堪らない空間でした。

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— Wind Shear —

今回は疲れないように早めに帰宅しよう、ということに決めていたので、今日は十国峠丹那断層跡を訪ねて帰ることにしました。

十国峠はホテルから南下すること15分ほど。
ここも山腹に伊豆箱根鉄道のケーブルカーが通っていて西武の観光コースの一つになっています。

駒ヶ岳ロープウェーとここのケーブルカーはネット上で発行される往復割引券があって、印刷して提示するだけで50円引きになります。

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車両に乗り込んで少し待っているとほどなく発車。
とはいえ山頂駅まではわずか300メートル、3分の道のりで、あっという間に到着です。

ふもとのホームではさほど気にならなかったのですが、山頂駅の駅舎から外へ出てみると、思いのほか強い風が吹き荒れていて、その時は峠だから風が抜けて強く吹いているのかな、程度に思っていたのですが。。。

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十国峠という名前からもわかるとおり、この峠は関東甲信の十か国を一望できるという眺望の地なんだそうですが、折からの強風によるものなのか、下界は霞がかっていて、確実に確認できたのは足元の湯河原の街並みとその先に延びる真鶴半島だけでした。。。

ちなみに十国というのは、相模、武蔵、上総、下総、安房、信濃、甲斐、駿河、遠江、伊豆の十国だそうで、さらには伊豆諸島の大島、利島、新島、神津島、三宅島や、さらにはスカイツリーの姿も見ることが出来るそうです。

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峠から尾根伝いに遊歩道が伸びていて、隣の山頂部分にも園地が広がっているのが見えたので、ちょっと散策してみることにしました。

遊歩道の両脇は背丈くらいの笹薮になっていて、折からの強風が笹を盛大に揺らしていきます。

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まず一つ目の園地は芝生の広場になっています。
園地の先端まで進むとさらに尾根に沿って道が続いていました。

風は歩いている最中にもどんどん強さを増して、時折体を持って行かれそうになるほどなのですが、ここまで来たんだから、という悔しさも手伝って、行けるところまで行ってみようと思いました。

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再度背丈くらいの笹に挟まれた遊歩道を抜けると、次の園地に到着。
ここも最初の園地と同様芝の広場になっています。

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ここの園地の一画には、源実朝の歌碑が建てられていました。
広場の先にはまだ道が続いていたので、もう少し行ってみようと進んでいくと、唐突にアスファルトの車道に出てしまいました。

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左手にはよく管理された墓苑の敷地が広がっていました。

道を渡った正面は姫の沢公園への入り口となっており、その先にアスレチックの遊具が見えました。

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が、さすがにこれだけの強風の吹き荒れるなか、悠長にアスレチックで遊ぼうなどと考える親子連れは見当たりません。
それならば、と展望を求めて、一番手前の背の高い物見やぐら的な遊具の上に登ってみたのですが、相変わらず景色は霞んでろくな眺望は得られずじまいでした。

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この先にも道が続いているようで、傍らの案内板によれば、そのまま行くと湯河原の街まで遊歩道が続いているそうで、さすがにそこまで行く気力はないので、この辺で折り返すことにしました。

再びケーブルカーで麓に下り、レストハウスの土産物屋を物色して、チューブ入りの本わさび一本入手。

Posted by gen_charly