八丈島上陸【11】(2014/09/21)

2014/09/21

20140921_061748

6時ごろ起床。天気が許せば今日は八丈富士に登ってみたい。様子を見るためベランダに出てみる。

今回宿泊した部屋の番号は230となっているのだが、ご覧の通りどこからどう見ても1Fだ。ロビーを基準にすると、食堂が半フロア降りたところに、また客室は半フロア上がった所にあるという構造のため、一応ここは2階と言うことなのだろう。

ホテルで1階の部屋と言うのは初めてだ。初めてついでに気になったのが、ユニットバスのドア。

20140921_061357

このドアはなぜか内側に開くのだ。当然途中でトイレの便座にぶつかって全開できない。
用を足すときは扉を回り込むようにしなければならないので非常に使い勝手が悪い。
ユニットバスのメーカーは作るときに気にならなかったのだろうか?

それはさておき八丈富士だ。今日の天気をチェックすると出発前の予報と変わらず曇り時々雨、降水確率60%と出ている。

20140921_061802

天気は曇っているものの雨は降っていない。ベランダから見上げると、頂上の辺りにやや雲がかかっているが全体的なシルエットははっきりと見えている。

手元のガイドには強風時のお鉢巡りは危険と書かれている。ウチらだけなら様子を見ながら進んでダメそうな所で折り返すという判断も出来るが、お義母さんは登山慣れしていないので、あまり危険にさらすわけにもいかない。

どんなもんだろうか。。。
朝食は7時30分。まだ少し時間があったので、近所を散歩してみることにした。

20140921_064136

まずはエントランス。海岸近くの建物ということもあるせいか、幾分老朽化が目立っている。
敷地内には本館の他にも建物がいくつかあり、なかにはコンドミニアム風の別館まであるのだが、いずれも現在は使用されていないっぽい。

ホテルの周囲には民家はおろか建物らしい建物がなく、ホテルの中だけでリゾートを完結させるスタイルなのかもしれない。開業当初の時代背景としてはありがちな考えかただったのかも知れないが、リゾートのスタイルが当時と異なってしまった今となってはそれが却って足かせになっているようにも思える。

唯一、都道の斜め向かいにさびれたレストラン風の建物があるのだが、ここはホテルの建物と意匠が似ており、同系列の経営だったのかもしれない。

20140921_065012

しれない、と書いたのはそのレストランはすでに廃墟と化していて確かめられないからだ。
敷地内にはテニスコートもあってバブリーな印象だ。石黒賢さんのような腰にセーターをまいたサワヤカさんがラケットを振っている光景が頭に浮かんだ。

建物のわきを抜けて海岸の方へ出てみると、崖の一段下がった所にミニゴルフのグリーンが見えた。手入れされているともいないとも何とも言い難い感じだが、こんな早朝にもかかわらず地元の人らしき数人のグループがプレー中だった。

20140921_065120

だからこんな廃墟の駐車場に車が停まっていたのか。

他に見るものもこれと言ってなく、朝食の時間が近づいてきたのでホテルに戻ることにした。
朝食は昨日夕食を食べたレストランでバイキング方式だそうだ。品ぞろえについては概ね他のホテルと変わらない。

20140921_073913

めいめい好きなものを取ってきて食べた。

20140921_073902

窓の外には太平洋の大海原が広がって良い眺めだが、自分的には海よりも雲の流れが気になる。。。全体的に曇っているものの案外空は明るく、時折青空が覗いたりする感じなのでもしかしたら今日は予報を裏切って回復してくれるかもしれない。

帰りがけカウンターにいたスタッフにも質問してみた。それによると地上より山頂の方が風が強いので麓の風速が6m~8mを超えるとお鉢巡りは危険らしい。今日はこのあと麓でも10m程度の風の予報が出ているので難しいかもしれません、とのことだ。

うーん、風が強まるのと天気が回復するのはどちらが先か。。。天気は分からないけど、まごまごしていたら風が強くなるのは間違いなさそうなので、その前にさっさと登って頂上に着くまでの間に回復を期待するしかなさそうだ。

ということで予定通り八丈富士へ登ってみることにした。

Posted by gen_charly