秩父・奥武蔵ドライブ【3】(2020/09/20)
2020/09/20
例によって、二人は朝散歩に出かけて行った。その間に車内の片づけと朝食準備。
もろもろ準備が終わるころに二人が帰ってきた。
いつも通り朝食を済ませたら、本日の行動開始。
まずは、道の駅に併設されている埼玉伝統工芸会館という施設で、和紙作りの体験をしてみようと思う。
小川町は昔から和紙の里として知られているが、これまで紙漉き体験したことはなかった。せっかくなのでチビに体験させてみたい。
開館を待って入館。体験料は500円とのこと。
紙漉き体験コーナーに案内される。
係員からあらましを説明されて、紙漉き体験スタート。
水槽に張られた水の中に、コウゾやミツマタといった木の皮を煮だして作った繊維が沈められている。
木枠を水槽にくぐらせ、水に溶けた繊維を乗せて持ち上げる。木枠の下はざるになっていて、水分は下に落ちるようになっている。
係員が一度デモンストレーションをした後、チビに手ほどきをする。
同じ動作をして木枠に繊維を乗せると、係員から「上手にできましたー!」と声がかかって作業完了。
え?もう終わり??
時間にして1分未満。もっと何回もじゃぶじゃぶやるものだと思ってた。。。
この漉いた紙を別の場所に持っていき、そこにある花びらや紙片を和紙の上にのせてオリジナルの絵葉書を作るのが体験のメインだったらしい。
良くチェックしないまま来たとはいえ、ちょっと意外な展開だった。
載せられるだけ載せるスタイルがチビ流w
このあと上にもう一枚、薄い和紙を重ねたあと、乾かして郵送してくれるそうだ。
到着が楽しみである。
まだもういっとき時間があるので、もう一か所、ウチらのお出かけでは割と登場回数の多い、越生の黒山三滝に行くことにした。
駐車場から滝までは10分程度歩くことになる。
渓流沿いの遊歩道を歩いていくが、チビから水に触りたいと言われ、降りられそうなところで道を外れて、川べりに降りてみた。
今までここを歩いて川沿いに降りたことがなかった。今まで見たことのない視点で三滝川を眺めた。
子供の視点は違うものなんだなと再認識させられる。
途中天狗滝へ向かう分岐がある。道が思ったより険しい。こんなに険しかったっけ?
チビを一人で歩かせるのは不安だったので、所々でアシストしながら登る。
と、滝が見えてくる。
昨日から雨が降ったり止んだりだったので、水量もそこそこ多く見ごたえがあった。
そして、いつ来ても相変わらずやる気を感じさせない土産物屋の前を通り抜けて、男滝・女滝に到着。
まぁ、何度も来ているところなので、特にコメントはなし。
ひとしきり散策して帰り道。道の途中の釣り堀の前で焼かれていたイワナにチビの目が光るw
普段、こういうところではまず買って食べることをしないカミさんだが、チビのおねだりと有っては袖にすることもできず、一匹いただくことになった。
購入した魚は釣り堀の横のテーブルで食べることが出来る。
中に入るのは初めてだ。魚は塩加減も程よく、予想よりうまかった。
さて、そろそろ秩父ドライブも終盤。中途半端に魚を食べたのでおなかが減ってしまった。
・・・となったら、もうあそこに行くしかないでしょう。
そう、鳩山の「ふくいち」である。
自分的にはここの武蔵野うどんは絶品だと思っているのだが、カミさん的には武蔵野うどん自体が気に入らないらしい。
が、今回は本当に武蔵野うどんが嫌いなのか再確認をしたい、というよくわからない理屈で付き合ってくれた。
ところが店に入って注文したのは天ざる。あれ?
先にうどんが出された。前回来た時はうどんは時間がかかる、と言われていたのだが。。。
武蔵野うどんはとにかくコシが強い。顎が疲れるレベルで噛み応えがある。これに郷土愛が加味されて自分的にはたまらない一品なのだが、カミさんはやっぱりなじめない、と言っていた。
そのあと間もなく天ざるが運ばれてきた。
もちろんそばも結構なものである。
食事が済んだらあとは帰宅のコース。そんなに急いで帰る必要もなかったので、のんびり一般道で帰ったが、到着は20時を回ってしまった。流石に遅すぎるか。。。
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ということで、久しぶりのやや遠出であった。
コロナ禍のお出かけで感染防止を常に意識した行動は若干神経を使ったが、それでもいくらかの気分転換になった。