鳥取ドライブ【4】(2022/08/14)

安房峠へと上り詰める道を進んでいくと、稲核(いねこき)という集落がある。そこにあるのが道の駅風穴の里。諏訪湖を出てから程よく走ったので、ここで休憩。

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この道の駅に訪れたのは3度目である。意外なことに富士吉田、おがわまちと並んで、訪問回数のトップを張る道の駅だ(・・・のはず)。
その名の通り、この集落では古くから風穴を生活の一部に取り込んでいる。見学用の風穴もあるのでチビを連れてってみることに。

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見学用の風穴は道の駅から2、3分歩いたところにある。
建物の引き戸は閉じられているが、鍵はかかっていないので自分で扉を開けて中に入る。中に入った瞬間、冷蔵庫のようなひんやりとした空気に包まれる。

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庫内に設置された温度計は10度辺りを指している。まさに天然の冷蔵庫である。古くから貯蔵庫として利用されていたが、蚕の卵を冷蔵することでふ化の時期を調整できることが分かり、農閑期やエサとなる桑の葉が多い時期に合わせてふ化させることが可能になった。これにより生産性が向上し、全国的に知れ渡るようになって、各地で風穴が利用されるようになったそうだ。

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現在では養蚕は廃れたが、野菜やお酒の貯蔵庫として利用されているそうだ。

風穴と言うと、富士山の麓の富岳風穴を思い出す。あそこは溶岩流の中に出来た洞窟を活用しているので、まさに風”穴”であったが、ここにあるものは山の斜面に貯蔵庫があるだけで、洞窟的な構造は一切ない。そういう意味では”穴”と呼ぶのはちょっと違和感がある。まぁ、古くからこのような貯蔵庫を指して風穴と呼びならわしているので、自分が言っても詮無いことではあるが。

 

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風穴を見学していたらぼちぼち昼時となった。道の駅と風穴の間に蕎麦屋があったのでそこですすっていくことに。
店の名前はみどのロッヂという山小屋風の名前だ。その名の通り宿泊もやっているらしい。

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のれんをくぐると、下駄箱のある玄関。スリッパに履き替えて入ると、奥に手打ちの製麺室がある。訪ねた時には蕎麦打ちはしていなかったが、期待が高まる。

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宿泊者が食事をする食堂でいただくらしい。メニューを見ると蕎麦しかない。もりが850円、ざるが900円とのことで、それぞれ頼んでみた。
よく、もりとざるは何が違うのか、という疑問が話題になることがある。一般には海苔の有無だと言われているが、果たして出てきたもりとざるは、もりは皿の上のざるにそばが盛られている。一方ざるはそば皿の上のざるにそばが盛られている。どちらにも海苔が乗っていた。
味はどちらも同じ物のように感じた。と言うことはこの両者の違いはなんだ?器か。

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まぁ、その辺あまり詮索しないのがツウってやつなのだろう。
蕎麦自体は風味がよく、のど越しのよいおいしい蕎麦だったので、満足できた。

食事を済ませて道の駅に戻る。このところ甘味のうまさを知ってしまったチビは、食後にデザート食べたい、と言うようになった。
基本的にあまり甘いものを食べさせない方針ではあるのだが、新鮮な牛乳で作ったものならいいだろう、と言うことで道の駅でソフトクリームを買ってあげた。

さて、あまりのんびりもしていられない。ぼちぼち先に進むことにしよう。
この先、もう一頻り登ると、上高地方面への分岐がある。上高地方面はマイカー乗り入れ禁止なのは有名な話。
上高地もまた日本を代表する観光地であり、いずれ訪ねてみたいと思っているが、なんか混雑していそうな先入観があってなかなか足が向かない。

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上高地方面とは反対の道を進むと、すぐに安房トンネルに突入する。トンネルを抜けるといよいよ岐阜県だ。
これまでこの道は両手で数えきれないほど通過しているが、エントリを立てると毎回のように長野県側の道が悪い、と書いている気がする。が、道の補修は着実に行われているようで、以前と比べるとだいぶ走りやすかった。とはいっても相変わらず道は細いしカーブも多いしで、まぁ難路であることには違わないのだが。

チビには山道に入る前に、この先に長ーいトンネルがあるんだよ、と話してあった。それを聞いて、見たい!とテンションをあげていたのだが、腹が膨れて眠くなったのか、上高地への分岐に至る前にリアシートで熟睡召されていた。
起すのも可哀そうかな、と思って結局そのまま静々とトンネルを通過。

と、峠を越えたあたりから、自分もだんだん眠くなってきた。高山の市街地に入る手前で限界を感じ、とりあえず手近な道の駅風のところに入る。

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その施設は道の駅ではなかった。飛騨高山板蔵ラーメンの工場兼直売所らしい。とにかく眠かったのであまり考えず駐車場に車を停める。停めた時の音(ATレバーをPレンジに入れると、ドアロックが解除されて、割と大きな音が鳴る。)を聞いて2人が目をさました。
仮眠してすっきりした2人は中を見学してくる、と言って車を降りて行った。

仮眠していたら2人が戻ってきた。20分ほど休んだようだ。チビが、中でラーメンの試食をやっていて美味しかったよ、と教えてくれた。そりゃ面白そうだ、と自分も起き上がり、再び2人を伴って試食コーナーに行ってみたら準備中だった。

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カウンターの中の厨房ではおばちゃんたちが仕込みをしている。と言うことはまだ試食チャンスはありそうだ。そのおばちゃんに再開の時間を聞いてみたら、丁度スープを切らしたらしく仕込み終わるまで暫く待ってくれ、と言われた。

それなら、と暫く店内をぶらついて5分くらいして戻ってみたらまだ準備中だった。
先の予定もあるので、試食は諦めて先に進むことに。

Posted by gen_charly