鳥取ドライブ【19】(2022/08/16)
さて、のんびりしていられない。ナビに鳥取砂丘をセットしてさっそく出発。ところが県道を数分進んだ所で唐突に通行止めを食らった。
路面に亀裂、および沈下が発生しているらしく、浜坂道路へ迂回するよう指示される。
大幅な遠回りとはならないようなので安心したが、通行止めならもう少し手前で予告してほしいものだ。。。
仕方ないので、来た道を戻る。
浜坂道路とは、山陰近畿自動車道のこの区間を指した名前だ。
看板の案内に従って浜坂道路に入ると、一頻り走って終点だった。
ナビは余部から先の区間がまだ登録されておらず、従来の峠越えの道を案内したらしい。
こちらの道へ誘導されたことで、短い区間ではあったがバイパスに成功し、いくらか時短となった。
そこから先の区間も一部だけ開業している区間が転々とあり、それらを挟みながら1時間ほどで鳥取砂丘のビジターセンターに到着した。
ついにここまで来たか。万感の、とまでは言わないが、遠くまで来たなという思いで胸がいっぱいになる。
余部で降り出したにわか雨はほどなく上がったが、ここまで降ったり止んだりを繰り返している。今はパラパラと小雨が降っている。
流石に傘をさして砂丘を歩くのは骨が折れそうなので、ビジターセンターを先に見学して止むのを待つことにした。
ビジターセンターの中は、砂丘に関する展示などがなされており、砂によって動作する鹿威しなど、砂を体験できるようなものも展示されていた。
20分ほどかけて見学して再び外に出てみたら、予想に反して雨脚が強くなっていた、というか土砂降りだ。。。
暫く様子を見ていたが弱まる気配が無い。ここまで来て砂丘を見ずに帰るなんて悲しすぎる、と言うことで、せめて階段の上くらいまでは行ってみよう、と言う話になった。
チビにレインコートを着せ、親は傘をさす。二人はどうせ足が砂だらけになるのだから、と裸足で臨むそうだ。
まぁ、ビジターセンターに砂を流すための洗い場があるので、それも一興だろう。自分は遠慮しておいたが。
で、降りしきる雨の中、意を決して階段を上る。車に置きっぱなしにしている折り畳み傘なので、体に合わず足や腕がどんどん濡れてくる。でも濡れて困るという場面でもないので、なんだか面白くなってくる。。。が、階段の上まで上がったら突風にあおられた。いくら面白くなってきたと言っても、傘をささずに歩き回るのは流石に愚かすぎるので、ほうほうの体で退散。。。
自分とカミさんの表情に、ここまで来て砂丘を見ずに帰ることになるのか、と絶望の色が浮かぶ。
チビだけは完全防水スタイルなので、全くめげてない。
ビジターセンター脇の砂地を走り回って、砂場の感触を楽しんでいた。おう、楽しめ楽しめ。せめてもの手土産だ。。。
5分ほど走り回らせて、再びビジターセンターに戻る。チビは駐車場でも豪雨の感触を楽しんでいる。確かにこれだけ雨が降っているときに出歩くなど普段はやらないので、これもまたチビにとって新鮮な体験なのであろう。
それを待っている間、スマホで雨雲レーダーの画像を検索してみる。