神戸出張【１】（2022/12/04）

現地の撮影スポットをリストアップして、それらを回る所要時間から逆算したところ、東京駅の出発が９時頃となった。
で、チケットを買いに地元のＪＲの駅に行ったら、その時間帯の新幹線はほぼ満席だった。残っている席は全て３列席の真ん中のみ。マジすか。コロナオワコンだなぁ。

いやいや、コロナはこのところ重症化しにくい株がメインになってきたから、国やマスコミが騒ぐのをやめただけだぞ。日本の良くないところだ。まだ誰も終息したなんて言ってないし、安全だとも言ってない。運悪く感染して重症化することだってない訳じゃない。不要な外出をすればそうなる確率が高まるのは全く変わっていないんだから、行っても行かなくても変わらないような所に行くくらいなら自宅でじっとしとれ。・・・俺もか。

いや、まぁ、、ともかくそうした感染リスクが解消されていない中で、両サイドを固められた状態で数時間から乗車するのは、あまりゾッとしない話である。まぁ、コロナじゃなくても真ん中席はちょっと嫌だが。

ということで、他の便ならどうかと前後も検索したら、通路側が１席空いている便があったので、すかさずその席を予約。
１０時少し前の便だったので、その分現地滞在時間が短くなってしまうが、背に腹は代えられない。

2022/12/04

東京駅に到着し、駅の売店で昼食を買い込んで自分の席がある号車へ向かう。ホームは高校生と思しき制服姿のご一行でごった返している。そっか。今年は修学旅行も再開されたのか、なんて思いながら列車の到着を待っていたら、どうも彼らも同じ便に乗車するつもりらしい。

なるほど、修学旅行でほぼ貸し切り状態の列車だったか。自分はその中の空席にたまたま滑り込んだようだ。なんか途轍もなく車内が賑やかになりそうな予感。。。

乗車開始となって生徒たちがぞろぞろと列車に乗り込んでいく。自分もその列に混ざって乗車。まずい、これでは引率の先生ではないかｗ

自分の指定された座席の窓側２席に座る乗客は生徒ではなかったが、学校の関係者ではあるらしい。
学生の面倒を看る立場なら頻繁に席を立つのだろうから、だったら通路側にしてくれたらいいのにと思ったが、思っても仕方ないので大人しく通路側の指定席に着席する。

さて、車内はどれだけ賑やかになるか。自分が中学生だった時分に修学旅行で新幹線に乗車したが、まぁとにかくはしゃいだ。貸し切りだったので、一般の乗客に迷惑をかけるということはなかったが、別に貸し切りだったから騒いでいたというわけでもない。そう考えると賑やかになると思っていた方がよさそうだ。

とりあえず通路側の席では景色も見られないので、音楽を聴きながら居眠りして過ごすことにした。ノイズキャンセリングタイプのイヤホンなので、スイッチを入れたら周りの会話の音は気にならなくなった。

このイヤホンを買って一番よかった、と思った瞬間だったｗ
とはいえ、ノイキャンの威力も多少はあったが、どうも学生たちは案外大人しく着席してる感じだ。イマドキの子供たちってこんなテンション感が普通なのかね。

隣席の関係者が広げていた旅行のしおりを見るとはなしに見てみたら、ご一行様、なんと青森県からお越しとのこと。しかも目的地は広島。ご苦労なこって。
しかし大移動だ。旅程のうち半分くらいが移動に費やされているんじゃないか。飛行機という選択肢はなかったのだろうか。ここまで来るのに既に結構な時間を新幹線で過ごしているから、くたびれて大人しいのか。妙に納得。
殊の外静かな列車だったおかげで、新横浜を出たころにはウトウトとしていた。

それから暫くして、ひざを叩かれる感触で起こされた。隣席の学校関係者が席を立ちたかったらしい。だから言ったのに（言ってない）。
足元を譲って彼らを通したらほどなく車掌のアナウンスが聞こえてきた。今日は富士山が綺麗に見えます、と言っている。どうも彼らもその富士山を一目見ようと思って立ち上がったらしい（３列席は海側なので）。

たまたま山側の席の生徒も席を立っていたので、その隙に自分も窓越しに写真を撮った。おのぼりさんやないかーい。
それはともかく、こんな調子でしょっちゅう膝を叩かれたら嫌だなぁ。。。

名古屋を過ぎたあたりで時間は昼時となり、彼らが昼食を取り始めた。シウマイ弁当がふるまわれているらしく、車内にシュウマイの香りが濃密に漂っている。。。
それを嗅いでいたら自分も空腹を刺激された。が、彼らと歩調を合わせて昼食を取るのはなんか気が引けたので、やせ我慢して時間をずらし、新大阪を過ぎたあたりで慌ただしく買ってきたパンを胃袋に収めた。