奄美大島上陸【9】(2007/09/23)
— ♪ハッブマンショ~ —
で、最後の観光。
日本ではここだけになってしまったハブとマングースのショーをどうしても見ておきたくて、名瀬まで戻ってきました。
入場料を払うと1Fが土産物屋になっていて、ハブの革細工やハブ酒などが展示されています。
開演まであと5分くらいだったので、1Fで待っていると、店員さんから「2Fでお待ちください」と声がかかったので、2Fにあがってみました。
2Fは何匹ものハブがケースに入って飼育されていて、ハブに噛まれた人の写真(ちょっとグロテスク)や、ハブが丸呑みした小動物の剥製やらが展示されていました。
ここの館長は、奄美にやってきてハブにぶたれた(ぶつかるようにして噛み付くので「噛まれた」といわず「ぶたれた」と言うそうです)人をどうやって救おうかと何十年に渡って腐心してきたそうです。
その甲斐有って今ではハブにぶたれて死亡する人はだいぶ減ってきたそうです。
ここはそんなハブとの付き合い方について広く啓発する為の資料館となっているそうです。
さて、開演時間になったので呼ばれて3Fに上がると学校の視聴覚室のような部屋になっていて、真ん中にハブとマングースが入れられた檻があり、それを囲うように座席が設置されています。
最初は我々を含めて二組しかいなかったのですが、いざ始まってみると会場は満員。
まずは、館長の出演するビデオが上映されて、20分ほどそれを見た後、先生(スタッフ?)からハブについてのレクチャーが始まります。
奄美の方言が混じっていてイマイチ聞き取れなかったりしたのがタマにキズです。。。
その辺の箱からハブを取り出してきて、首の根元をぐっと押さえるように持ちます。
この押さえたあたりに毒が溜まる腺があるらしく、そこをぎゅっと絞って牙から毒を抽出していました。
その後その毒抜きしたハブを見学者の前に持ってきて牙の説明をしてくれました。
「触ってもいいよ」と言っているので勇気をもって触ってみると、冷たくなった動物の腹を触っているような柔らかさです(説明が分かりづらいよ。。。)。
腰が引けて完全拒否の人もいれば、興味しんしんで触る人もいて見ていて面白いです。
いくら毒を抜いているとはいえ毒蛇ですからねぇ。。。
さて、その辺の説明が終わると、いよいよハブマンショー(Byサモガリ)の始まりです。
ステージ中央の檻は真中に仕切りがあり、これをぱっと持ち上げるとあっという間にマングースがハブを捕らえます。
写真が追いつかなかった。。。
猫がじゃれるようにハブをいたぶっていると1分ほどで先生が上から鶏肉を投下。コレで勝負あり!です。
鶏肉をあげるのはマングースが鶏肉を食べれるならハブの毒に冒されていない、という証拠らしいです。
息も絶え絶えになったハブは檻から取り出され、脇の箱にしまわれました。
沖縄では、動物愛護団体のクレームによって中止されたハブマンショーですが、奄美でコレを続けているのはヘビ革製品やハブ酒が主要な産業になっていてこのハブも無駄なくちゃんと使って供養するからだそうです。
沖縄ではマングースが希少動物を食べてしまって一気に邪魔者になってしまったのに対して、奄美では未だヒーロー扱いです。まぁ、これはまた別の話。
さてハブマンショーも堪能したところで、そろそろ空港に戻らなくては。
— 最後の晩餐? —
昨日発見したガソリンの法則にしたがって一旦名瀬市内で給油。「特価販売中」と出ているガソリンスタンドにうっかり入っちゃったのですが、リッター156円で最初に入ったスタンドよりも割高。。。
奄美のガソリンスタンドは単価を出している所が殆どないのがヤ~ラシ~デスネ~。。。
で、なかなかスノーケリング酔いがさめないのと、東京に着くまで暫く食事が出来ないのと有って、最後に再度鶏飯を食べる事に。
ガイドブックにも載っている「けいはん ひさ倉」に行ってみました。
味はいけているのですが、鳥しんに比べるとややあっさりした感じです。
カミさんは「家政婦は見た!」と訳の分からない事を言ってます。
店を出てから、何を訳の分からない事を言っているのか聞いて見ると、
「調理場で出汁に化学調味料を入れていた!」と言ってます。
美味しく食べられれば化学調味料使ってもいいじゃん、って思ったりもするのですが、そんなもんですかねぇ?
さて、空港に到着したので、最後のガソリンを入れる事に。
今回は丁度反対側から来たので、昨日入れたスタンドとは別のスタンドです。
その時は気付かなかったのですが、家に帰ってきてからレシートをみてびっくり!
なんとリッター196円です。。。キター!!!
追記
良く見たら1.2Lで196円じゃん!リッター163円くらいですね。
良く見ろ、自分・・・orz
という事でレンタカーを返却しおわって、空港まで送ってもらえる事になったのですが、借りてたレンタカーにそのまま乗って空港まで送ってくれました。
こっちの方が効率がいいといえばいいのかも知れませんね。
まぁ空港は目の前なんでどっちでもいいんですけど。
という事で5日間、あっという間でしたが無事に東京に戻ってきました。
なかなか行く機会は無いかも知れませんが、いつかまた訪れてみたい場所です。