四国・山陰初日の出 - 7(2009/01/01)
ということで案内に従って歩いていくと、少し離れた所に停泊していた別の船に案内されました。
原付の乗る船はこちらだそうです。
あれ?お茶請けがないよ???
船頭さんから案内されて船に乗り込むと、すぐに出発。
貸切です~^-^)v
貸切ならお茶請けが無くてもいいやw
船の中は暖房などは無いようで、足元はちょっと寒いけど、これも風流と思えば何の事はありません。
むしろ、仕事とはいえ終始外で船を操縦する船頭さんが大変そうです。
船頭さんは外からマイクで中の二人に向けてガイドをしてくれます。
原付は写真が撮りたかったので、入口付近に陣取っていたのですが、この位置だと船頭さんに背中を向ける事になってしまい、最初はガイドが入るたびに後ろを向いて話に耳を傾けていたのですが途中から写真撮影に集中したくなったので、背を向けたままうなずくしぐさだけになってしまいました。。。
感じ悪かったんだろうなぁ。。。^^;)
船は、下流に向って水深の比較的深いところを通って進んでいきます。
この辺の水深が6~7mとの事です。
少し浅い所に差し掛かると、水の底まで透き通って見え、魚が泳いでいるのも良く分かります。
この天気でこれだけ見えるので、晴れていたらもっと良く見えるはずです。
“日本最後の清流“と呼ばれるだけの事は有ります。
頭の中ではビリーバンバンのいいちこのCMソングがずっとループしています。
関係ないはずなのに。。。何かのサブリミナルか??
まず通りかかったのが、上に登場した佐田の沈下橋の一つ上流にある「岩間の沈下橋」です。
丁度通りかかる車があったので写してみましたが、ご覧のとおり欄干が無いのでタイヤまで丸見えです。
程なくして沈下橋の下をくぐります。
雲は絶え間なく流れているらしく、雪が降ったり雨になったり止んだりを繰り返しています。
山の上の方はうっすらと雪化粧をしています。
南国土佐で雪の写真は珍しいのかと思ったら、この辺りでは結構普通に降るのだとか。。。
窓を閉めていると、ご覧のとおり雨で窓ガラスが滲んでしまうので、寒いのを我慢して少し開けておくことにしました。
これも貸切ならではの特権ですね。
暫くすると再び橋が見えてきました。
この橋が上で登場した佐田の沈下橋です。
山深い風景ですが、この辺で河口から8km程度との事です。
この辺から水深が浅くなってくるらしく、船はこれ以上進めないとの事。
ゆっくりと折り返して出発地点への戻りのコースに入ります。
雪が再び舞い降りてくるようになり、辺りは水墨画のような風景になってきました。
近くの景色はちゃんと見えるので、撮影には大して影響ないのですが、これはこれでなかなかオツな物です。
四万十川は全国でも珍しく、川魚や海老などを捕って生計を立てている人がまだ健在で、写真に写っているのがその漁師たちの漁船との事。
川を通行する船なので、底は比較的平らな船なんだそうです。
写真には撮らなかったのですが、船頭さんのガイドによると、四万十川は台風の時期には度々氾濫するらしく、両岸の崖に生えている木の中ほどにビニールの袋が引っかかったりしているのはその氾濫の時のものだとの事です。
・・・・・・って、カミさんはまたとなりで船漕いでるよ。。。
露骨に起こすのもかわいそうなので、体の位置を変えるフリをして音を立てたりして起こしてやったのですが、暫くするとまたウトウト。。。
もういいや、と放っておく事にしましたw
帰りは船頭さんのガイドに耳を傾けながら割とまったりと船旅を楽しんでいた所、出発地点に戻ってきました。
船頭さんにお礼を言って事務所で傘を返して店を後にしました。
入れ替わりに団体さんが観光バスからぞろぞろ降りてきました。
事務所の前には、船頭さんが教えてくれた以前の氾濫の時の水位の線が書かれていました。
丁度観光バスが止まっていたので、比較に写してみましたが、この水位だと事務所は完全に水没ですね。。。
さて、再び車に乗り込み、今度は初詣に行ってみようと思います。
事務所でこの辺の有名な神社と言うことで教えてもらった、「一條神社」に向います。
向う途中で、お昼ご飯を兼ねて川魚でも食べようと思い、ガイドに載っていた、「しゃえんじり」の事を事務所でついでに聞いてみたのですが、やっているかどうか分からないそうです。
市内に出ても多分どこも元旦で休みだろう、という事です。
まぁ、とりあえず途中立寄ってみようと思います。
ナビに目的地を設定して、車を走らせたら、なんだか行く時に通った道と違う道を案内します。
程なくして結構広い道に出たので、一旦車を止めて地図を確認すると、さっき通ってきた狭い県道のすぐ脇に結構大きな国道が通っていました。。。
多分最短ルートで検索したからだと思いますが、何もこんな険道(※)通らせなくても。。。orz
(※)県道で道の悪い所をネットで「険道」と言う場合があります。ちなみに国道は「酷道」、府道は「腐道」、村道は「損道」などと言われることがあります。うまく言った物だw
で、程なくして「しゃえんじり」に付きましたが、なんとなく予想はしていたものの、本日はお休みでした。
なんとなく予想していたので、大してがっかりする事も無く、そのまま一條神社へ。