四国・山陰初日の出 - 12(2009/01/02)
— 市内中心部へ —
ここで、カミさんは原爆ドームを見たいと言っているので、市の中心部へ向おうと思うのですが、折角一日500円で停めた駐車場、途中で出場するのは勿体無かったので、広電に乗って市内へ向おうと思います。
原付達が乗ったのは5000形。
前回の記事に登場した5100形の先輩に当たる車両です。
乗り込んで席を確保して待っていると程なくして電車は出発。
広電は市内に入ると路面電車となって市内を縦横無尽に走っているので、原爆ドームなどへ直接行くにはとても便利なのですが、宮島線部分は思いの外距離が長く、しかも各駅停車だけなので、JRで広島に出てから広電に乗り換えるのとどちらが良いか悩ましい所です。
路面電車特有のゆらゆらとした揺れを伴いながら、地道に一駅ずつ停車していくので、 眠くなってしまうのも自然の摂理w
気が付くと二人ともうつらうつらしていて、気が付くと原爆ドーム前の停留場がもうすぐ、という所でした。
電車を降り、相生橋の上に立つと既に太陽は沈んで、夕闇といった感じの空になっていました。
一時間近く電車に乗っていたことになるわけですね。
原爆ドームは、建物の中心がライトアップされていて薄暗い背景と相まって独特の雰囲気を醸し出していました。
原爆ドームも訪れたのは3度目ですが、今回の写真が一番雰囲気がいい写真が撮れたと自負しています。
別のアングルから狙った一枚。
正面から中を見た所。
近々修復を行う予定だとか。
そして、ドームを見終わった後は、原爆資料館にも寄ってみたいところでしたが、すっかり日が暮れて腹も減ってきたので、今回は見送りにして、晩御飯タイムにしたいと思います。
広島といえばお好み焼き。
初回は、お好み焼きが有名だという事を知らずに普通にコンビニ弁当を、二度目は友達と行ったのですが、どちらも気の弱い青年だったので、老舗風の店に入る事が出来ず、チェーン店風のお好み焼き屋でお好み焼きを食べたションボリな過去が有るので、今回は有名どころに行ってみようと思ってガイドブックをめくると、ここから程近い所にあるお好み焼きやが目に付いたので、そこに行ってみる事にしました。
そして歩く事10分少々で、「元祖へんくつや」という店に到着。
幸いにして並んでいる人も殆ど無く、数分の待ち時間で席に案内されました。
とりあえず、カウンターに腰をおろしてメニューを眺めて、カミさんは「チーズ肉玉入りそば」、原付は「そばスペシャル」を注文。
目の前で店員が手際よく焼いていくのを眺めるのが広島風。
大阪では焼いてくれる所も有りますが、基本的にセルフサービス。
程なくしてテーブルにお好み焼きが運ばれてきました。
基本的な味は悪くないのですが、原付夫婦に取ってはややしょっぱいかなぁ。。。という感じです。
カミさんのチーズ入りのほうがチーズのまろやかさで幾らか中和されて食べやすかったのが意外でした。
量は結構有って、二人とも満腹になる事が出来ました。
— アクシデンド発生。 —
食べ終わって店を出たら、とりあえず車を取りに行かないと駐車場が閉まってしまうかも知れないので、急いで路面電車に乗って再び宮島へ。
途中のコンビニで買い込んだコーヒーを飲みながら移動です。
再度一時間ほどかけて、宮島に戻り、駐車場に向うと係員は流石に帰ってしまったものの、入口は閉鎖されていなかったので、無事車を出す事が出来ました。
この後は、翌日に出雲大社などを回る為に山陰方面に向けて走る予定なのですが、まずは風呂に入っておこうとナビで近くの風呂屋を検索した所、「五日市温泉ゆらゆら」というのを見つけたので、目的地に設定して車を走らせる事に。
20分少々で目的地に到着すると、まぁ、予想はしていたのですが、スーパー銭湯タイプの温泉で、割と混雑中。。。
それでも車は何とか止められたので、風呂の道具を持って店に行くと、店のロビーからして結構混雑。
風呂についてはいわずもがな。。。
のんびりは出来ませんでしたが、汗もお好み焼きのニオイもすっきり流して、山陰に向いたいと思います。
まずは、手近の五日市インターから山陽道に入り、そこから広島道、中国道を経由して浜田道へ。
そのまま浜田まで抜けて9号線を走る積もりでいたのですが、ナビの案内では途中の瑞穂インターで降りて県道327号線を走るように指示しています。
多少雪が残っている不安もあったのですが、まぁ、スタットレスも履いているし、距離も短縮されるのなら、と、案内どおりに瑞穂インターで降りて、案内に従って県道に入りました。
ところが、予想外の出来事がスパイクに襲い掛かりました。。。
道はこんな感じで、車が通る所が轍になっているのですが、それが裏目に。
流石にスタットレスを履いているので、すべる事は無いものの、スパイクは車高を下げているので、 真中に残った雪がフロントのエアロに接触してしまいます。。。orz
どのくらいの区間がこんな感じなのだろうかと不安になったのですが、一本道で折り返す事も出来ず、ひたすらエアロで雪を削りながら走るハメに。。。
もちろん普通のスピードで走れる訳も無く、クリープで進んでいる程度の速度で地味に車を進めていきます。
正月という事もあり、通行する車が殆ど無かったのが幸か不幸か。。。
途中でふと思いついて雪の上を走るようにした所、エアロをこする事はなくなりましたが、雪がグズグズ崩れてなんとも不安定な感じだったので、ちょっと行った所でまた除雪車に逆戻り。
結局3キロくらいの距離を20分くらいかけて通過した所で雪がなくなり轍も解消されたので、車を止めてエアロの状態を確認した所、幸いにして殆どキズは付かなかったので、運転続行。
あの辺の雪は我がスパイクがだいぶ除雪したはずだ。。。w
Orz
邑南町の中心部にたどり着いて、ナビの案内を確認すると、さらに県道を乗り継いで山を越えて石見銀山の辺りを通過して日本海側に出るコースになっていましたが、 とてもじゃないけど戦意喪失。。。
少しでも安全そうな国道を通る事に。
少し行くと、国道261号線に出るようなので、そこまで轍に気を使いながら走り抜け、無事国道に入った所、ウソのように除雪が行き届いていて、全く問題無く走る事が出来ました。
なので、261号を延々走って江津へ一旦抜けてから国道9号に入る事にしました。
いやはや、なんと言う遠回り。。。
そんなこんなで国道9号に出ると、流石に海沿いだけあって、辺りに雪は全く見当たりません。
国道を走るほかの車も70キロ前後のスピードで流れています。
たまたま原付の前を走っていたのが、ベタベタに車高を下げたローレル。
後付けマフラーで2本出ししてカッコよく決めているのは良いのですが、車高が低すぎてちょっとした轍でもマフラーが路面にヒットして大変そうです。
最初は結構気にして轍をよけたりしながら走っていたのですが、後半戦どうでもよくなったのか、7~80キロくらいで爆走し始め、 マフラーを地面にヒットさせては派手に火花を散らしながら走っていく様は、なんとも潔いというか、考えなしというか。。。
結局、結構な距離を走って右折していきましたが、原付も車高を下げている身、あまり人様の事を笑えないのがつらい所ですw
そんなこんなで、走りつづけ、午前3時を回ろうかという頃になって、とりあえず本日の目的地、出雲大社に程近い、道の駅「大社ご縁広場」に到着。
かなり疲れて眠かったので、布団を引き出して早々に就寝と相成りました。