北東北の旅 - 5(2010/08/16)
旧七戸駅からすぐのところに、道の駅「しちのへ」が有ったので少し立ち寄ってみることに。
車を止めた後、ふと脇を見るとなにやら駅舎らしき建物が目に入りました。
良く見ると、今は開業していますが、この旅行の時は開業間近な東北新幹線の七戸十和田駅でした。
さっき訪ねた南部縦貫鉄道は新幹線が青森に延伸される時にここに駅が出来ることを知り、開業すれば東北線との連絡利用で乗客が増えるだろうと期待していたそうですが、開業が遅れに遅れ、夢がかなわぬまま廃止となってしまいました。。。
でも、もしそれがかなったとしても、乗客増にあのレールバスではとても対応しきれないだろうと思うので、必然的に新造するか、他社からお下がりを貰って走らせることになると思われ、そうなるとある意味鉄道ファン的には魅力が減ってしまうんですよね。。。
鉄道ファンのために運営しているわけではないのは重々承知の上で。。。
カミさんが店から戻ってきたので、再び出発。
途中大湊線の写真を撮りたいと思って、野辺地駅に立ち寄り。
大湊線の列車はしばらく来ないようですが、特急が来るというので待っていると、やってきたのはJR北海道の789系。
この形式も未収録だったので、こりゃラッキーとばかりにカメラの電源を入れようとしたら、電源が入りません。。。
それとほぼ同じタイミングで、カメラのバッテリーを車に置き忘れてしまったことに気づきました。。。
原付が使っているカメラはニコンのP90という機種なのですが、これのバッテリーの持ちが悪いことは結構有名らしく、原付のやつも200枚ほど撮影すると、バッテリが切れてしまいます。
未だ予備バッテリーを持っていないので、車の運転中は車載電源で充電をしていたのでした。
それに気づいたところで時既に遅し。。。
程なく出発していく列車を力なく見送ることしかできませんでした。。。
— ここかぁ~!! —
まぁ、撮れなかった物はしょうがない、太陽もだいぶ傾いてきたので、そろそろ風呂でも入ることにしたいと思います。
先行する弟夫妻が浅虫温泉の展望風呂らしい所に入浴したとメールを送ってきたので、原付たちもそこに行ってみることにしました。
(弟から送られてきたメールの写真)
日もだいぶ傾いた6時過ぎに浅虫温泉に到着。
弟夫妻が行った風呂の名前は分からなかったので、適当にうろうろしてみたのですが、海岸沿いに国道が走り、その先は海釣り公園になっていて、どうにも海沿いで景色のよさそうな風呂屋は見つかりません。。。
思案に暮れた挙句、近くにあった道の駅で情報を収集してみようと、道の駅「浅虫温泉」にやってくるとここの最上階に展望風呂があると書かれています。
そういえば、弟から「え~っ?ここに~っ!?って思うくらい分かりづらい所にあるよ」となぞかけのようなヒントを貰っていたので、ここで間違いなさそうです。。。
ということで風呂の準備をしてエレベーターに乗り込むと、壁に注意書きが。
「女子の浴室は工事の足場が組まれている関係で、外部を見ることができません」
と。。。
原付は関係ないからいいけど、カミさん的には不満の残りそうな一文です。。。
かといって、今から違う風呂を探しに行くのも面倒なので、「どうせもう夜だからどっちも大して変わらないよ」 となだめてそのまま入ることにしました。
受付に料金を支払って休憩室に入ると、窓の外に見覚えのある光景が。
弟はどうやらここから写真を撮って送ってきたらしいです。
風呂から撮ったものだと勝手に早合点していましたが、考えてみれば、風呂にカメラは持ち込めないか。。。
風呂については、規模が小さく洗い場も少ない割りに割と混み合っていて、のんびりと浸かれなかったのが残念なところですが、まぁそれなりにさっぱりした所で、今日の晩ごはん。
昼ごはんをスーパーで済ませたので晩ごはんはどこかで食べようということになったのですが、何を食べるかでまた悩むことに。。。
決め手に欠けたまま国道を走らせていると、どこからともなくカレーのにおいが。
で、カミさんが「カレーが食べたくなった」と言い出したので、じゃあカレー食べようと思った矢先、和食レストラン「まるまつ」の看板が見えました。
そういえば一関でまるまつを見つけた時、従弟が「まるまつは安くてそれなりにおいしいよ」といっていたのを思い出しました。
まるまつは北関東から東北地方にかけて展開するチェーン店らしいのですが、東京では食べられない、という意味では地方色もありそうなので、入ってみることに。
店に入ってメニューを眺めると、確かに値段はそこそこリーズナブル。
原付は味噌カツ丼を、カミさんはたまご丼をチョイス。
#どこに地方色があるのか、という事はさておき。。。
しかし、店員の数が少ない。。。
ベルを鳴らしても待てど暮らせど店員は来ないし、オーダーを出してから料理が出てくるまでもかなり時間がかかりました。
20分ほど待ってやっと料理が運ばれてきました。
ま、料理のほうは期待していなかったわりに、思ったよりもおいしく食べられ、そこそこ満足できました。
で、待ち時間の間に、自宅でプリントアウトしてきた青森駅の時刻表を眺めていると、本数が少ないながら何本か列車がやってくるようだったので、十三湖へ向かう前に一度立ち寄ってみることにしました。
青森駅に到着し、ホームでしばらく待っていると、急行はまなすが入線してきました。
急行はまなすは青函トンネルを経由して青森と札幌を結ぶ夜行列車です。
お盆の運用になっているせいか、青森駅に到着した列車にしてはかなりの長大編成です。
寝台車あり、座席車あり、のびのび座席ありとバラエティに富んでいました。
その中でも特にのびのび座席車は原付はその存在を知らなかったのですが、外から見ると異様なデザインとなっていました。
小さい窓が並ぶさまは、監獄の覗き窓のようにも見えます。。。
しかし、以前の寝台特急はやぶさの時も書きましたが、車両がどんどんみすぼらしくなっていってますね。。。
はまなす号を撮影しているうちに別のホームに八戸駅で見逃したE751系が入線してきました。
こちらも忘れずに一枚ゲットです。
で、帰ろうと思っていたところ、向かいのホームにまた列車がやってくるとの事。
駅の時刻表ではこの時間帯に他に列車はないはずなのでなんだろうと思っていたら、野辺地駅で撮り逃して苦い思いをした789系でした。
なんと、ここで再開できるとは。
どうも、到着後回送となる列車のようです。
という事で、無事リカバリを完了してホクホク顔で戻ると若干時間オーバーしたせいか、待合所で待っていたカミさんはやや不満顔。。。
素直に謝って機嫌を直してもらって、今日の最終行程、十三湖のほとりにある道の駅「十三湖高原」 へ。
少し前にカミさんの親から連絡があり、おばあちゃんの容態は再び安定してくれたそうで、先行していたお父さんも、明日一旦戻ってくるということです。
心情的な不安が取り除かれて、明日からは旅行を気兼ねなく楽しめそうです。
時間も23時を回り、十三湖へ向かう国道に走る車は殆どなく、快適なドライブです。
一時間ちょっとで道の駅に到着。
高原というだけ有ってかなり涼しく、快適に眠ることができそうです。
車の記事に書きましたが(これとか)、今回の旅に出る前に、車を快適に過ごせるよう改造してきたので、設営を開始です。
#昨日も実はちゃんと設営していましたが。。。
窓ガラスは全て銀色のシェードで覆い隠し、フロント両側とスライドドアには網戸を装着。
天井のサンルーフにも特製の網戸を設置して作業完了。
外はそよ風が吹いてかなり涼しいのですが、車はさっきまでエンジンを熱く滾らせていたので、ボディはまだ熱を持っていて、それが伝わってなんとなく車内に熱気がこもっている感じです。
なんとなく寝つきが悪かったので、試しにサードシートのウィンドウを開けてみると、顔の場所に近いからか割と涼しい風が入ってきて快適になったので、それで寝たわけですが。。。