岐南ドライブ - 8(2012/05/06)

— 水の街 —

八幡旧庁舎記念館の向かいに駐車場を見つけてそこに駐車。
市街地の一番中心なのでお散歩の拠点にはベストな場所です。

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しかもこの旧庁舎記念館はちょうど観光案内所になっていたので、 町の散策で使う地図を貰うことにしました。
入口を入ってすぐのカウンターにいた女性に、この辺りを散策するのに見所を教えて欲しい、と伝えると、 ガイドマップにマジックで見所になる場所に印をつけて教えてくれました。

「ところで、城は行かれますか?」

と聞かれたので、八幡城は行ってきましたよ、と答えると、

「あ、もう行かれたんですね。。。あの城の中に雛人形があったのお気づきになりました?」

「ああ、ありましたね、ずいぶんひょうきんなやつが。」

「そうです。今『福よせ雛』といって街のあちこちに色々な雛人形を飾っているんですが、八幡城のやつと、 博覧館のやつと、あと他にここに出ているものの中から一つ、合わせて3つの雛人形の写真を撮ってくると、ちょっとしたものなんですが、 景品をお渡ししてるんですよ。」

と言って福よせ雛の写真が出ているパンフレットを広げて、指差しました。
おお、あれだ。さっきずいぶんアグレッシブだな、と思って写真に撮っておいたやつだ。

「ああ、それ、写真撮りましたよ。」

と答えると、少し驚いた表情をして、

「そうですか、それならぜひ他のお雛様も写真に撮って景品を貰ってください。」

と言われました。

「ちなみに、一つはここの建物の中にありますので、 一番手っ取り早く写真を撮るならあと博覧館に飾ってあるものを写せばOKです。」

とアドバイスされました。
うーん、有料施設の博覧館と八幡城を必須にするのはちょっとあざとい感じがしなくもないのですが、 偶然撮った八幡城の写真も何か因縁めいたものを感じなくもないし、 ここまできたらちょっとした景品とやらが何なのかこの目で見てやろう的な欲求も出てきたので、参戦してみることにしました。

ということでまずは、この建物から探してみることに。

奥に入ると、資料館と物産館を兼ねたようなスペースがあって、 地元名産の郡上味噌を使った味噌汁の試飲コーナーがありました。
折角なので分けてもらうと、コクと風味があるとても美味しいお味噌でした。
買って帰りたいけど、まだ家に味噌が残っているので、今回は見送り。

この建物にあるという雛人形は「川遊び雛」という名前が付けられているのですが、 実は建物内のあちこちに色々趣向を凝らした雛人形が飾られていて案外見つけにくいようになっていました。

そうは言ってもそこまで分かりづらくもないだろうという読みでぐるりと一周見て回ったのですが、結局見つからず。。。
もしや、2階?思った時、カミさんが、あったー!と声をあげました。

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あー、そうですか。ここでしたかー。と思わず棒読みで感想を言いたくなるような意外な場所にありました。
まぁ、とりあえず川遊び雛はゲット。

これで後は、博覧館の雛を見つければ終わりです。
博覧館はコース的に最後に回る感じなので、それまであちこちお散歩して回ることにしました。

最初に行ったのは旧庁舎の裏手を抜けてすぐのところにある「いがわ小径(こみち)」と呼ばれる場所。

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人のすれ違いも難しいくらいの細い路地の脇に水路が通っています。

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ところどころ洗い物をするための渡し板が水路にかけられていて、その上が洗い場になっています。
小屋の中にその洗い場を利用できる権利がある人と思われる名札がかけられていました。

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こうした路地が100mほど続いていて、一番奥に水路が立体交差している場所がありました。
道なりに歩くと表通りに出たので、今度は「やなか水のこみち」 と呼ばれる路地へ行ってみることにしました。

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この路地も古い建物が建ち並ぶ通りで、昔ながらの手押しポンプでくみ上げる井戸があったりと飽きることがありません。
これで天気が良ければなぁ。。。

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一旦旧庁舎前の交差点に戻ってそこから左折していくとすぐに「郡上八幡樂藝(がくげい)館」 なる建物がありました。
今はギャラリーとして使われているようですが、元々は明治期に建てられた「林療院」 という病院だったそうです。

Posted by gen_charly