お伊勢参りと三河湾の離島めぐり【3】(2015/04/26)
2015/04/26
朝6時に起床。朝食を済ませてすぐに出発。新東名を一気に抜け、途中浜松SAで休憩をはさむ。
浜松と言えば、日本に名だたる工業地帯。
楽器メーカーだけでもヤマハ、カワイ、ローランドといった、錚々たるメーカーの本社が置かれている。
サービスエリア内の一画にもローランドのブースがあり、V-Drumsやシンセなどが展示されていた。
手前のモニターでは各種デモ演奏を見ることもでき、中でもV-Drumsのデモは山木秀夫さんが演奏者として出演していた。こんな所でお目にかかれるとは。
さて、もう少し進むと愛知県に入る。いきなり伊勢まで進んでもよいのだが、今回はゆっくりと物見雄山をしながら目指そうと思う。
以前三河湾に浮かぶ日間賀島と篠島を訪ねたことがあるが、すぐ近くにある佐久島は日程の都合で未訪となっていた。
折角なので今回行ってみることに。ついでにその近辺の見どころなどを調べていくつかピックアップしてみた。順を追って紹介したい。
まず最初に訪ねたのは岡崎市の岡崎南公園。鉄道の保存車両があるとのこと。
その保存車両は公園内にある交通広場の中ということだ。
まず一つ目が、リニアモーターカーの実験車両である、HSST-03。
1987年に当地で開催された葵博でデモンストレーション走行した縁でこの地に保存されることになったそうだ。
翌年には埼玉でもさいたま博があって、そこでもリニアモーターカーのデモンストレーション走行をやっていたので乗りに行ったことがあるが、その時のHSSTと比べると100系新幹線のようなシャープなフォルムだ。
上の写真が1988年のさいたま博でデモ走行したHSST。一年でだいぶデザインが洗練されたように思う。
当時はこの磁気の力で浮き上がって走行する浮上式リニアモーターカーと、普通の電車の様に線路の上を走る鉄輪式リニアモーターカーの2種類が開発されていたが、実用化は鉄輪式が先だった。
浮いて走る電車とはどんな乗り心地なんだろう?と期待に胸を膨らませて乗りに行ったのだが、想像と全然違ってふわふわした感じもなく、がっかりしたことを覚えている(ふわふわしてたら酔ってしまいそうだが・・・)。
ちなみに浮上式リニアは2005年に同じ愛知県内でリニモとして営業運転開始にこぎつけている。
そしてもう一つが以前、名鉄を走っていたモ401。
2両編成に見えるが、いわゆる連接車となっていて、2つ合わせてモ401を名乗る。
床が木なのはともかく、椅子まで木だったのだろうか?
こんな駅の待合室のベンチのような座席では、走行中さぞ腰や尻が痛くなったのではないかと、心配になってしまう。
次は佐久島上陸の前哨戦として、竹島という島に行ってみることに。
国道を南下し、蒲郡方面へと向かう。到着するころに昼時になりそうだったので、途中で昼食のおかずを調達することに。
途中名前は忘れたが、農協の直売所を見つけたので立ち寄ってみるとなかなか盛況だ。何か揚げ物でも買っていこうかと言う話になり、売り場に行くと、ワカサギのフライのようなものが売られていた。
が、よく見るとワカサギではない。ハダカイワシと書かれている。
へぇ、これなんだろうね?などと2人で言っていると、傍らの店員が、
「それ、海の中でもそのままの格好で泳いでいるんですよ。」
という。
いや、いくらなんでも因幡の白ウサギというか、ハダカデバネズミというか、こんな痛々しい恰好で海の中にいたら目立ってしょうがないだろう?という気がしないでもなかったが、面白そうだったので、3種フライのセットを買ってみることに。
ラインナップはハダカイワシとエイとコノシロ。なかなか濃い面子だろw?
ちなみに、あまりに気になったので、帰宅後に調べたところによると、ハダカイワシはイワシと言ってもあまりイワシには近くない種類らしく、流石に海の中では銀色の鱗に覆われて泳いでいるそうだ。ところが、この鱗が非常に弱いものらしく、網などで釣り上げるとあっという間に剥がれてしまい、あの痛々しい姿になってしまうらしい。
それからカミさんが酸っぱいものが食べたいということで、スーパーにも立ち寄って、梅干しと刺身を入手。妊娠初期に酸っぱいものが食べたくなる、という話はよく聞くが、本当になるんだな、と変な関心をしてしまった。
スーパーで持参したコメをタケルくんにセット。炊きながら竹島に向けて走らせる。
それからほどなく竹島に到着。