鹿児島へ【２】（2006/08/13）

という事で翌朝。
まずはカミさんが美容室でメイクしてもらうという事で、店までお見送り。
かつては鉄道の町、酪農の町、金山の町として栄えたであろう大口も、今ではその面影は感じられず地方によくある過疎の町という風情です。

カミさんが終わるまでの間、原付は近所のホームセンターをぶらついて時間つぶし。
地方独特の工具や農具とかがあれば面白いなー、と思ってやってきたのですが、特にこれといった物は見つからず、カミさんから電話がかかってきたので、お迎えに。

で、店から出てきたカミさんの姿を見て何ともいえない微妙な気持ちに。。。

こういうの何て言うんですかね～。
別にメイクが酷いとかそういう訳ではないのですが、なんとなく５～１０年位遅れているような感じというか。。。
店員は結構若い印象だったんですけどねぇ。。。

車に乗り込んだカミさんも一言、「やっぱこんなものなのかね～」。
グアムで式を挙げたときにメイクをしてくれた人が思いのほか上手で、カミさんの顔の特徴にあわせた自然なメイクをしてくれたのも有って、その落差というか、そういうものを感じてしまいました。。。

まぁ、出来上がったものに今更四の五の言ってもしょうがないので覚悟を決めて今日はこのスタイルで臨む事に。

会場は地元の料亭というか割烹というかそんな感じの場所です。
貸しきられた大広間に入ると畳の部屋に座卓が並べられ、高砂だけがなぜかテーブルで一段高い場所から見下ろすような感じです。
背後にはお約束の金屏風で、夫婦揃って「あ゛～。。。」と何ともいえないため息ｗ

っていうか、今日の宴の進行って何も打ち合わせしてないけど、大丈夫？

両親の元に行ってその辺聞いて見ると、両親もあまり決めてない、といいます。
どうやら行き当たりばったりで行くことになりそうです。

そうこうしているうちに親戚の皆さんが集合し始めました。
原付夫婦は大広間の隣の物置を控え室よろしく退避。

なんだかんだで２０人近く集まって、その様はなかなか壮観です。
＃原付は親戚が少ないので。。。

で、開始の時刻になったので、親戚の中で仕切りのうまそうな人が司会になって、開会の挨拶。
次いでお父さんがご挨拶。。。のはずが、お父さん、ほろ酔い加減で、会話がしどろもどろ。。。
控え室でハラハラしながら聞いていると、どうもギブアップしたようで、司会の親戚に早々にバトンタッチ。

やっぱり、♪夜中のパパはちょっと違う～・・・だったようですｗ

で、ひとしきりご挨拶があった後、お呼び出しがかかり、可動式の仕切りの隙間をすり抜けるように会場に入ると親戚の皆さんからの暖かい拍手。

ありがたいですね～。

その後披露宴は、式のビデオを見たりしながらいい感じに宴会と化し、つつがなく終了しました。

という事で、無事式も終わって、今晩はお母さんの実家にお邪魔する事になっています。
それまでの時間、ご先祖様のお墓参りをしたり、披露宴に参加してくれた方への引き出物を買いに行ったり、割とバタバタと過ごしてすぐに夕方。

お母さんの実家に到着すると、沢山の人が集まっていて、披露宴の流れで飲み会が続いていて、大層賑やかです。

ここでもお邪魔する前、女性陣から正座に三つ指でうやうやしく挨拶をされました。
部屋に上がると、男衆が司会をやってくれたおじさんを中心に日本酒を酌み交わしていました。

おお、これぞ田舎！という風景を目の当たりにして新鮮な感動。
この辺では割と亭主関白な家庭が多いとかで、コップを頂きにキッチンへ行こうとしたら「落ち着いて座っていなさい」 とたしなめられてしまいました。。。

このおじさんは熊本に住んでいて、今度は熊本へも遊びに来い、と誘ってくれました。
その時に何か食べたいものがあったら言ってくれというので、「熊本といえば馬刺しが食べたいですね～」と満面の笑顔で言うと、

「あ～、あれかぁ。。。」

となんだか微妙な返事。
あれ？空気読めてないかな？と一瞬うろたえていると、話題が変わり、とりあえず大丈夫だったっぽいです。。。

一緒に居た子供達が花火を持ってきていて日が暮れたのを見計らって花火大会。
ビバ！夏休み！！
＃原付の家庭は親戚から少し距離を置いて付き合っていたので、こんなイメージどおりの夏休みを経験するのが久々でちょっとテンション上がってます。

花火大会が終わると、子供たちはすっかり疲れて部屋の隅の方で眠ってしまったので、原付たちも風呂を頂いて、原付たちの寝床が用意された離れの家へ移動。
離れに移動すると、原付とカミさんの家族だけとなって、一気に静けさが戻ってきました。

流石にいきなり２０人以上の人を一気に紹介されると、誰がどこの人か分からなかったので、お母さんと人間関係のおさらいｗ

で、１１時頃に就寝。