小笠原上陸 - 13(2008/09/14)
— 父島到着 —
船に乗って前田商店で入手したパンを食べたら、午前中の行動で疲れたのか、爆睡してしまい、気が付いたらもう父島に到着しようというところでした。
原付が大爆睡をこいている間、カミさんはさっき食べ切れなかったチーズパンを食べて船酔いした。。。とかいって青い顔してます(--;)
欲張るからだよ。。。w
さて、父島での滞在先はシーサイドインアクアさんです。
港に宿のご主人が迎えに来てて、車で宿まで送ってもらいました。
といっても宿までは母島同様、3分足らずで到着してしまうのですが。
シーサイドインアクアさんは、写真のとおりとても瀟洒なペンションです。
でも原付達が泊まる部屋は写真の裏にある離れ。
プレハブ小屋の相部屋タイプです。
とはいっても事前に相部屋にはならないことを確認しているので安心です。
まぁ、この辺は我慢しないとですね。
隣にはこじんまりとした教会がありました。
聖ジョージ教会と言うそうです。
元々欧米の人々が住んでいたせいか、終戦後アメリカに占領されていた時期が有ったせいか、日本らしくない作りです。
さて。。。
宿に着いて荷解きをしていると、カミさんが困った顔をしています。
聞くと、母島出発の時にスーツケースの鍵をスーツケースにしまったまま鍵を掛けちゃったそうです。
それダメじゃん。。。orz
もう金鋸で切るしかないので、宿の主人に金物屋がないか聞いたら、フリーショップまるひが雑貨屋になっているのでそこで聞いてみてくれ、というので、行ってみました。
店番をしていた女の人に事情を話すと、裏に居た店の主人を呼んでくれました。
店の主人は、「もし何だったら切ってあげるよ」とおっしゃってくれたので、あわてて宿に戻って、スーツケースを持って再び店に戻ると、主人が奥から持ち出した巨大ニッパーで、鍵を壊してくれました。
お礼に、というか新しい鍵が必要になったので、聞いてみるとダイアル式の鍵があるというので出してもらいました。
主人が「合うかどうか試してみて」と言ってわざわざ袋から出してくれました。
もちろんちゃんと使えたので一個買うことにしました。
値段は198円。
その時は安いなー、と思っていたのですが、東京に帰ってからたまたま100円ショップに行ったら、同じ物が売ってましたが、 それは良しとしましょう。。。
お礼を言って店を出てから、カミさん曰く、おとといサングラスを買った店だったそうです。
父島だから金物屋を見つける事が出来ましたが、母島でこれやっちゃったら、開けられなかったかも。。。
スーツケースは罰としてカミさんに宿に戻させて、原付は飲み物の購入とスクーターの手配に。
島のメインストリートにあるスーパー小祝(こいわい)。
ミネラルウォーターをゲット。
値段は本土のコンビニより少し高くて、2リットルで190円くらいでした。
安売りの店と比べるとほぼ倍の値段です。。。
島への輸送費を考えると仕方がないことなのだと思います。
島では飲み物を買える場所が少ないので、スーパーで予め買っておく必要があります。
水の購入が済んだら、隣にある父島タクシーでレンタバイクの手配。
受付の人に話すと、
「バイクの運転は大丈夫?」
と聞いてきました。
昨日、一昨日と運転してきたので、自信を持ってw
「大丈夫です!」
と答えて待っていると、5分ほどで奥から2台スクーターを出してきました。
店の人は「古いバイクだけど、まぁ、馬力はあるから。。。」と言っていましたが、母島で借りたバイクに比べて遥かに真新しいバイクです。
ただ、ハンドルの下の小物入れがなくて、ペットボトルなどを入れておく事が出来ないのがちょっと不便です。
受付票に名前を記入していると、宿からカミさんが戻ってきたので、バイクを受け取って出発です。
バイクはハイパワータイプだというので、ちょっと心配でしたが、アクセルを恐る恐る回してみると、母島のと違って、スムーズにアクセルが開いてくれるので、コントロールはむしろ容易な感じです。
でも父島は思っていたより交通量が多いので、いきなり父島からバイクに乗り始めていたら運転できなかったかも。。。
という事で、まずは観光名所を見ながら島を一周することにしました。
晩御飯までには戻ってくるつもりなので、時間はおよそ3時間です。
道は片側一車線の道路で、母島の道路に比べたら雲泥の差です。
集落を出ると坂のアップダウンが多いのはどちらも一緒ですが。。。
街の中心地を抜けてまずは沈船(ちんせん)を見に境浦へ。
大村の集落から小港海岸まで続く都道を走っておよそ10分程度で到着します。