北陸ドライブ - 1(2012/10/06)

前回の大山詣での記事のときに、当初伊豆諸島に行こうと思っていて結局スケジュールの都合が付かなかったという話を書きました。
10月の体育の日の連休にリベンジをするつもりでいたのですが、9月の終わりになって弟の所に第二子が誕生したという連絡があり、生まれたら見に行くと約束していた事もあり、急遽金沢に向かう事になりました。

とは言っても、奥さんも出産直後でまだ体力が回復していない中であまり長居しても迷惑になってしまうかもしれないと思い、日曜日にお邪魔して月曜日に帰ると連絡し、土曜日にドライブを兼ねた観光をしながらのんびり金沢へ向かうことに。

観光と言ってもどこを見るかはノーアイディア。
ただ新潟方面にはなかなか行く機会がないので、今回は新潟の保存鉄道の撮影をしつつ、何か見所を見つけ次第立ち寄ってみるというスタイルで出発です。

毎度残業で準備する時間が取れず出発が慌しくなってしまうので、今回は事前に着替えなどの準備も済ませていたのすが、珍しく短い残業で帰宅できたので、出発まで仮眠を取ることに。
ところが普段寝る時間でなかったせいか、小さな物音で目が覚めてしまい、結局一時間くらいしか眠れませんでした。

難しいものですな。。。

まぁ、それでもそこそこスッキリしたので、そこそこの時間に出発。
いつもは上信越道を通って金沢へ行くのですが、今回は新潟の鉄道写真の撮影があるのでひたすら関越道を北上。

関越道は東京を出発すると、どこまでも続く関東平野をひたすら走り、少し疲れたなぁ、と思うぐらいのところで群馬県に入り、けっこう疲れたなぁ、と思ったあたりでようやく新潟県へ抜ける訳ですが、この両県境を貫通する関越トンネルなる10km以上の長大トンネルが非常にクセモノで。

休憩せずにそのまま突入するとトンネルを抜けるまでが長い長い。。。w
はっきり言ってこれは拷問ではないかと思う訳です。

本当は最初の目的地である三条に近い栄PAまで進みたかったのですが、結局関越トンネルを抜けた辺りで力尽きてしまい、塩沢石打PAで仮眠。

— 味気ない塩むすび —

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7時半ごろ起床し、PAの食堂で塩むすびとおそばのセットを頼んで外のベンチで朝食。

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山菜の乗ったそばは、高速のPAで食べる料理にしては珍しく茹で加減もつゆの濃さもなかなか絶妙で美味しく食べれました。
一方の塩むすびの方は、塩むすびと名乗ってよいのか疑問に思うほどの薄味で、カミさんに間違えて買っていないか確認するも、店の人が手に取ったものだから多分合ってる筈といいます。
もしかしてそばのつゆとバランスを取っているのかな、と好意的に解釈しようとしても、やっぱり塩むすびを名乗るには無理があります。。。

でもまぁ、米そのものはさすが米どころだけ有ってとても美味しく、そのせいで塩気が無い事を余り気にすることなく食べてしまったのですが、なんとなく釈然としない感じが拭い去れません。。。

食べ終わって、ケースを潰そうとした時に、漬物が入っていたアルミホイルの傍らにキスチョコが入っているのが見えました。
いやいや、おむすびにキスチョコなんか入ってるわけは無く、すぐにおかしいと気付いて、今まさにケースを潰そうとしているカミさんに、それなに?と聞くと、カミさんもケースを潰す手を止めてケースの中にいるキスチョコ(らしきもの)を取り出しつつハッとした顔をしました。

その瞬間原付もカミさんがその表情をしている意味を理解しました。

「それ、塩だよね。。。」

キスチョコにみえる銀の包みを解くと、そこには予想通り塩の粒が収まっていました。
しかも天然塩と思しき粗めの粒の塩です。

考えてみれば、塩が別添になっていてもおかしくはないのに、おにぎりに混ぜ込まれているはずと言う先入観が邪魔して、別添である可能性をすっかり忘れていました。。。

二人してそこに気付かずに、味無いねとか言ってりゃ世話無しです。
そのまま捨ててしまうのも勿体無かったので、晩御飯の時にでも使おうと持ち帰る事にしたのですが、食べ終わった食器をカウンターに戻す時に、取り出すのを忘れて結局回収しそびれてしまいました。。。

そんな訳で朝食を済ませて本日の行動開始。
上述の通り、今日は新潟県内の保存鉄道を見て回る事になっています。

かつて中越地方には新潟と燕を結んでいた新潟交通 と加茂と五泉の間を結んでいた 蒲原鉄道 という二つのローカル私鉄がありました。
共に長らく地域の足として昭和初期の旧型電車が活躍してきましたが、足並みを揃えるかのように21世紀を目前に控えた1999年に廃止となっています。

両鉄道の車両は今でも有志の手によって保存されているので、今回はそれらの車両たちを見に行くつもりです。

新潟交通の車両はかつての終点だった月潟駅の構内にまとめて置かれているのに対して、蒲原鉄道の車両は沿線の4ヶ所に分散して置かれているのですが、大雑把に言えば一筆書きのようなコースで回れるので、午前中の間に一通り見て回る事にしました。

— かぼちゃとコスモス —

まず最初に向かったのが新潟交通の「旧月潟駅」
巻潟インターで高速を降りて一般道を走り、中ノ口川の土手に沿って暫く進んでいくと駅に到着。

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線路が土手の上を通っていたので、駅舎も2階建てのようになっています。
駅舎の階段を上がってみると、駅舎の入口は鍵がかかっていて、ホームへ行く事が出来ません。

傍らにあった張り紙に、「ホームへは駐車場から入れます。」と書かれていて、案内に従って駐車場の方に回ると、ホームに出る事ができました。

ここに保存されている車両は以下の3両。

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まずモハ10形電車。
新潟交通の主力車両だったそうです。

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その後ろに停められているのが、電動貨車のモワ51形
新潟交通の車両は緑と黄色の塗り分けから「かぼちゃ電車」という愛称で呼ばれていたそうです。

写真が撮りやすいようにするためか、前に停まっているモハ10形と少し距離を開けて止められていました。
こういった気遣いはありがたいものです。

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一番後ろに停まっていたのが、ラッセル車のキ100形。
後ろのモワ51形とペアを組んで除雪に活躍したそうです。

線路の上には一面コスモスが咲いていて、秋を感じさせます。

車両の各扉にはチェーンロックが施されていて、公開日以外は車内に立ち入る事は出来なさそうです。

まぁ、それでもひとまず新潟交通の車両が撮影出来たので次の目的地へ。

次の目的地は蒲原鉄道の車両が保存されている場所のひとつ、「冬鳥越スキーガーデン」という施設です。

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走り始めて程なく、白根フルーツ童夢という看板が見えました。
そういえば、Googleの地図で月潟駅を調べた時も、駅の近くに「月潟の類産ナシ」という表記が出ていたことを思い出しました。

この辺りでは梨を栽培している農家が多いようで、興味を惹かれたので立ち寄ってみる事に。

軒先に数種類の梨がカゴに盛られて販売されていました。
有名な新高や豊水に混じって「新星」という見慣れない形の梨がありました。
さながらりんごと似た形の一般的な和ナシとひょうたん型の洋ナシの合いの子のような形をしています。
試食も出ていたので、一ついただくと甘みは日本の梨に、食感は西洋梨にそれぞれ近いこれまた合いの子のような感じのものでした。

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カミさんがそこにいた店員のおばさんに、

「これは類産梨、ってやつですか?」

と聞くと、

「それは新星という種類です。」

と、妙にそっけない感じで答えました。

「類産梨って言うのはあるんですか?」

と更に聞くと、

「類産はこの辺では造っている人が居ないし、私も食べた事がないのでよく分かりません。」

とこれまた若干突き放すように言われました。
結局それ以上聞くのは諦めて、そこに売られていた新星梨を1カゴ買って帰ることにしました。
この梨は金沢に着いたらみんなで食べてみようと思います。

後で調べた所によると、類産梨は200年ほど前に上総国から持ち帰った苗が育ったものらしく、いまだに大量の実を実らせているそうですが、甘さなどは今の梨に比べると控えめで、名産品の梨ようかんに使われているということです。

一方新星梨も珍しい品種らしく、通販サイトなどでは新星梨を大きくピックアップしたサイトなども見つかりました。
そういう意味では新星梨の事を聞いてくれなかったのでぶっきらぼうな受け答えだったのかな。。。?

Posted by gen_charly