新島・式根島・神津島上陸【33】(2014/05/06)

2014/05/06

久しぶりにゆっくり寝ているつもりだったが、雨音で4時過ぎに目が覚めてしまった。またテントの収納が面倒だなぁ、とか考えながら雨音を聞いていたらまた眠ってしまった。
その後6時前に再び目が覚めてしまい、結局そのまま起床。

連日の早寝早起きが癖付いたのかもしれない。

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外を見ると既に雨は上がったようだが、いつまた降り出してもおかしくなさそうな雲が立ち込めている。また降り出したら意味がないのだが、少しでも乾いた状態でテントをしまいたかったので、いったん水分をふき取っておくことにした。

その作業が終わってから改めてキャンプ場の様子を写真に撮ってみた。

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弓なりになった湾の一段高いところにテントサイトがある。
背後に見えるコンクリートの建物が廃墟となったリゾートホテルで、島の建物としてはかなり大規模な部類に入るだろう。

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今朝の朝食は、昨日買ったパンに持参した「ちょい食べカレー」なるレトルトのルーを付けてカレーパンにしてみた。手作りされたパンは普段食べるのと一味もふた味も違ってなんだかぜいたくな気分になれる。
カミさんが島で手作りパンの店を探すのがマイブームになりそうだと言っていたがわかる気がする。

食事中に役場の防災無線から今日の出港についてのアナウンスが流れてきた。それによると、本日出港する便は全て多幸湾からの出港になるとのこと。
それを聞いて朝の客船で帰るつもりらしい学生たちが慌ただしくテントを撤収し始めた。

一方の我々はまぁ、のんびりしたもので。30分ほどしてから荷物をまとめ始めたのだが、荷物を一式パッキングし終えるころには学生たちはみな撤収を完了し、やって来たバスに乗って去った後だった。

彼らがいなくなったキャンプ場は途端にがらんとしてしまった。いっぱいいてもウザったいが、いなくなると妙に寂しく感じる。
まぁ、身勝手なものだw

そんなわけで、車のトランクに一式積み込んで8時半過ぎに出発。
まずは島の南側から散策してみることに。

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港の前を通り抜け、島随一の海水浴場である前浜に差し掛かる所に水配り伝説にまつわるモニュメントがある。

パンフレットに記載されているものの引用になるが、水配り伝説とは、

その昔、伊豆諸島の中心である神津島の天上山に、島々の神々が集まり会議をしました。
一番大切な会議は、命の源である「水」をどのように分配するかでしたが、そこで次の日の朝、先着順で分けることになりました。いよいよ朝になり、一番早く着いたのは御蔵島の神様でした。
御蔵島は最も多くの配分を受け、次は新島、三番目は八丈島、四番目は三宅島、五番目は大島でした。
こうして水は次々と配られ、最後に利島の神様がやってきたときには、水はほとんど残っていませんでした。
それを見た利島の神様は怒り、わずかに残った水に飛び込んで暴れまわりました。
この水が四方八方に飛び散り、神津島ではいたるところで水が湧き出るようになったと言われています。

というような伝説らしい。
確かに神津島や御蔵島はとにかくよく水の出る島として知られている。こと御蔵島の水はミネラルウォーターとして売られているので、島に行ったことがない人でも飲んだことがあるという人はいるかもしれない。

しかし、この物語で注目すべきは、利島のやんちゃぶりと神津島のオブザーバーっぷりではないだろうか。
神津島は水配りについては完全に部外者として立ち回る立場だったのに、利島の神様が暴れたおかげで水に恵まれたという、まさにタナボタ的ポジションである。
それに対して、利島のやんちゃぶりはどうだ。ただでさえ少ない水を暴れて神津島に散らしてしまうなんて。。。
その物語を紐解くまでもなく、利島は水に恵まれない島である。少しでも多く水を持って帰ってこなければならない立場の者が、怒りにまかせてその責務を放棄したのでは神様失格ではないであろうか。

上の写真でも、利島の神様は手前で寝っころがって、ウサギとカメの寓話のウサギのような振る舞いだ。

モニュメントを横目で見ながら前浜沿いの都道を進み、途中で右折して細い村道を進んでゆくと、何やら看板が出ている黄緑色の掘っ立小屋を見つけた。ちょっと車を止めて覗いてみたら、配石墓遺跡というものらしい。

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それ以上のことは何もわからず。。。次。横島展望台という場所にやって来た。

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集落とその背後に聳える天上山が一望できる、なかなかのビュースポットなのだが、いかんせん車を止める場所がなく道路ギリギリに寄せて停めているのであまり落ちついて眺めていることができなかった。

ほどほどにして再び車を走らせる。
村道は森の中の小道をグネグネと進み、これを抜けたら視界が開けた。

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Posted by gen_charly