瀬戸内周遊初日の出【8】(2013/12/31)


2013/12/31

今日は大晦日。2013年も今日でおしまい。一年の締めくくりにふさわしい旅ができるかが、今日の行程にかかっている(というフラグ)。

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今日は、瀬戸大橋の橋脚になった島を巡ろうと思っているのだが、これらの島へ行くためには、瀬戸大橋の与島パーキングエリアを7時19分に出るバスに乗らなければならないので、逆算して5時半起床としていたのだが。。。今何時よ?

時計を見ると8時を回っている。昨晩たらふく食べたカキの消化に体力を使ってしまったようだ。。。
ということで島巡りは中止。のっけから何とも言えない滑り出しである。

ま、島巡りは諦めて、とりあえず他の予定を消化する方針に変更しましょ、ということで、まずは朝食前にこの道の駅に保存されている琴電の昔の電車を見に行ってみること。

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3000形335号

大正生まれの琴電のオリジナルの車両で、廃車後この場所で保管されることになったものである。
製造から90年近く経つ車両にもかかわらず、管理が行き届いていて非常にきれいな状態で保存されている。

実は、コース考慮のためだけではなくこの車両があるから、というのもこの道の駅を宿泊場所に選んだ理由だったりする。

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それから車に戻って朝食。昨日淡路島で買ったイカちりをドレッシングで和えて挟んだサンドイッチと、淡路島ヨーグルトがメニューである。微妙な見た目とは裏腹にとてもうまかった。

食事が済んだら出発。まずは高松市街を南下、高松空港のすぐ横にあるさぬきこどものくにへ。

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60形62号

ここにもかつて琴電を走っていた電車が保存されている。
解説版によると、この車両は日本で一番長く走った電車ということだ。
車体は新しいものに変えられているようだが、車体と不釣り合いな無骨な足回りは当時から変わっていないという。

香川県の保存鉄道はこの2箇所のみ。電車の博物館、と称される琴電を擁する県なのに、保存については割と淡白なようである。
ということで、他に見るものもないので先に進む。

次なる目的地は、東洋のマチュピチュとも称された、新居浜にある、別子(べっし)銅山東平(とうなる)地区という所である。
別子銅山は1690年に発見され、住友財閥によって1973年まで採掘が続けられた銅山として知られている。

現在はその跡地の歴史的価値が認められ、整備のうえ周辺を散策できるようになっているらしい。

最初は高速を使って進んだが、島巡りがパスになった分、時間に余裕ができたので、香川県と愛媛県の県境付近の大野原インターで高速を降り、あとは一般道で進む。
すると程なく道の駅とよはまがあったのでここで小休止。

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店内の産直販売コーナーで野菜やみかんなど、安く売られていたが、結局購入には至らず。
道の駅の道路を隔てた反対側にうどん屋が見えたので、そちらも行ってみる。

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店の名前は、鳥越製麺所という。本場の讃岐うどんを食べてみたい、ということで一杯ひっかけていくことに。
カウンターでカミさんはぶっかけにアナゴ天を、自分は釜玉にゲソ天を、それぞれ注文。
2人合わせても800円ちょっとなのがすばらしい。
ごまやおろし生姜などは取り放題とサービスも満点。

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うどんのコシは流石讃岐うどんと思わせる、しっかりとしたものであった。が、それより何より感動したのがそのつゆ。
東京ではあまりお目にかからない少し甘みの強いもので、これが麺に絡むとなんともいえないうまさだ。 普段つゆを残すカミさんまで、全部飲み干して完食。
朝食から3時間ほどしか経っていないのに、うどんさんはするすると腹に収まり満足満足。

道の駅を過ぎるとすぐに県境をまたぎ、愛媛県四国中央市に入る。ここはちょっとアレな事件で一躍有名なった大王製紙のお膝元としてとしても有名だが、大王製紙のみならず製紙業で栄えていて、国道の海側にはひたすら製紙工場が建ち並んでいる。

それらを横目に進んでいくと、続いて新居浜(にいはま)市に入る。別子銅山のあった山へ続く道はここで分岐する。
暫くは住宅地の中をまっすぐ抜け、やがて山間部へと分け入って行くのだが、平地は天気もよく乾いた感じだったのに、坂を登り始めたら程なく路肩に残雪がちらほらと見え始める。

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端出場(はでば)地区の炭坑施設の跡地に作られたマイントピア別子という道の駅を通り過ぎ、ループ橋を超え、ダムを越え、さらにもうひとしきり走るとようやく東平への分岐に到着。

このあたりまで来ると残雪も相当多く、途中から嫌な予感しかしなかったのだが、案の定、その分岐から先はバリケードに阻まれ進入禁止となっていた。

東平の集落跡はここから更に山を数キロほど分け入った場所にあり、気軽に徒歩でいけるような距離でもないので、今日のところはここで引き返さざるを得ない。。。

ということで、またしても予定クリアせず。
とはいえ、折角ここまで来たので、さっき通り過ぎたマイントピア別子を休憩がてら少し見学してくことに。

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マイントピア別子も別子銅山の歴史や体験学習などができる施設で、東平が見れたらここも含めて一日がかりで見て回るつもりだったのだが、東平は見れなかったのでここも軽く立ち寄るだけにした。東平にたどり着いた折にちゃんと見たいと思ったので。

館内に入ると、正面のエスカレータを登った先にちょっとした展示スペースがあり。。。

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ミゼット!
しかも四阪島の私設消防団の消防車として使われていたものだそうで。

四阪島は別子銅山で採掘された銅を精錬するための精錬所があった島で、かつては精錬に関わる人たちが5000人以上働いていたが、現在では精錬所は稼動を止めており、多くの人は島を去ったという。
島には今も当時の遺構が残されているらしいのだが、全島が住友グループの私有地であるため、一般人の立ち入りが制限されており見学は容易ではない。
そのため、島マニア垂涎の地として知られている。

あー、行って見たいな、四阪島。。。

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建物の外へ出るとちょっとしたデッキがあり、そこから川向こうに見える発電所の遺構が目を引く。

このデッキから建物の外周に沿って歩ける遊歩道があったので、少し散策してみた。

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この歩道は土地の傾斜に合わせた登りになっていて、一番上まで登りきると、バーベキューなどができる広場があった。
そのまま建物を回りこむように反対側へと回ると、砂金掘りの体験ができる施設があり、また足元には観光坑道へ行くトロッコ列車の線路が通っているのが見えた。

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線路をまたぐ陸橋の上で待っていると、ほどなくトロッコ列車がやってきて反対側のトンネルへと吸い込まれていく。東平へ再訪できた暁には、このトロッコで観光坑道も見に行ってみたいと思う。

本日の旅程はここまで書いてきたとおり、かなり不発が続いている。今日の最初の一言がフラグになってしまっている。。。
ただ、その分先へ先へと予定を繰り上げているので、出発時の遅れもリカバリ出来てきた。

次の目標地点は、カミさんが行きたいと言っていた今治のタオル美術館である。

Posted by gen_charly