さて、お香を作るつもりで来たのに、急遽香水を作ることになってしまった。それはそれで良い体験だったが、せっかくお香の里に来たのにお香を作らずに帰るのもナニかなと思ったので、お香作り体験もやってみることに。
カミさんが香水作りをやったので、お香作りは自分がチャレンジすることになった。
香水の時とは違い、キットを渡されて大まかに説明を受けたら後はひたすら自力で作っていくシステム。まぁ、聞いた感じさして難しいところはなさそうだが。。。
まず、お香に加える香りを選ぶ。お香の色が紫色だったのでラベンダーを選択してみた。
キットに入っている白檀の粉末を乳鉢に入れて、乳棒で全体的に混ざるまでこねる。
乳棒は先端が太くて丸いので、すり潰すような動作には向いているものの、混ぜ合わせるような動作には向かない。底の方に溜まった粉をうまく返せなくて、軽く悶々としたが、５分ほど頑張ったらどうにか全体的に馴染んで来た。
そのあたりで乳鉢から取り出し、あとは指でじかにこねて馴染ませる。なんだ全体に馴染むまで頑張らなくてもよかったんだ。。。
ある程度なじんだらテーブルの上に広げて伸ばし棒で伸ばしてゆく。
両脇に３ｍｍ位の高さの棒を２本置いてその上を転がすことで、伸ばしたお香の厚みが自動的に３ｍｍ位に揃うようになる。
伸ばしたらクッキーづくりの要領で型抜きをして、それを付属の段ボールに乗せる。
お線香のような棒状の物を作るのかと思ってた。。。
残った部分は再度こねて伸ばしてもう一度型抜き。それを何度か繰り返したら全部でこれだけの枚数を取ることが出来た。
型抜きの型がちょっと幼い感じなのが何とも。。。ま、燃えたら灰になるだけだから別にいいか。
これにもう一枚段ボールを載せて輪ゴムで止めて、数日ほど乾燥させたら完成。
出来上がったお香は最初は置いておくだけでも結構香りが出るので、そのままその香りを楽しんで、香りが薄くなってきたら燃やすくらいで良いとのこと。
さて、ぼちぼち日が傾いてきた。晩御飯は四国に渡って牡蠣の食べ放題にチャレンジするつもりなのだが、まだちょっと早いので、間にもう一か所、カミさんがＳＡの案内板で見つけた産直の店に行ってみることにした。
店の名前は赤い屋根と言う。
軒先に鳴門金時が売られていて売り子のおばちゃんからおいしいよ、と声を掛けられる。スーパーなどで見かけるサツマイモと比べると一回り細い感じだが、美味しいというなら、と、一袋購入。１００円。
店内にはたまねぎや海産物を始め、特産品など所狭しと売られている。いくつか関東では見かけないものもあって興味を惹かれたが、旅はまだ先が長く持ち帰れないので、道中の煮炊きで使う大根を買ってみた。
中ぶりながら６０円というお手頃価格。
この大根が後で大活躍だった。
店の向かいにも何軒か直売所のような店があったので行ってみると、もの珍しい惣菜を見つけた。
イカちり。その名の通り、小さいイカとちりめんを釜茹でしたものだ。これはうまいはず！
さらに、カウンターの前で餅が売られていた。丁度後ろの方にいるスタッフが臼をを洗っているのが見えたので、搗き立てか聞いてみたら、そうですよ、ということなので、大福を買ってみた。
餅はその場でパクつく。甘さ控えめのあんこと相まって味はなかなかだった。空腹を刺激されそうｗ
更に更に、この店の隣には「たこせんべいの里」という直売所まである。
以前日間賀島に行ったときに師崎港の近くにあった鯛せんべいの直売所と似た雰囲気で、試食が期待出来そう。
案の定、店内は広いスペースに多種多様なたこせんべいがこれでもかと売られていて、全部試食可能！
コーヒーなどのサービスコーナーがある所も鯛せんべいの店と一緒で、同じコンサルタントによる設計なのかもしれない。
ところが、入ってほどなく閉店時間になってしまい、店内に蛍の光が流れ始めた。
興味を惹かれたせんべいを慌しくつまんで、そそくさと退館。
まぁ、あとで牡蠣焼きをたらふく食べるんだから自重しとけ、という神のお告げだろうｗ
それから車に戻り、牡蠣小屋の予約を入れておくことに。
牡蠣小屋は香川県の志度に何軒かあって、いくつか店をピックアップしてあったのだが、軒並み電話が繋がらずまさかの全滅。。。
ここまで期待させておいてお預けは悲しすぎる。。。
と、昨日の晩に淡路島のサービスエリアでもらったパンフレットに鳴門市の牡蠣小屋の記事が掲載されていたのを思い出し、ラスチャンワンチャンで電話してみると、こちらは営業中で無事予約で来た。
タコせんべいの節制が報われたｗ
パンフレットもどこで役立つか分からないものですな。