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トンネルの駅:

さて、高千穂まで足を延ばしたからにはもう1か所ぜひとも立ち寄りたい場所がある。一旦阿蘇の方へ戻るように進むと峠越えの直前にトンネルの駅という施設がある。

阿蘇周辺の鉄道地図を見ると、今日午前中に訪ねた南阿蘇鉄道とさっき訪ねた高千穂鉄道の路線がそれぞれが東西から県境に向け線路を伸ばし、どちらも県境の手前で途切れていることに気づくと思う。元々この両線は豊肥本線立野駅と日 ...

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高千穂鉄道 高千穂駅:

国道218号線を東に進んでいくとやがて峠を越えて宮崎県五ケ瀬町に入る。宮崎と言えばフェニックス並木のイメージが強い、本土随一の南国ムードあふれる県であるが、この辺りは山深い山村で南国ムードは一切感じられない。

そして更にもうひと山超えると次の目的地となる高千穂町に入る。高千穂は神話の里として名高いが、自分的にはそれよりも先に見に行きたいものがある。高千穂鉄道 ...

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高森駅:

続いてやってきたのが南阿蘇鉄道の高森駅。ようやく鉄分補給タイムだ。
南阿蘇鉄道はかつて国鉄高森線だった路線で昭和の終わり頃に第三セクター化されたものだ。

ここの駅前にはかつて高森線を走っていたC12が保存展示されていた。まぁ、SLはあまり興味がないので記念撮影のみ。自分のお目当てはこの駅に隣接する車庫の撮影である。

という訳でまずは駅で入場券を買い求め ...

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阿蘇カルデラの散策:

起床が遅かったこともあり車でのんびり朝食をとる時間が勿体なかったので、買ってきた団子類は走りながらパクついた。

道の駅正面の交差点の向こうに木々の生えない山がそびえたっている。往生岳というそうだ。
目の前の道を直進し、まず初めに米塚と草千里を見に行ってみることにする。

直進の道は阿蘇パノラマラインという名前が付いている。どんどん高度を上げて ...

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新幹線で一路博多へ:

2008/11/21

出発は職場の業務後。カミさんと合流して東京駅へと向かう。ホームに上がる前にエキナカ(GranSta)に寄って駅弁を購入してから新幹線に乗り込んだ。

我々が乗車する列車は18:50発のぞみ53号博多行き。座席に着くと列車は程なく出発。博多には23:57到着なので5時間7分の列車の旅。流石に遠いな。

出発して早々に夕食 ...

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この年の10月ごろ、東京と九州を結ぶ寝台特急「はやぶさ」「富士」が来年3月のダイヤ改正を持って廃止されるというニュースが飛び込んできた。

これらは、はやぶさが東京ー熊本間、富士が東京ー大分間をそれぞれ結んでおり、東京から門司までの間は両列車が併結されて1本の列車として進み、門司で切り離しが行われてそれぞれの目的地へとめざす運用になっている。

かつては東京や大阪などから ...

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備中国總社宮:

時計を見ると間もなく16時に差しかかろうかというところだった。車の返却リミットは19時なので余裕を見て18時半には返却を済ませたいが、ここから岡山市街までは1時間ちょっとなのであと1時間ばかり時間がある。だが保存鉄道車両の類いは全て見切ったし、今から訪ねておきたい観光スポットもこれといったものない。

どうしようかとしばし地図を眺めた末に岡山への経路上にある総社に行っ ...

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井笠鉄道ホジ9:

さて、ちょっと寄り道してしまったが、本題の井笠鉄道散策に復帰。井笠鉄道の車両は笠岡市周辺の3カ所で保存展示されているそうだ。そのひとつが笠岡駅からほど近い所にあるようなので行ってみた。

笠岡駅前を通る国道2号は駅の近くで内陸側へと伸びる県道34号と接続しているのだが、分岐した県道は半円を描きながら高度を稼いで国道の上を跨いでいる。その高架下が公園となっており車両が ...

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カブトガニ博物館:

ということでこちらがカブトガニ博物館。大きなドームはカブトガニの甲羅をイメージしたものであるらしい。

入館料は500円。購入して館内へ。

お約束どおりカブトガニもマスコット化されていた。ただ実物とは似ても似つかない。これでいいのだろうか。名前はカブニ、カブ海、カブ希、カブ望だそうだが、カブが名字でニ海希望が名前・・・ではないと思う。女の子キャラにカブ ...

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水島臨海鉄道の車庫:

次に向かう先は笠岡である。笠岡でかつて営業していた井笠鉄道の車両が周辺の3カ所に保存展示されているというのでそれを見に行こうと思う。と、その前に下津井から少し北上したところに水島地区がある。例の児島の老婆が語っていた三菱自動車の工場がある水島である。

で、そこへの貨物輸送ならびに地域交通を担っている水島臨海鉄道という鉄道路線があるのだが、このところ車両の入れ替 ...

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下津井電鉄児島駅跡:

2023/09/18

起床は6:30。なかなか健康的だw
岡山滞在も早い?ものでもう4日目となった。今日は帰京する日なので帰りの新幹線の時間までが自由時間。
新幹線の時間は20:01発。家に着く頃には日付をまたいでしまうが、時間足らなくなるよりはいいだろうということで遅めの便にした。

レンタカーは9時に昨日と同じ店で借りる手配をして ...

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片上鉄道:

ふざけた橋を渡って再び日生に戻って来た。日生といえば2011年の正月にここの漁港の一角にある店で牡蠣焼きを食べたことが思い出される。さっきカキオコを食べそびれたのでちょっと立ち寄ってみようかとも思ったが結局行かなかった。

代わりに駅に立ち寄って記念の入場券を購入した。

さて、まだ日が暮れるまでにもう少し時間がありそうだ。ということで最後の散策。ここから少し岡 ...

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鹿久居島:

さて、旅を続けよう。愛生園への訪問が結果的に今回の旅のメインイベントとなり重たいテーマが長く続いてしまったが、以降はみなライトな所ばかりなのでここからは気軽な気持ちで読み進めていただきたい。

今日の散策のテーマが岡山の島めぐりであることは前述したとおりであるが、岡山県内には車で渡れる島があと2つある。今日中にそれらに上陸しておきたい。その2つの島は鹿久居島(かくいじま) ...

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園内散策 - 西側エリア:

その放送を聞きながら残りの坂道を登り切って丘の上に出た。この先にも住居棟がある。こちらはこれまで見てきたものより前に建てられたものらしく見た目が少々くたびれている。
建物の後ろ側に増築した形跡がある。増築された箇所に給湯機があるのでこのエリアの建物はお風呂が後から増設されたのだろう。

そして通りに沿って配管が延々と連なっている。

で、 ...

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園内散策 - 東側居住エリア:

教室は島の集落(という表現が適切かどうか分からないが)の東端にある。といっても2分割された島のうち利用されているのは西側の3分の1ほどで残りは山林になっている。その辺りには道も建物も一切ないようなので、ここで折り返す形で今度は住居エリアを見学しに行くことにした。

海岸沿いに出ると更に東の方へ海岸沿いに延びる道がある。その先にもかつて利用されていた施設 ...

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園内散策 - 新良田教室:

まずは園の東端にある新良田教室(にいらだきょうしつ)の跡地を見に行ってみよう。
歴史館に置かれていた長島愛生園歴史回廊というパンフレットに園内マップおよび見学ルートが記載されていたので、それを参照しながら散策することにした。といっても園内の散策について誰にも許可を得ていない。マップが配布されているのだから基本的には見学可能なはずだが、入口看板で目にした関係者 ...

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長島愛生園 歴史館:

ということで歴史館の前まで来た。

ひと気もないし窓のカーテンは全て閉まっている。見学の可・不可以前にそもそも開館しているのだろうか。

入口の前まで来たら館内の明かりがついているのが見えた。ということはやっているのだろう。

扉を開けようと入口の木戸の取っ手に手をかけた時、取っ手の所に「クヒ」と書かれていた。自分はこれを見て一瞬「死」と書か ...

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長島愛生園への道のり:

長島は岡山ブルーラインという道路の虫明(むしあげ)ICを降りて10分ほど進んだ所にある。
本土とは僅か数十mの海を隔てて向き合っていて、昭和62年に邑久長島大橋によって地続きとなったので車で上陸することができる。

虫明は鄙びた集落で道も細い。そういう場所に隣接している島だからこそ隔離の島として選定されたのだろう。

そんな一本道を進んでいく ...

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ハンセン病について:

岡山市の東側海岸沿いには瀬戸内市と備前市という2つの自治体がある。これらの沖合に架橋された島が3つ存在する。この後それらをひととおり巡って上陸記録を伸ばそうと考えている。まず最初に向かうのは瀬戸内市にある長島という島だ。有名な観光地があるわけでもなく知名度も決して高くない島だが架橋されていて車で渡ることができる。

なぜこの島に橋が架かっているのかというと、ここ ...

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鹿忍の水没ペンション:

で、歩くこと20分あまり、予定時刻の15分ほど前に到着。車は準備されていてつつがなく手続きを済ませた。返却は21時までなので戻り道は日が暮れてからゆっくり帰って来ればよい。日没までのおよそ半日が行動時間という感じだ。

その半日でどこへ行くかは出発前にリストアップしてある。今日は岡山市の南東にある瀬戸内市と備前市の見どころを点々と回ってみたい。
あ、そ ...