沖縄離島探訪【3】(2006/11/20)
宮古島から石垣島へは一部の便でプロペラ機が就航されています。
原付はプロペラ機に乗った事がなかったので、あえてプロペラ機の便を指定。
プロペラ機の便のチケットはなぜか昔ながらの紙チケットで、裏に磁気テープが貼り付けられていないので、チェックインも手作業で行います。
チェックインを済ませて、搭乗口に向かうと、エプロンからの搭乗ということです。
滑走路には既に搭乗予定のプロペラ機が待機していました。
こじんまりとした機体で、写真の反対側にはタラップが下ろされていましたが、
タラップもこんな感じでこじんまりとしています。
乗り込むと中は2列×2列の座席が並び、機体の湾曲がきついので、窓側の席の足元は若干せまめになっています。
程なくして17:05を回り出発時刻になって、プロペラが盛大な音を立てて回り始めました。
少しの後ゆっくりと加速し始めてジェット機よりも遅いスピードで離陸です。
プロペラ機はジェット機と異なり、主翼の下に窓があるので、一生懸命回転するプロペラをじっくりと眺めることが出来ます。
また、下界も主翼に邪魔されずに綺麗に見ることが出来ます。
離陸して数分で伊良部島・下地島の横を通過。
日が落ちてきて大分暗くなってきていましたが、辛うじて一枚写せました。
上の写真は伊良部島と下地島を隔てる海峡部分の写真。
こうやって見るとやっぱり川にしか見えませんね。
こちらの記事に現地を訪れたときのことを書いていますので、よかったら見てやってください。
石垣島までの航路の途中には多良間島や水納島があるのですが、日が完全に落ちてしまって写せませんでした。
石垣島到着は17:40。わずか35分のフライトです。
そこをわざわざ飛行機で通過できるなんて、う~ん、ゼイタクw
あっという間に飛行機は石垣島に到着。
石垣島に初上陸です。
— 衝撃の一品 —
空港を出ると、丁度スコールが降って来て、なかなかの土砂降り。。。
スコールなら暫くすれば止むだろうと、暫く空港で雨宿り。
15分くらい待っていたら雨が上がったので、本日の宿に向かうことにしました。
本日の宿は、ネットで調べて割りと評判のよかった、「ハイパーホテル石垣島」です。
いわゆるビジネスホテルですが、予算が予算なので、寝れれば充分。
そうは言いつつも、オープンしてまだそれほど経っていないホテルなので、内装は真新しく、中も清潔だったので、居心地は最高でした。
値段も、一泊朝食つき、ダブルの部屋で6000円ちょっとだったのでかなり安価。
荷物を置いて一息ついて、晩御飯を食べに行こうと思い、フロントでいい店がないか聞いてみると、近所にある 「ぐるくん亭」 がお奨め、というのでそこに行ってみようと思います。
ぐるくん亭は宿からフェリーターミナルを挟んだほぼ反対側にありました。
5分ちょっと歩いたら到着です。
店に入って壁に貼ってあるメニューを眺めると、東京では聞きなれない料理がいくつもあります。
いくつかチョイスして注文すると、暫くして、次々料理が運ばれてきました。
まずは「クブシミの炒め物」。
「クブシミ」とはイカの一種で「コブシメ」とも呼ばれるイカです。
かなり丸々とした体つきで、かなり高価で取引されています。
味は、というと、スルメイカや紋甲イカとあまり違わないように感じたのですが、肉厚で食べ応えがありました。
次に出てきたのが、またイカですが、「イカスミチャーハン」。
原付がイカスミを食べたことがなかったので頼んでみたのですが、わずかにイカの臭みのようなものを感じるものの、普通に塩で味付けしたチャーハンと風味はそれほど変わらず、美味しく召し上がることが出来ました。
で、とりあえず、沖縄に来たらある意味お約束の「ミミガーの炒め物」。
あえて説明する必要もないかもしれませんが、「ミミガー」とは、ブタの耳のこと。
コリコリとした食感でこれもうまかったです。
(ちょっと食べてから撮り忘れに気づいたので、量が少なくなってます。。。)
んで、あまりにも珍しかったので思わず注文したのがこのお刺身。
これ、何だと思います??
答えは、なんと、「ウミガメの刺身(カメ刺)」です。
こないだ訪れた父島でも食べたので、今となってはさして珍しいと思わなくなりましたが、この時は、「ウミガメって食っていいの~!?」とかなり衝撃を受けた一品です。
近くで見るとこんな感じです。
ウミガメといえば、食べたことのある人の話では「臭くて食えたものじゃない」という話を聞いていたので、恐る恐る口に運んでみると、シャリっとした食感。
完全に解凍されてない状態で運ばれてきたわけですが、半分凍っているからか、臭みが全く感じられないどころか、殆ど無味。
半解凍のマグロを食べているような、でも歯ごたえは鶏肉に近いようなしっかりとした歯ごたえで、なんだかよく分かりませんでした。。。w
ウミガメでいろんな意味で衝撃を受けたあとは、おにぎりでシメ。
ぐるくん亭に来たからには、グルクンを食べたいということで、グルクンの天ぷらが入ったおにぎりです。
グルクンは本来ちょっと骨っぽい魚なのですが、天ぷらになっていたので骨ごとバリバリと美味しく食べられました。
また、脇に添えられている大根の漬物がちょっと甘い味付けで、これが意外とうまくてびっくりです。
食事を済ませて、すっかり暗くなったメインストリートをぶらぶらと歩いていると、雑貨屋がありました。
カミさんが、旅行中にかぶる帽子が欲しいというので、店内を物色すると丁度よい帽子が見つかったのでひとつご購入。
コンビニで飲み物を買ってホテルに戻り、明日の西表島のカヌーツアーの申し込みをすることに。
西表島では、大きく分けて大原港から向かう仲間川のツアーを基本にマリュドゥの滝などを散策するツアーと、上原港から向かう、マングローブやジャングルトレッキングを基本にヒナイサーラの滝などを回るツアーの二種類があります。
仲間川のツアーの方が起伏も少なく、川幅が広いので、かなり上流まで船が入れるので、どちらかというと中高年の観光向きです。
原付夫妻は、人が沢山居る観光地ではあまり満足できないクチなので、出発前の段階でより秘境度の高そうなヒナイサーラの滝を中心に回るコースを探すことにしていました。さらに、カミさんはカヌーにも乗ってみたいと言っています。
原付も当時はまだカヌーに乗った事がなく、面白そうなので、ヒナイサーラの滝とカヌーが楽しめるツアーをガイドブックから探して何軒か当たってみたのですが、残念なことに時間やコース内容が丁度よいものが見つからず、行き当たりばったりで当日探すつもりでいました。
石垣に着いた時に空港でもらったタウン誌をめくっていたら、ガイドブックには出ていないツアーが載っていて、内容的に丁度よさそうだったので電話すると、予約が出来るとの事だったので、2名で予約。
予約が無事済んで、明日は早朝の便で西表島へ向かうので、さっと汗を流して早々に就寝となりました。