沖縄離島探訪【9】(2006/11/23)

道に出て、暫く道なりに歩いてくと、前方にカーミヌクー(亀の甲:亀甲墓)と呼ばれる沖縄のお墓が沢山立ち並んでいるのが見えました。
沖縄のお墓は本州の一般的なお墓に比べてサイズが巨大で、小さいものでも6畳くらいの大きさが、大きいものになると家一軒分位の敷地を持つものもあります。

イメージの違いかもしれませんが、亀甲墓は白く鷹揚な作りになっているので、それほど不気味な感じはなく、現地の人たちも、先祖を迎えるときは、墓の前の敷地にみんなで集まってワイワイやったりするそうです。

その墓を横目に見ながら、海に面したちょっとした崖の手前で小休止。

馬を下りると、早速二頭ともその辺の道草を食べ始めました。

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今回案内してくれたお兄さん。
こういう風景にとてもマッチしています。

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10分くらい、記念撮影をしたりしながら休憩して、今度は戻りのコース。

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戻りは砂浜を通らないこと以外は行きと同じコースを戻っていきます。
だんだんと手綱捌きが馴れてきたので、帰りの県道横断は難なくクリア。

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そしてなんとか無事に戻ってこれました。

さてさて、さっきからお兄さん呼ばわりして来ましたが、この方は田中さんという方で、本土(しかもカミさんと同じ県)の出身との事。
このゆうゆう広場は町が運営しているのですが、そのスタッフとしてこの地で働くことになったのだそうです。

ずいぶん遠くまで来ましたね、と言うと、以前はモンゴルなどを渡り歩いていたそうで、与那国くらいの距離ならまだ近いほうだ、と笑っていました。

手元のアルバムには、外国を渡り歩いていた頃の写真が収められていました。
そのくせ地元のおいしい店の話で盛り上がったりして、距離感が分からなくなってきますw

それと、もう一つ、店内に飾られているTシャツの図柄がとっても洒落ていてカッコよかったので、聞いて見ると、彼がデザインしたものだそうで、馬の漢字を崩して生き物の馬の形を模したデザインのTシャツなどが飾られていました。

カミさんがカッコいいと褒めると、気を良くしたのか、子供が生まれたら着せて、と子供用のTシャツを一枚プレゼントしてくれました。

短い時間でしたが、なかなかない貴重な体験をすることが出来ました。
今度来る機会があったら、一日かけてゆっくりとティンダハナにでも登って見たいですね。

お礼を言って店を後にして、宿に戻ると、女将がすでに出発の準備をして待っていてくれました。
荷物を載せて、空港まで送ってもらいました。

飛行機の出発まで、少し時間があったので、ロビーの土産物屋を物色。
「長命草ちんすこう」というあまり見ないちんすこうが売られていました。
試食があったので口にしてみると、ヨモギのような風味で甘すぎず上品な味。
お土産に丁度よさそうだったので一箱購入。

別の店では、これも島の特産となるカジキを使った蒲鉾が売られていたので、これも一つ購入。

その後チェックインを済ませると、程なく搭乗開始のアナウンスが流れたので、飛行機に搭乗して出発を待っていると、定刻どおり11:55に出発。
これで石垣へ戻ります。

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西表島へ向かう時に船から見えた石西礁湖に浮かぶ島々も空中から見ると綺麗にその形を見る事が出来ます。

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まずは新城(あらぐすく)島。
パナリ(離れ)島とも呼ばれるこの島は、上地島と下地島に分かれ、現在住んでいる人は数名程度とのことです。
写真奥の下地島は牧場となっているそうです。
住民は殆どいませんが、かつてはそこそこ栄えていた島だったそうで、今でも祭りの時期になると沢山の元島民が訪れて一時賑やかになるそうです。

定期船がないので、島へ上陸する事はなかなか難しいそうです。

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次に見えてきたのが黒島
この島は牧畜の島で、住んでいる人間の数より牛の数の方が多いそうです。

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そして一部分しか写っていませんが、この島が小浜(こはま)島
福井県の小浜市がアメリカのオバマ大統領と同じ名前で一時賑わいを見せましたが、こちらは「こはま」なので、無関係です。。。

あと、この間には有名な竹富島もあるのですが、反対側の窓からしか見えなかったようで、写す事が出来ませんでした。

そんなこんなで、帰りは乱気流に巻き込まれることもなく、無事石垣に到着。
その後は夜の飛行機で那覇へ渡る予定です。で、その間の時間は、石垣島の観光をしようと思います。

Posted by gen_charly