四国・山陰初日の出　-　５（2008/12/31）

さて、白山洞門ですが、遊歩道を歩けども歩けどもなかなかたどり着きません。

道を間違えたかなぁ。。。と不安になりながら歩きつづける事１０分、やっとそれらしいものが見えてきました。

ていうか、しんがりにえらい急な階段登場です。。。
途中、鳥居が有りました。

鳥居の先には特に繋がっている場所は無く、祠も社も見当たらないのですが、この山全体がご神体ということなのでしょうか？

階段を降り切ると、海岸にでて、目の前に白山洞門が聳え立っています。

白山洞門です。
小笠原の南島の扇池と比べると非常に力強い感じの、男性的な洞門です。

背後にはかつてみやげ物屋か海の家だったと思われる、コンクリート造の廃墟があります。

そして振り返ると、

今降りてきた階段です。
左に見える階段は廃墟の建物へ行く為の階段です。

上の方に有る鳥居がさっき登場した鳥居です。
階段は折り返してさらに上の方まで続いています。

帰りはうんざりしそうです。。。

ひとしきり記念撮影などをしながら１０分ほど休憩してから、意を決して帰りのコースを辿る事にしました。

階段を登ると、途中にさっき通ってきた足摺岬方面への遊歩道が分岐します。
帰りはそのまま上り詰めて、車道の方へ出てしまおうと思います。

途中３回ほど休憩しながら、何とか車道のところまで戻ってきました。

車道に出ると、目の前に神社の鳥居が見えます。
白山神社です。

今日は大晦日ですが、早くも初詣の準備か門松が供えられています。

ちょっと立寄ってみようかとも思ったのですが、時間はぼちぼち１５：３０を回り、この先の予定を考えてここは省略する事にしました。

で、車道を歩くとわずか５分ほどで、出発地点の広場に戻ってこれました。。。
どんだけ遠回りなんだよ。。。ｏｒｚ

さてさて、本来であればこれから四万十川のライン下りを楽しむ予定だったのですが、最終便は１６時に出てしまうので、どう考えても間に合いそうにありません。

ライン下りをしてから、愛媛に向かい、しまなみ海道を抜けて初日の出を瀬戸内の生口島辺りで迎える予定だったのですが、ライン下り（というか四万十川を見るの）は今回の旅の第一の目的で外す事が出来ないので、予定を変更して、今日は近辺に宿泊して、明日ライン下りをやりに行く事にしました。

会社の同僚に生口島出身の人がいて、実家に帰ってるというので合流しようと思っていたのですが、とりあえず早々に延期の連絡をしておきました。

で、明日に備えて今日は早いうちに宿泊先で落ち着きたかったので、早速風呂に入る事にしました。
ガイドブックを検索すると割と近い所に温泉が有ったのでそこに行ってみることに。

足摺岬を出発して２０分ほどで目的地、「海癒の湯」に到着しました。

脇には７階建ての「サニーグリーン」と呼ばれる宿泊施設があり、１Ｆの喫茶店では客がのんびりとアコースティックギターを爪弾いています。

サニーグリーンは築数十年といった風情の若干レトロな建物ですが、こちらの風呂の方は、大層モダンなつくりで、ロビーもモダンなソファーがそこかしこに配置されて、落ち着いた空間を醸し出しています。

受付で料金を払い（９５０円）、中に入ると小さ目の洗い場と浴槽が二つ、後は外に出られるデッキがついています。
デッキの外は通りを隔てて海が一望でき、なかなかの景色ですが、残念ながら露天風呂はありません。
あと、バスなどの車高の高い車両が通ると中が見えてしまいます。。。

お湯はうす茶色のとろみのある湯で、源泉を掛け流ししているとの事。
この温泉は、元々長期療養など、湯治を目的としているそうで、設備はコンパクトながらゆったりのんびりと浸かるにはなかなか良い温泉です。

ただし、上述のとおり、洗い場が小さく、蛇口からの湯量もお世辞にも豊富とはいえず、その点マイナスです。

一時間ほどのんびり浸かって、今日の宿泊地へ向いたいと思います。
宿泊先は昨日ちょっとだけ立寄った道の駅「ビオスおおがた」に決めました。
四万十市街を通り過ぎて少し高知方面に行った所に有ります。

途中中村駅に立ち寄って入場券を購入して足跡を残してから付近のスーパーで買出しをして、道の駅に向いました。

中村から道の駅まではおよそ３０分。
道の駅に到着してからまずは、晩御飯を兼ねた年越しそばを食べる為に、食堂の設営です。

昨年はを演じて、一同涙を禁じえなかった訳ですが、今年は出かける前にちゃんと指差し確認して来たのでばっちりです。

今までも何度か車内で自炊する事がありましたが、写真を載せた事がなかったので、今回は特別に原付の車中自炊風景をご覧頂きたいと思います。

これが、私たちの自炊風景です。
リアシートを倒し、簡易テーブルを設置してその上にコンロを載せます。
念のためフロントの窓を少しと、リアの両側のドアを少し開けて換気を行います。

ルームランプはＬＥＤのものに変更していて、それに加えて、蛍光灯つきの懐中電灯を点灯させているので、車内は結構明るいです。

しかし、それにしても貧乏な学生の部屋みたいだなぁ。。。ｗ

暫くして年越しそばが出来上がりました。

前回の室戸岬と違って今回は映りが悪いながらも紅白歌合戦がテレビで見れます。
もうあれから一年経ってしまったんだな～、と思うと感慨もひとしおです。

今回は、昨日高知のひろめ市場で買ったじゃこ天、ごぼう天を載せた天ぷらそばです。
野菜と水は自宅から持参です。

揚げ物がとてもジューシーで、茹で加減もばっちりです。

具の一部とつゆは明日のお雑煮で使う予定なので少しとっておきます。

食事の後は、食卓を片付けて、そこに布団を敷いて紅白を見ながらまったりと過ごします。
これはこれで悪くない。

紅白が終わる頃にはだいぶ眠くなってきたので、もう休んでしまう事にしました。
年越しを寝て過ごすなんて何年ぶりだろう？

おやすみなさい。