沖縄離島探訪【13】(2006/11/24)
なんだか、予期せず今日のメインイベントが訪れてしまったみたいですが、果ての浜も大事な見所。
15分くらいで島に接岸し、ボートから飛び降りると、見渡す限り真っ白な砂浜。
季節がずれているからか、人影は少なく、貸切のような感じです。
オンシーズンの写真を見ると、湘南海岸顔負けの人ごみになっているので、そういう意味ではこの時期でよかったのかもしれません。
果ての浜は、果ての浜の周りを囲っているリーフのサンゴが崩れて、海流に乗って少しずつここに吹き溜まって出来たものです。
奥から、「メーヌ(前の)浜」、「中の浜」そして「果ての浜」と続き、原付が上陸したのも「果ての浜」です。
またしても夢に出て来そうな光景を目の当たりにして、原付の頭は完全にモードチェンジ。
あちこちデジカメで撮影している最中にも、カミさんはスノーケリングの道具を準備し終わって、早く入ろう、とせかしてきます。
原付は海に入るのは10年ぶりくらいで、スノーケリングをするのももちろん初めて。
念入りに準備体操をしてから水に足をつけると、ちょっと冷たい。
でも、何とか入れそうな感じです。
少しずつ体を慣らして、潜って見ると、水は透明に透き通って、遠くまで見渡せます。
そして、そこいらじゅうで魚が泳いでいます。
水中対応の使い捨てカメラを持って来てよかった。
リーフの内側だから、というのもあると思いますが、幸いにして波も穏やかなので、プカプカ浮かびながら魚の写真を撮ろうとするのですが、慣れていないので、なかなか上手く写せません。。。
何とか見れる写真はこんな感じ。
原付は泳げないわけじゃないのですが、足の届かないところはちょっと怖いので、浜のすぐ近くでウロウロ。
少ししては一旦顔を上げて現在位置の確認。
体が外に出ると不思議と外のほうが寒く感じるのは何ででしょう?
ふと後ろを見ると、カミさんも岸から程近い所をプカプカ漂ってますw
カミさんは以前にもスノーケリングをした事があるといっていたのですが、案外、岸辺でも満足みたいです。
1時間近くそんな感じで魚を追っかけて、一旦陸に上がると、カミさんも暫くして陸に上がってきました。
そういえば、お昼を食べていなかったので、持ってきたお弁当で昼食をとることに。
弁当のふたを開けてみると、手作り感溢れるお弁当ですが、何しろボリュームたっぷり。
やっぱり海に潜ると体力使ってお腹が減るから、みんな沢山食べるんでしょうね。
全部食べ終わってトイレに行きたくなりました。
見渡す限り真っ白な砂浜、と書きましたが、トイレはちゃんと設置されています。
まぁ、仮設トイレなので決して快適なものではありませんが。。。
トイレを済ませて、食後の一服をしようとカバンからタバコを取り出して、ライターを。。。
あれ?ライターがない。
船に乗る前に一服したので確実に持ってきているはずのライターが見つかりません。
あちこち探しているうちに、ハッと気付き海パンのポケットを探ると。。。出てきました。どっぷり海水に浸ったライターが。。。Orz
ほんの一時間くらい海に入っていただけなのに、金属部分には既にサビが。
海水の塩分って本当に強力なんだなぁ。。。
なんて感心している場合じゃない!w
何度か着火を試みましたが、一向に点火する気配なし。。。
タバコ~。。。オイラの食後の一服~~~~~。。。Qrz
カミさんが後ろで冷めた目をして「諦めなさい」と一言。
泣く泣く一服を諦めて、とりあえず、島を散策する事に。
。。。といっても、どこへ行っても白い砂浜。
船を着けた方とは反対側の岸は、ビーチロックが形成されていて、黒っぽい岩が続いていて、ちょっと意外な光景です。
これが、何万年か何億年か経つと宮古島のような島に形成されていくのでしょうか。
途中で貝殻を拾いながら、散策から戻ってくると丁度帰りの船が着いた所でした。
ちょっと名残惜しい気もしますが、果ての浜を離れる事に。
帰りの船は行きと違ってグラスボートでした。
ウミガメを探しながら帰るそうです。
それは楽しそうだと、わくわくしながら乗り込んだのですが、ウミガメがいそうなエリアに着いて船がスピードを緩めると、原付は揺れで一気に船酔い。。。
グラスを覗き込むと、一気に何かがこみ上げて来て、折角「ウミガメいましたよ!」 と声をかけられても、覗く事も出来ません。
遠くを眺めながらラマーズ法で呼吸を整えて(ウソですよ・・・)、酔いと戦うハメに。
終いには、「早くこの拷問終わってくれ~」と思ってしまう始末。。。Orz
30分くらい周遊して、港に着いた時にはもはやグロッキー。。。
帰りも車でホテルまで送ってもらって解散。
ちょっと時間があるので、部屋で一息入れて酔いを醒ましてから、晩御飯の買出しに。
原付が酔いを醒ましている間、カミさんは果ての浜で集めてきた貝殻の潮抜きをしに洗面所へ。
借りていたレンタカーに乗り込んで県道を走らせると、スーパーが何軒か有ったので立ち寄ってみると、丁度惣菜の割引が始まっていました。500円のお弁当がなんと半額!
嬉々として二人分のお弁当を買い込み、ホクホク顔で宿に戻ってから、再び海パンをバッグに詰めてバーデハウスに行って見ることに。
バーデハウスはオー島に有って、イーフビーチからだと車で5分もかからない所にあります。
なかなか洒落た作りになっていて、ロッカールームで水着に着替えて早速施設に入ると、これがなかなか広い。
海洋深層水を温めた温水プールで、ジェットバスのような泡が吹き出しているエリアが沢山有ります。
何でも、順番に回れ、との事なので、一つ一つ順番にこなしていきます。
最初はジェット水流で体をほぐして行き、そのまま進んでいくと、なにやら液晶画面が設置されたエリアに来ました。
最初、これは何かを測定しながら、対話風に進めていく機械なのかと思いきや、画面に従って手すりにつかまりながら、体をストレッチしていくメニューをこなすようなものでした。
なんだか拍子抜けしてしまいました。
(もっとも、最初にどういう症状を改善したいのかというインタラクティブな設定画面は出てきますが。。。)
それでも折角来たのだからと、メニューを選んで、画面の指示に従って体を動かしていきます。
。。。ってやってられっか!w
いや、中年や年寄りなら効果は抜群だと思うんですよ。
ただ、血気盛んな20代には向かなかっただけで。。。
カミさんはそれなりに楽しんでましたが。
んで、奥にはスパエリアと呼ばれる風呂場があるので、ストレッチは程々にして、風呂に浸かりに行く事にしました。
んー、風呂の方がのんびり出来て快適~。
ただ、風呂のお湯も海水を温めたものなので、汗を拭ったあと、唇をちょっと舐めるとかなりしょっぱい。。。
目に入ると結構滲みます。。。
んで、肌があまり強くない原付は長風呂をしていると肌がヒリヒリしてきたので、程々にして上がってしまうことにしました。
程なくしてカミさんも上がってきましたが、なんだかよく分からないねー、という感想。
ちょっと期待していただけに、やや期待はずれだったのが残念なところです。
で店を出て、ホテルに戻って来ました。
ぼちぼち晩御飯の時間です。
さっき買った弁当と、沖縄名物オリオンビール。
おばあから貰った貝もビールのつまみにしようと出してきました。
何て名前の貝でしょう?
で、結構一生懸命食べたのですが、流石にビニール一袋分は多かった。。。
移動中は冷やしておく事が出来ないし、貝類は傷むのが早いので、折角のお土産だったのですが、3分の1くらいは食べ切れませんでした。
食べ終わって、テレビを見ながらだらだらとおしゃべりをして、夜が過ぎていきます。
程よい時間になったので、歯磨きをしようと洗面所に行くと、洗面器に水浸しにした貝殻から、ヤドカリがこんにちわしてました。
あわててカミさんを呼んで見せてあげると、
「あー、間違って連れて来ちゃったね。明日戻してあげよう」
と言ってヤドカリが顔を出していた貝だけ別の場所にとりわけてあげました。