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ツルの湯には30分ほどで到着。

峠を越えてほどないところにその温泉はあり、周辺には何もなく寂しい場所だ。
建物はまだ真新しく清潔な感じだが、周囲は資材置き場があったりしてなんだか殺伐としている。
後で調べてみたら、どうも土木会社が自社の敷地で温泉を掘り当てたものだそうで、本業でも使っている土地なので、雑然としているのも道理。

料金は500円。3人入れば ...

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片上鉄道は、赤穂線の西片上(の近くの片上)から山陽本線の和気(わけ)を経由し、山間部の柵原(やなはら)までを結んでいた私鉄で、鉱山の貨物輸送がメインの路線だった。
廃止前に同線を走っていた車両が、赤穂市内の菊が峠にあるドライブインと、吉ヶ原(きちがはら)駅跡を整備して作った柵原鉱山ふれあい公園にそれぞれ展示されているとのことなので、順に回ろうと思う。

まず最初は菊が峠のド ...

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海岸沿いの堤防に腰かけて小休止。海を眺めながら、さっき朝食で食べそびれたヨーグルトの蓋をあける。

海の向こうには奇妙な形をした島が見える。島の名前は小与島といい、与島同様、かつては採石が盛んな島だった。
無意識に撮ってしまったので、カーブミラーがカブってしまっているが、写真の左端に白いコンクリートの建物が見えるだろ ...

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歩き始めて程なく与島中学校が見えてくる。
立派な校舎を構えているが、この先にある与島小学校、幼稚園とともに2007年度をもって廃校となっている。
もうここが子供の声で賑わうことはないのに、そこにあり続けるしかない、という悲壮感が漂い、正月だから、というひと気のなさとは別の寂しさを感じる。

瀬戸大橋開業フィー ...

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櫃石島から与島へ戻るバスに乗り込み、最後部の席を陣取る。
さっき歩いてきた島内の景色がビデオを逆再生するかのように流れ、ゲートを抜けると再び高速に合流。
帰りは岩黒で降車する人はなく、そのまま与島のバス停まで戻ってきた。

「島の中まで行かれますか?」

運転手が、朝最初にパーキングエリアからバスに乗ったことを覚えてくれていたようで、バ

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岩黒島で我々とランガンの釣り人を乗せたバスが、次に停まるのが櫃石島。
櫃石島もわずか3分の道のり。

櫃石島は岩黒島と比べると大きく集落の規模もあるので、バスは島に降りて集落の中を走る。
とはいっても、バスが島の中でどういう経路で走るのか分からなかったので、手前で降りておけばまぁ、間違いないだろう、と考えて、最初の櫃石島バス停で降車ボタンを押したのだが。。。 ...

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今回歩いたルートのGPSログ

岩黒島は、島の中央やや西寄りに島の最高部があり、そこから東側へ続くなだらかな傾斜地に集落が広がっている。最高部と言っても26m程度なので、全体的に平たい島である。

降り立った場所は島の南西側、ここから尾根伝いに島を北上して集落へと続く道が伸びている。
さっそく散策開始。

道の片側には畑が作られて、思ったよりも開けている ...

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2014/01/04

長かった今回の旅も今日が最終日。というか、延長戦1日目である。
前のエントリに書いたとおり、2日目に行けなかった瀬戸大橋の橋脚の島の散策を、急遽今日やることにしたのだ。

この島めぐりの構想は、2011年の年越し旅行の記事をまとめている時に、与島パーキングエリアから島内を散策することが出来ることを知ったのがきっかけだった。更に深堀りして調べ ...

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途中、通りかかった児島の町はジーンズの町として有名である。ジーンズ作りの体験が出来る店などもあるようだが、ちゃんと調べてこなかったので場所等分からず、結局素通り。

玉野は下津井の隣町なので、移動にさほど時間はかからなかった。
玉野にもかつて市電が走っていて、市電廃止後に高松の琴電へ渡った車両が引退後に里帰りし、当地に保存されているという情報を受けての訪問である。

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鞆の浦の散策を終え、午後は半日かけて岡山の鉄道散策をするつもりだ。
これまで岡山界隈は、気になる路線がいくつかあったものの、なかなか訪ねる機会に恵まれなかったエリアである。今日はそんな岡山の鉄路を訪ね歩くまたとないチャンス。
全く興味のないカミさんに頼みこんで、時間を作らせてもらった。

と言ってもJR線などの主要な路線は過去の旅行でもある程度カバーできているので、 ...

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「へぇ、そうなんですかぁ!」

女将の発言をからかうようにわざとらしい口調でそう言いながら、おじさんが店に入ってきた。
その声のする方を向くと、次の瞬間おじさんは我々の方を向いて、

「あなたたちはどこから?」

と唐突に質問を投げられる。ちょっと面食らいつつ「と、東京からです」と答えると、

「そうですか。私も町田に居

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2014/01/03

今日は鞆の浦を散策した後、岡山の保存鉄道を求めてさまよう予定だ。
朝食を済ませて、まずは鞆の浦へ向けて出発。
あ、朝食も道の駅も写真撮ってない。。。

道の駅から鞆の浦までは海沿いの県道を走るとすぐ。
鞆の浦というと、港の常夜燈、古い町並み、仙酔島、崖の上のポニョ、架橋問題などがイメージされるものの、イメージばかりで知識らし ...

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その温泉は、その名にも冠されている新勝寺というお寺を中心とした「みろくの里」という複合アミューズメントパークの一画にある温泉だ。

ナビの案内に従いひと気のない森の中を抜けていくと、突然視界が明るくなる。そこがみろくの里だ。
みろくの里には遊園地もあり、その遊園地の脇に昭和の湯がある。

明るかったのはライトアップを施していたからだ。

建物入口の前には ...

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千光寺道を麓まで降り、線路と国道を渡るとすぐに市街地の真ん中を貫く中央商店街がある。
ここもまた昭和レトロな建物が多く、見どころの多い商店街だ。

松の内なので開いている店もほとんどなく、人の姿もまばらだが、平時は結構活気がありそうな商店街である。

そんななか、商店街に入ってすぐ尾道ええもんやという土産物屋が開い ...

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相変わらず参拝の列は途切れることなく続いていて、やっぱりここでのお参りは叶わなさそうだ。
参拝客はお参りを済ませたらこちら側に出てくる順路になっている。本堂は懸造りのようになっているので、その下の通路を通って参道側に戻るようになっていた。

ここをくぐると一周である。岩の周囲をぐるっと回ってきたが、ここまで例の岩への入口が見 ...

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今回歩いたルートのGPSログ

「坂の街」を謳うくらいなので、散策がアップダウン地獄になることも覚悟して臨んだが、ここまでは斜面を平行移動するようなルートだったので快調に歩けている。

が、この先で千光寺新道と呼ばれる道に突き当たり、そこから先は山の上にある千光寺に向かう道になるので、いよいよ上り坂だ。

千光寺新道を曲がってほどなく、なんともいえない

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というわけで、忠海から走ることおよそ1時間で尾道に到着。車を置いて尾道駅前にやってきた。
時間は14時をちょっと回ったところ。

散策開始の時間としてはやや遅いきらいもあるが、尾道の街の夜景を見たいので日のあるうちに寺町を散策して、日が暮れるころに千光寺に登って夜景が見る、的なプランを立てた。

尾道は過去に3回ほど来たことがある(2000年、2006年、20 ...

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山へと続く遊歩道は、階段で山頂まで一気に上れるようになっている。それほど標高も高くないので、休み休み登っても10分くらいで頂上に到達。

山頂には、忠海の港を出たときから島のてっぺんに大きくそそり立っていた例の鉄塔がある。
ほぼ真下から見上げると、その高さに圧倒される。

鉄塔を走る電線は対岸の忠海から3キ ...

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ここは弾薬庫の跡である。発電所同様、築堤され海側から見えない場所にある。

屋根が抜けているのは、万一爆発したときに爆風を上方へと逃がすために、敢えて簡素な屋根を載せていたので、長い年月で落ちてしまったからだそうだ。

ここは建物内に入ることが出来たので立ち入ってみる。倉庫なので建物内の造作は何もないが、屋根が落ちたせいで雑草がまばらに伸びている。なんとなくじめじめとした ...

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2014/01/02

前回までの予告通り、今日はまず大久野島へ渡る。散策が終わったら尾道の街に移動し、寺町の散策をしようと思っている。

トイレの帰りに道の駅のロビーに立ち寄ったら、この周辺に古い町並みが残るエリアがあって、町並み保存地区に指定されているそうだ。
面白そうなので、朝食後に食後の腹ごなしを兼ねて少しだけブラぶらついてみた。

その街並みに ...